2023年4月30日日曜日

神河町新田の焼山谷三角点

 


この三角点には2012/08/18と2013/08/31に登りましたが、今回は南から尾根で行ってみました。登り口は新田にある林道の入口です。すぐに扉があって伐採作業中となっていました。何年前のことかと思いきや、少し登ると木材が山のように積み上げられており、道も泥だらけでした。ここを抜けると幸いにも伐採作業は別の新しい林道の方向で、古い平穏な林道を歩けました。ほぼ地形図通りですが、徐々に植林の中の水平道になりました。地形図で林道が西に曲がるところは道がうまく見つけられずに、そのまま北に水平に歩いて行きました。最後は林道が終わりましたが、さらに杣道があって植林の尾根を登れました。ネットの入り口があったのですがそちらには行かず、別の道で登って稜線に出ました。ちょうど747mピークから鞍部を挟んだ東側で、周囲はきれいな植林です。ここからは2013/08/31の逆コースとなります。


稜線にはさっき入らなかったネットが張られています。藪っぽい770m+ピークでいったんネットは南に行き、北東に歩いてから東に急斜面を降り、次の710m+ピーク付近から再びネットがあり南側が伐採地になりました。次の700m+小ピークの手前の鞍部で林道が尾根を横切っていました。この先でまたネットは無くなりますが、762mピークへの登りは大きな岩があり、西側に巻きました。踏み跡があるので大きな問題なく登れました。このあと、いくつかアップダウンがあってから、焼山谷三等三角点(806.49m)に着きました。周囲はアシビと低い松です。(写真)


下山は2012/08/18の逆コースで、東に降りて、わりと自然に南に曲がりました。道があるのでまっすぐに降りていくと、青いネットに突き当たりました。その先は広大な伐採地でした。このネットにはほとんど出入り口がなさそうだったので、ネット沿いに尾根を降りました。しかしネットの内側の道が尾根の上に来ると歩く場所がなくなり、伐採木が積んである所でネットを越えました。ここは危険でした。ネットの内側の道は積み出し用で広いのですがどちらが下山かわからず、いった西に行ってしまい、降りられないのを確認してから南東に降りました。谷沿いの急斜面を折り返すと地形図にもある大きな岩があり、谷を渡って西側斜面を降りて道路に出ました。


下山は伐採地を避けるのが正解でしょう。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「大名草」「但馬新井」です。



2023年4月28日金曜日

冨土野からタクミ谷越再び

 


2022/07/28に冨土野からタクミ谷越へ歩いたときに、このタクミ谷越に繋がる谷が気になりました。冨土野の北の谷からこの峠に向かう谷がありますが、地形図では谷の入口に実線道があり、それがいちど消えて、その先に破線道があってタクミ谷越を横切って公文川へとつながっています。この谷を遡ってみました。最初は林道があります。斜面には伐採地もあります。林道が谷川を渡る部分の橋は残っていませんが、丸太橋があります。丸太といっても一本ではなく、三本束ねてあるので安心です。徐々に道は荒れてきて歩きにくくなりますが、消えることはありません。地形図では谷の北側に破線道がありますが、それは見当たらず、林道は南側です。新緑の美しいきれいな渓流ですが、最後には林道は終わってしまいました。この先の谷は北にちょっと折れて滝になっており(写真)、その先に行くには急斜面を横切らねばなりません。危険ですしその先も狭い谷のようなので、この地点から稜線に上がることにしました。滑りやすい斜面を少し登り、岩場に取り付いてそれを越えて、アシビに掴まって登りました。というか、アシビの藪です。急斜面なのでかなりて手こずりました。少し登ると植林になりましたが、それでもアシビが茂っており、標高差150mほど登ってやっと下草のない植林になりました。ここからひたすら斜面を標高差200mほど登って、主尾根の845mピークに着きました。ここは2022/07/28に通っています。同じように新緑を見ながら西に向かい、851mピークを過ぎて北に方向を変えて、地形図で破線道が通っている付近を過ぎ(道はない)、坂を登ってもう一度降りると西側に林道が見えて、ここがタクミ谷越かという植林に着きました。


