2025年7月16日水曜日

南から登山道で登る船木山

 


美作市の東粟倉村から北の県境の山々へは、後山キャンプ場からの登山道が整備されています。東粟倉村はなんとなく姫路からアクセスが悪いという印象で、あまり行ったことがなかったのですが、たまには登山道を歩こうと思って行ってみました。


後山キャンプ場から少し戻ると登山口があります。メインは後山のようですが、船木山だって標高は10mしか違いません。よく整備された登山道で、谷を登っていきます。岩場が多く、登山の雰囲気が味わえます。道ははっきりしていますが、ぼんやりと歩いていると時々見失うことがありました。冷静に周囲を見渡せば登山道が必ずありました。渓流がきれいで気持ちがよいのですが、雨の後で岩が濡れていて滑りそうでした。特に渓流を渡る所が2箇所あり、足を濡らさずに渡るのに気を使いました。谷の奥からは少し鎖のあるところをトラバースすると、自然林の気持ち良い道になりました。さらに少し登ると平坦になって、最後は北にまっすぐ延びる木の階段になりました。これを根気よく歩くと県境の尾根に出て、切り開かれたチシマザサの間をちょっと東に行くと、船木山の頂上でした。


この日は雲で視界が悪く、風も強かったので後山には行かずに下山することにしました。船木山から西に少し行って、尾根が南北に分かれるところで南側の尾根に向かいました。チシマザサの藪を恐れていたのですが、チシマザサはすぐになくなり、植林に出ました。ここからはあまり急勾配はなく、楽に歩ける尾根でした。大きな岩があっても簡単に巻いて降りられました。途中で出会った生き物もマムシくらいです。ただし一番勾配の小さそうな尾根に向かうために、方向は間違えないように降りなければなりません。中筋四等三角点(1016.57m)まで来て、さらに南西に尾根を降りて、標高950m付近からはやや急斜面になりました。少し藪っぽくもなりましたが、本格的な藪はありません。ここを過ぎると林の中に金属の柱を見つけました(写真)。何も繋がっておらず、高さも周囲の木に負けているので、なんのためのものなのか謎でした。近くに金属の脚立が倒れており、そんなに古いものとも思えません。ここからも尾根を降り続け、林道竹の頭線に降りました。林道を歩いてキャンプ場に戻りました。


展望 ★★☆ 晴れていれば良いはず

藪山度 ★☆☆

地形図は「西河内」です。



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