2017年4月22日土曜日

丹波市青垣町の下り松三角点から段ケ谷三角点

先週行ったばかりの丹波市青垣町の段ケ谷三角点ですが、気分良く歩けたので、もう一度行ってみました。ただし今回は登りの尾根を変えて、青垣町惣持と小稗の間の尾根から登りました。この尾根の南東の先は大幅に削り取られて崖になっていますが、その西の谷には「コバサマ」と書かれた札が立っており、その奥には道があります。谷沿いに入っていくと害獣避けの扉があり、その奥の谷は以前には耕作地として使われていたようです。谷を登り詰めるのは無理そうだったので、東の植林を作業道の名残を使って斜めに登って尾根に上がりました。西に歩いて主尾根に出ると、下り松三等三角点(324.21m)がありました。

このあとはずっと緩い勾配の尾根歩きです。ほとんどが植林で、下草はありませんから、気持ち良く歩けました。とは言え標高差300mほどを登りますので、登山には違いありません。511m地点から先は急勾配になりました。地中にケーブルが埋まっていたので共同アンテナがあるものと思いましたが、撤去されたのか見当たりませんでした。そして気持の良い640m+地点に出ました。先週とさほど違っているわけはありません。西側の谷は木も草もほとんど生えていないのが不思議です(写真)。

ここからの尾根は先週歩いており、紅白の大河内線六一鉄塔から段ケ谷三等三角点(722.32m)、それからも気持ちの良い尾根が続きました。先週は740m+ピークから南に尾根を降りましたが、今回はもっと先の814mピーク(「仏岩」というプレートあり)まで行きました。この付近はススキが多く、大稗から粟鹿山に登ったときにもススキの中を歩きました。時間的のは粟鹿山まで行けそうでしたが、行ってもたいして楽しくはないことは分かっていたので、下山することにしました。

南の尾根への下りは急斜面で、ネットが邪魔でしたが、問題なく降りられました。その後は長い尾根歩きです。先週この尾根を東の尾根から見た時には樹海のようだと思ったくらいで、この尾根の東側は密度の高い植林です。しかし西側は雑木林なので、尾根は明るく、ここも気持ちの良い場所でした。突然藪っぽくなったと思ったら、大河内線五七鉄塔でした。地形図には大稗に降りる道がありますが、これは地形図通りではなく、大稗の北にある南西に伸びた尾根の方向に行っているようでした。そして347mピークを過ぎて、やや藪っぽくなった尾根の先に出ると、いきなり崖の上に出ました。ここも尾根先は大きく削られています。結局東側に降りましたが、ネットがあって北に戻る羽目になりました。早めに植林を東に降りるのが正解だったと思います。

4時間ほどの、気持の良い山歩きでした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「矢名瀬」です。

2017年4月15日土曜日

丹波市青垣町の段ケ谷三角点

大名草の北側の、粟鹿山に連なる尾根を歩きました。登り口は青垣町惣持です。長い階段を登ると胸腹神社があります。胸と腹の病気にご利益があるのだろうと想像します。本殿は小さいのですが、石段は立派でした。神社の裏手から尾根を登り始めました。やや急な登りで、ネットが邪魔です。ネットの北側は植林ですが、最初は若い木で、足元も良くありません。共同アンテナの墓場を過ぎて登っていくと、植林も立派な木になってきて、40分ほどで主尾根に着きました。主尾根は植林もありますが自然林の所もあります。どちらも非常に歩き易く、広々した気分の良い場所もあって、この後下山を始めるまで気分良く歩けました。枝の間から時々展望もあります。ただし620mピークへ登る手前は非常に急斜面で、真っすぐは登れず東に斜めに登りました。作業道の名残があったので登れましたが、なかったら大変だったでしょう。640m+の尾根の分岐は広くて気持の良い場所でした。そして下って登ると、紅白の大河内線六一鉄塔に出ました。そして、すぐ上に段ケ谷三等三角点(722.32m)がありました(写真)。写真で枝に付けられている赤いものは大柿さんの赤札ですが、ほとんど読めません。巡視路を示す「火の用心」が立っているのですが、この付近のものはどれも向きが微妙で迷いそうです。

この先はどこから下山するか悩みました。主尾根が歩きやすいので、なるべくたくさん歩きたくて、708m地点からは降りずに先に進みました。その先は北側に谷がありますが、ここは伐採されたのか木が無いので広々と言うか殺風景です。そしてその先の740m+ピークから南に尾根を降りました。この付近まで来ると、粟鹿山は目の前という感じです。この尾根は地形図で見ても非常に急峻ですが、破線道が描かれています。実際には道はありませんが、降りられないほど急峻ではありません。ネットが邪魔ですが、下草は一切ありません。途中で破線道が東に分かれている付近は東側が植林となりましたが、真っ直ぐに尾根を降りました。大河内線五八鉄塔まで降りると、そこからは巡視路で下山しました。この谷は今は植林ですが、以前は段々畑だったようで、石積みがたくさんありました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「矢名瀬」です。

2017年4月1日土曜日

県境のクロイシ山から親不知

県境というのは、兵庫県と京都府の境です。福知山市と丹波市の境となります。2016/09/01に氷上町鴨内からクロイシ山まで登ってきましたが、その時に親不知への道標があり、行ってみる気になりました。親不知へは福知山市の市島町から登るのが近そうですが、姫路からだと氷上町の方が近いので、氷上町から青垣町東芦田を通って穴裏峠を抜けて豊富用水池に出ました。池の周りの山はどれも急斜面ですが、登りやすそうな所を探して南西の尾根に登りました。最初の急斜面の後も急勾配が続きますが、植林なので登り易く、そのうちに主尾根に着きました。主尾根に出ると「分水界の径」(どうしても「分水界の怪」と読めてしまう)の道標がありました。ここは県境であるとともに日本分水嶺でもあります。さすがに整備されており、快適に歩けました。510mピークから南に降りる急斜面は、道標が無いのでちょっと不安でした。しかし問題なく歩けて、クロイシ山に着きました。曼田良四等三角点(555.82m)があります。どうしてマンダラなのか、気になるところです。

クロイシ山からは親不知へ縦走です。ちょっと斜面を下ると市島町方面が見えてきて、「親不知山頂へ約3.5Km」という標識が倒れていました。じっさい親不知までは1時間強かかりました。気持ちの良い植林が続き、自然林も落ち葉が気持ち良く、天気も良かったので最高の山歩きでした。ただし松茸山だそうで秋は立入禁止となっていました。アップダウンがあるので、それなりに疲れますが、0.5kmごとくらいに道標があって、残りの距離を教えてくれます。そして親不知に着きました。ベンチがいくつかあり、東側の展望があります。福知山はすぐそこという感じです。親不知三等三角点(604.48m)の標石は北側が欠けていました。

下山はまず親不知から北に降りて、市寺への標識を辿りました。整備された道で570m+ピークまで上がり、ここからは西に平らな尾根を歩きました。ここは感じの良い所です。その先からは南西の尾根で下山しました。途中は自然林が多く、倒木もあって通りにくい場所もありましたが、シダ藪などはなく、長い尾根ですがほぼ問題なく降りられました。問題は尾根先のダムの所で、尾根を真っ直ぐ先まで歩いてしまったので、崖のような場所に出てしまいました。なんとか降りやすいところを探して降りましたが、正解は貯水池側に降りることだったようです。堰堤には扉がありますが、害獣避けのものなので開けられます。

一周して4時間程度。気持ちのよい山歩きでした。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「黒井」です。