2022/07/28と同様に長い登りを経て810mピークに上がり、次の820m+ピークから2022/07/28には東へ下山しましたが、今回はさらに2011/05/05と逆コースで北西に向かいました。周囲は植林が多いのですが、844mピークから北に下っていくと藪が増えてきました。周囲の斜面は植林が多そうですが尾根の上は藪っぽく、877mピーク、872mピークとアップダウンがあり、896mピークから東の尾根に降りました。ここは植林で、北東の谷にある実線道に降りようと思って尾根を選んで降りていきました。最初に東側から林道が尾根に来ていましたが、下ってきて尾根で終点になっていて、下山に使えるものなのかわかりません。この下で出会った林道も同様でしたが、結局左右から来た林道が尾根の上で合流し、尾根沿いに降りるようになったので、この林道を降りました。林道を下っていくと下に広い伐採地が見えてきましたが、林道は登っていくので、また植林を降りることにしました。途中で何度か林道を横切りつつ植林を降りましたが、最後は急斜面の若い植林になり、荒れ気味で降りにくくなりました。降りてきた所は谷でぬかるみが多く、なんとか谷を渡って対岸の林道に上がりました。この方向に降りたのは失敗でしたが、周囲にはネットもあるので方向を決めづらく、林道を試行錯誤しながら降りるのが正解だったかもしれません。降りてきた地点は、銅山の登山口でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「大屋市場」「戸倉峠」です。



2023年4月24日月曜日

中田路から登ったトンガリ山(生野槍)

 


2013/06/22にも同じようなコースで朝来市のトンガリ山に登っていますが、今回は尾根の選択を変えてみました。登り口は中田路の同じ谷なのですが、今回は南向きに登りました。ここは非常に急な斜面で、普通なら登りにくいのですが、中央に張られたネットの残骸があったので、それをロープ代わりにして登りました。木とロープに掴まり、這いつくばって標高差100mほど登ると、だいぶ楽になりました。しかしまだまだ登りが続き、少し平らになってもすぐに急斜面で、なかなかお気楽な山歩きにはなりません。ただし、ひどい藪はありません。なだらかな573mピークは植林で、少し下るとまだまだ長い登り斜面が続きました。たまにツヅジが咲いているのが救いでした。徐々に標高が上がり、750mを過ぎると藪っぽくなりましたが、アシビを避ければ通れました。そして急斜面を一気に登ると、2013/06/22に北から登ってきた尾根に出ました。この合流点は尖ったピークですが、道は登った反対側にあり、南側を下りなので登る必要はありません。南に道を歩くと、岩場になりますが、北に展望があるほか、シャクナゲが咲いていました(写真)。この高度ですから、例年よりもひと月早いと思います。そのまま南に登って行き、最後は道から外れて急斜面を登りました。ここも岩場があって、ようやくトンガリ山の山頂に出ました。プレートに「トンガリ山 生野槍 981.4m」と書いてありました。辻ケ淵三等三角点(981.43m)があります。展望もあります。


下山はまず南東に尾根を歩きました。ここは2010/11/06や2020/10/11にも歩いているお馴染みの尾根です。マーキングがしっかりしていますし、藪はありません。2013/06/22には途中の910m+ピークから北に降りましたが、今回はさらに南東に尾根を歩き、891mピークを過ぎ、最近では2022/12/15に来ているアセビの藪の910m+ピークから北東に降りました。急斜面もあり、ネットもあります。植林を過ぎて堤西四等三角点(692.07m)に着くと、その北を少し下った所で崖になり、三角点まで戻って東に巻きました。10mを超すような崖なので、地形図に反映されていないのが不思議です。この先は尾根の分岐が多く、方角に気をつけて降りました。ネットの張られている所が多くありました。新緑の自然林と手入れの悪い植林の対比が印象的でした。592m地点を過ぎて、北東の558mピークは長く歩いてきた後だったので疲れました。592m付近から西寄りに谷に降りることもできたと思いますが、とりあえず最後まで尾根を歩きました。尾根の先に近づくと西側斜面に道があり、降りられそうだと思って降りていきました。しかしこの付近はしっかりした金網があって出られません。結局尾根の先と金網の間をぐるっと回って、東寄りの田路川の土手まで行って、やっと出入り口を見つけました。尾根から道を使わずまっすぐ北に田路川へ降りるべきでした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「但馬新井」です。



