山崎町の戸倉山(宍粟50名山の篠ノ丸山)には最近では2023/03/02に篠ノ丸城跡から登っていますが、今回は歩く距離を縮めて下牧谷から歩きました。下牧谷に大倭物代主神社があります。この神社の随神門は神社から道路と駐車場を隔てたところにあって、随神門の前の道は舗装されていません。この道を南に歩くと溜池があります。ここで扉を開けて、溜池の南東側を歩くと道があります。地形図の破線道のようで、倒木もありますが溜池の奥に続いています。山のほうへは、地形図通りに上がっていく踏み跡があって、これを登りました。荒れた若い植林という感じですが、歩きにくくはありません。斜面にえぐられた溝があって、これに沿って登りました。よく見ると切った木をたくさん積んでありましたが、かなり昔のものに見えました。徐々に荒れ方がひどくなって溝もなくなりましたが、大きな問題はなく2023/03/02に通った稜線まで上がれました。
稜線を西向きに歩くとすぐに兵庫県の2級基準点のある場所に出ました。木の背が低ければ南に展望のありそうな場所です。ここからも歩きやすい道が続きました。380m地点を過ぎると宍粟市らしいきれいな植林になりましたが、472mピークの手前から少し藪がありました。棘のある枝に気をつけてここを抜けると、また道があり、472mピークには岩もありますが、問題なく歩けて、最後に植林の急斜面を登ると「戸倉山」という札が掛かっていました。山頂を示す札としては場所が変ですが、この一帯を戸倉山と呼ぶのかも知れません。ここには道標もあって、山頂へは200mとなっています。この200mが例によって大問題で、倒木とその周りの大きな草や灌木で道がよくわかりません。果敢にここを突破すると、上牧谷三等三角点(511.98m)に着きました。この山頂付近は少し開けています(写真)。
問題は下山で、2023/03/02には西に歩いて大倒木地帯で苦労しました。そこで北を降りてみようと思いました。地形図を見ると等高線の間隔はあまり狭くなく、支尾根っぽいところもあります。なんとなく地形図の神社マーク(住吉神社)を目標に降りてみましたが、広い斜面で方向が定まりません。倒木が多く、藪を避けていると西寄りの谷を降りることになりました。最初の目標の支尾根は藪で近寄れません。倒木だらけの急斜面の谷を、降りやすい所を探して降りていきました。しばらく降りると倒木が減って植林らしくなりましたが、そのまま谷を降りるのは危なそうだったので、西にトラバースして別の支尾根に行きました。ここにも倒木は多かったのですが、藪ではなく、しかも地面には登ってきた尾根にあったような溝がありました。これは作業道の可能性が高いので、この支尾根を倒木を避けながら降りました。なんとか標高差100mくらいを降りて標高300m付近まで来ると藪になりました。倒木は相変わらずあるので突破は難しく、東に降りていくと谷がありました。地形図ではわからないのですが、狭くて両側が急斜面の谷です。一度東側に渡ったものの、こちらも倒木が多くて降りにくく、結局西側の斜面を登って前の支尾根を降りました。今度は倒木も少なく、そのまま降りていって2023/03/02に通った湯塚池に着きました。堰堤の真ん中の階段を降りて、住吉神社にお参りに行きました。この神社は大倭物代主神社の御旅所だったそうで、縁のある2つの神社にお参りできました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「山崎」です。