2023年4月22日土曜日

建屋川最上流を一周

 


2023/4/16に大路山から西の朝来市と養父市の境界の尾根を歩きましたが、今回は同じ尾根に西の建屋川から登ってみました。谷倉神社の北の尾根から登りましたが、ここは2013/11/09に苦労して降りてきた谷なので、すぐに北の植林を登りました。急斜面を少し登って支尾根に出ると少し楽になりました。気持ちよく歩ける尾根ですが、標高550m付近はまた急斜面で、これを過ぎると市境の稜線に出ました。北に歩いて651mピークを過ぎ、降りてから登り返すと2023/4/16に大路山から来た650m+ピークに着きました。前回と同じように北に降りて、市境を歩き、お地蔵さんのある峠から女講中の道標に来て、ここから植林をまっすぐ北に登りました。ここからは2015/10/10に歩いた尾根で、道があります。600m+の小ピークの付近には、南の谷に降りる林道がありました。この先は道が西に行っていてややこしかったのですが、とにかく尾根を歩いて地籍図根三角点のある694mピークに着きました。


ここからは金網のある尾根を南に歩きました。ときどき藪っぽい所がありますが、アシビが邪魔なだけです。尾根の中央の金網が邪魔な所もありましたが、大きな問題はありません。706mピークには2021/6/27に来ています。ここからやや複雑に南の尾根に降りて、植林を歩いて640m+ピークに着きました。ここから南東に降りるところは下の尾根が見えず苦労しましたが、無事に金属プレートの唐川四等三角点(612.22m)に着きました(写真)。付近には共同アンテナの残骸もありました。さらに東に下山を続け、南の尾根に向かいました。金網やらアシビやらで少し手間取りましたが、西側が植林になり、害獣避けの電気柵がありました。ここで植林に降りたほうがよかったのかも知れませんが、そのまま南に歩いてアシビの藪を抜けると、砂地の急斜面になりました。下には民家があるのでそれを避けるために北方向に降りました。大路橋という橋のところに降りてきました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「但馬竹田」です。



2023年4月20日木曜日

杉山から山上庭園

 


朝来市と宍粟市の境界にある山上庭園は、標高1000m超えの気持ちの良い場所です。これまでは笠杉山や段ヶ峰への通り道として歩いていましたが、杉山に行ったことはあるが登ったことがないのに気がついて、杉山経由で行ってみました。まず千町から幹線林道千町線で杉山の方に行ったのですが、これは昭和23年の古い林道で、細くてすれ違いも難しそうでした。恐る恐る谷を走って、谷の奥に車をとめました。そしてさらに谷の奥に林道を登っていきましたが、登ると新しくて立派な広域基幹林道千町段ヶ峰線に出ました。この林道から杉山に登ろうと思って、尾根の先まで行きましたが法面が高すぎたので、少し戻って谷のところで法面が切れているのを見つけて、そこから急斜面を登りました。最初は木に掴まらなければ登れない斜面でしたが、徐々に緩くなって、標高980m付近の尾根に上がると気持ちの良い山歩きになりました。しかし徐々にアシビが増えてきて、アシビの藪を抜ける必要がありましたが、杉山の山頂付近は木がありません。宍粟50名山のプレートが立っています。


杉山からは北に歩いて、まだ芽が出ている程度の美しい林を抜けて市境に出ると山上庭園に入ります。付近の山々や、遠く播但線方面が見渡せます。山上庭園ではアシビが花をつけており(写真)、葉のない裸のコナラなどもきれいでした。笠杉山方面にすこし降りると道標があって、岩塊流経由の下山道がありました。この道は階段が作られており、ロープが張られていて「貴重な資源を守るためロープ内へは入らないで下さい」と書いてあります。確かに岩がありますが、正直言って上の方では岩はパラパラで、いちばん岩塊流らしいのはクジラ岩より下の、展望台のある付近です。降りてきたところは「杉山どうどう橋登山口」だそうで、千町段ヶ峰線に出ました。バイオトイレがあります。あまりに歩き足りなかったので林道ではなく山を通って出発点に戻りました。ここは2020/06/29の逆コースです。ちょっと歩くとバイオトイレのところから良い道が上がってきて広場で終わっていますが、意図がわかりません。このコースは登山道なので階段や説明板もあり、気持ちよく歩けます。970mピークからはコースを外れて南の尾根に行き、さらに950m+から東に尾根を降りました。この先は徐々に急になりますが、危ないのは最後に林道に降りる所だけでした。車に戻って、帰りは千町段ヶ峰線で千町ヶ峰を巻いて草木川に戻りました。この道のほうが千町線よりもずっと楽でした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「神子畑」です。



2023年4月16日日曜日

三波から登る大路山

 


竹田城の西にある朝来の大路山には2013/11/02に登っています。今回は北の和田山町三波(さんなみ)から登ってみました。三波の集落の手前に三波城趾への看板があります。ここから山の方へ行ってみましたが、この後に城趾への道標は見つけられませんでした。山裾にはしっかりしたフェンスがあり、扉もあちこちあるので開けて入ることもできましたが、登山道を探しても結局見つからず、そのまま集落に入りました。そして、地形図にはありませんがGoogle Mapにある奥村神社に向かいました。フェンスの扉は問題なく開けられて、道を登っていくと奥村神社に着きました。登りたかった尾根は神社の西側なのですが、あいだには小さな川があり、その向こうの尾根は急斜面で登れそうもありません。結局神社の裏から雑木林を登りました。藪はなく、登るに支障はありません。途中で虎臥城大橋がよく見えました。急斜面ですが、じきに目的の尾根とも合流しました。ツツジの花もきれいで、神社から50分ほどで千眼寺三等三角点(603.14m)のある大路山の山頂に着きました。標石の四角は大きく欠けています。山名の札が掛かっていました。


山頂からは2013/11/02と同じく西に縦走しました。密集して生えていることはありませんが、ツツジの花があちこちで咲いていて、楽しめる山歩きでした。同じコバノミツバツツジでも、花の色の濃淡にはかなり違いがあることに気がつきました。アップダウンはありますが、最初の登りよりはずっと楽に歩けました。途中からはネットもあり、徐々に登っていって地籍図根三角点のある650m+ピークに着きました。この付近は地形がややこしくて迷いそうになりましたが、北に植林の急坂を降りました。ここからは朝来市と養父市の境界の尾根です。降りた530m-鞍部は西側に林道がありました。少し登ってから北に歩き、2015/10/10にも来たお地蔵様のある峠に出ました。ここは確かには道が横切っています。ここから北に上ると三角形の石があり、天保時代のものらしく、「右ふ。。」と書いてあるようでした。おもしろいのは「女講中」と書かれていることで、ひょっとすると荷物も背負って藤和に行く女性のための道なのかも知れません。確かに地形図の破線図のように北の562mピークには登らず、東寄りの斜面に道がありました。これを歩いていくと東向きの尾根に出たので、西に登って金属プレートの三波四等三角点(551.42m)に行ってきました。戻って2015/10/10の逆コースで東に尾根を縦走しました。藤和に行く道はどこかで北の谷に降りていったのかも知れませんが、尾根にも踏み跡が続いています。松が密集して通りにくかった場所を巻いて過ぎて、532m地点を通り、間違えやすい分岐に気をつけながら東に歩き、低い松の藪に埋もれかけている金属プレートの南山四等三角点(499.84m)に着きました。付近の斜面には植林もありますが、尾根の上は自然林です。この後も間違いやすい分岐に気をつけて北から東に歩きました。標高が下がるにつれて藪っぽくなりますが、歩きづらいというほどではありません。最後はとんがった322mピークに登ってから南に尾根を歩きました。真っ直ぐ歩くと人家に降りそうだったので東側の植林を降りました。降りるとフェンスがありましたが、扉がたくさんあるので出られました(固定されて開かない扉もありました)。あとは林道で三波の集落に降りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「但馬武田」です。



2023年4月8日土曜日

銀山湖から登る金香瀬山

 


生野の銀山の上にある金香瀬山には2009/06/28に南から登っていますが、今回は銀山湖から登ってみました。地形図で見ると銀山湖の南には一般車両通行止めの周回道路があります。生野ダムを渡って周回道路を歩きながら斜面を見上げて登れそうな所を探しました。最初の尾根の先には金属製の階段があり、上は植林なのでまずこの付近に降りることとして、さらに東に歩きました。断崖も多いのですが登れそうな所もたくさんあります。しばらく歩いて3つ目の尾根の先付近に山神神社があり、その先の谷の付近から登山を開始しました。地形図で見るより急な感じの尾根で、岩が多く、少し登ると岩と灌木で登りにくくなりました。しかし枝を避けながら登って標高550mを過ぎると、やっと楽に歩けるようになりました。ここからは急斜面もありますが植林も多く、楽しめる山歩きになりました。ただし展望はありません。登り続けるとまず700mピークに着きました。ここからは稜線歩きで、ほぼ植林でした。まず大下りしてまた急登し、植林を歩きました。谷にはミツマタの花が咲いていました。曲がった稜線を歩き、680m+に上がると伐採されていました。西に歩いて金香瀬山三等三角点(709.66m)のある金香瀬山の山頂に着きました。山頂の札は倒れていたので立てましたが、またすぐに倒れるでしょう。


下山は西に歩いて伐採地に出て、やや複雑な地形を北に降りました。ここは2009/06/28に間違えて降りた尾根ですが、これは今日最初に見て降りられそうだった尾根です。植林が終わると少し展望のある自然林になりますが、尾根が細くなってくるとこの自然林が藪に近づいてきます。岩もあります。そのうちにヒカゲツツジが増えてきて綺麗なのですが、尾根上の岩に大きな隙間のある、いわばキレット状の岩場に行き着いてしまいました。眼の前の大岩との間の隙間の下の方にはヒカゲツツジが咲いていました。両側はかなりの急斜面なので巻くのも難しく、無理をせずに引き返して谷を降りることにしました。東向きの尾根を降りて、岩で終点になったところから南の谷に向かって降りましたが、降りるに連れて谷が細くなり、両側とも急斜面になりました。南側斜面のほうがややなだらかだったので、そちらの斜面を斜めに降りていきました。地形図からは想像できない地形でした。ただ、この谷川は急斜面の岩の上を流れており、美しいものでした(写真)。最後は谷から周回道路に出ることができました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「但馬新井」です。



2023年4月4日火曜日

横行発電所から登る横行三角点

 


大屋川の側から日本の中央分水嶺にある横行三角点に登るルートです。同じ名前の三角点がすぐ東にもあり、2017/07/16には両方を通るルートを歩いています。今回は北の大屋川沿いにある横行発電所の近くから登りました。発電所から西に行くと、表は難しい字で読めないのですが、昭和26年に遭難された方の慰霊碑があり、その脇から関電の巡視路の黒いプラスチック階段が植林を登っています。非常に急な斜面ですが巡視路はしっかりと作られており、すぐに小ぶりの原横行線五八鉄塔に着きました。ここから見ると分水嶺までこの送電線の下はほぼ完全に伐採されています。鉄塔が低くて植林の背のほうが高くなってしまったものと思われます。この先も植林を登りました。急斜面ですが、植林なので木に掴まらなくても登れました。ちょっと登ると平坦地がありましたが、その先も急斜面です。周囲は自然林となり、広々した場所もあって、疲れますが登山としては楽しめます。683mピーク付近からは尾根が狭くなるので少し灌木が邪魔ですが、藪ではありません。分水嶺の稜線や残雪のある氷ノ山も見えました。いったん細い尾根に下ってから先の登りも急で、その先も急斜面ですが、この付近は植林なので滑ることはありません。802mピークを過ぎてもまだ登りで、やっと830m+ピークに着きました。広々した自然林です。ここには2017/07/16に栗ノ下から登ってきました。西に尾根を降りましたが、ここは北側が植林、南側が自然林の広い尾根で、日の当たる南側を歩いていましたが、標高850m付近は植林を通らないと登れませんでした。そして2021/11/13に通った分水嶺に出ると両側とも植林になりました。また少し斜面を登ると、横行三等三角点(940.12m)に着きました。なんども来ていますが、広い切り開きで日当たりの良い所です。


下山は横行三角点から真北に降りることにしました。ここは急斜面ですが植林なので降りられます。この先もずっと植林で、時々急斜面になりますが、楽な斜面を探して降りました。徐々に東寄りに降りて、地形図の破線道を探したのですが見つからず、植林の下は谷なので、谷に降りないように北に降りていきました。するとこの付近は耕作地だったらしく、整地されていました。いまは植林されていますが、高さ3mから5m程度の段差で平坦地が作られていました。何段か降りてから西に破線道を探しに行ったのですが結局見つからず、むしろ行き過ぎて西の谷に接近してしまいました。谷には降りられないので東に斜面をトラバースしましたが、この付近の地形はかんな流しの跡に似ていました。小さな凸凹がたくさんあり、当然急斜面だらけでした(写真)。いつまでも盛り上がった所を歩いていると降りられなくなってしまいます。早めにくぼんだ所に降りるのが得策でした。それでも段になった耕作地は降りにくく、特に石垣があると端まで行かねばなりません。時間をかけて降りていくと、最後は両側からの谷が合流している地点に急斜面で降り、岩を伝って谷を渡って谷の西側の道に出ました。この付近も東側には石垣がありました。谷沿いの道は斜面がミツマタの花で埋まっていたり大岩があったりで、楽しい道でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「戸倉峠」です。



2023年4月2日日曜日

高照峰ちょい登り

 


美作市大原の高照峰には2016/05/03に登っていますが、2022/10/15に北から星祭山に登った時に新しい林道がありそうだったので、山頂近くから登っていました。出発点は2022/10/15に行った、Google Mapにも載っている高照峰登山口駐車場です。ここに「ふるさとの山、山道等を整備する会」の立て札があり、「高照峰登山道利用の皆様へ この道は間伐作業道として整備されたもので、山頂まで整備できていますが、大半の区間で車同士がすれ違いできるほどの幅員は確保されてはおりません。」と書いてあります。つまり、山頂まで林道で登れるということです。とは言え見上げると凄い急斜面の道で、林道はやめて植林を登ることにしました。林道の西側の植林は木の密度が高い感じはしますが、登るには急斜面だという以外には問題はありません。まっすぐに登っていくと、たまに林道が東から割り込んできますが、無視して登りました。山頂近くになるとロープが張ってありますが、登山を意識したものではないようでした。以前は笹の生えていた山頂はきれいになっており、簡易トイレもありました。自然林が綺麗です。高照峰二等三角点(655.03m)があり、大原方面の展望もあります。林道も確かに山頂まで続いていました。(写真)


山頂からは2016/05/03と同じく北に歩きました。林道が尾根を回っていましたが、それを過ぎると多少倒木はあるものの気持ち良く歩けました。北側に林道があり、そのまま西に尾根を曲がってジグザグしなが歩き、急斜面を降りると林道がありました。ここも林道は無視して西の尾根に上がりました。そのまま尾根を歩き、563mピークを過ぎて南に向かいました。ここでも林道が横切っていましたが、無視してそのまま尾根を降りました。さらに林道が左右から来て尾根の上で一緒になって南に尾根を降りて行っていました。そのままこの林道を歩いて下山できるかと期待したら、尾根の上で終わっていました。ここからは舗装道路に降りるだけなのですが、東側はコンクリートの壁があって降りられないので、西の急斜面を降りました。林の中は良いのですが、道路に降りるところは降りられる道がなく、木に掴まって滑り降りました。あとは道路を歩いて戻りました。


最後の舗装道路の北側の法面はどこも非常に急なので、降りるには向いていません。ほとんどの谷には林道が降りてきていたので、林道で降りるのが正解と思います。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「古町」です。