2025年4月1日火曜日

鬼門大荒神から登る一宮の宮山

 


一宮町東市場の宮山(みやま)には2009/07/18に登りました。10数年経ってだいぶ変わっているかもと思って、今回は北寄りから登ってみました。鬼門大荒神という赤い鳥居の神社があります。背後の山の上の方は笹が生えていますが、フェンスがあって扉があります。ここから林に入って登山開始です。東市場生産森林組合所有地とのことなので気をつけて登りました。しかし最初は里山です。道のようなものがあるところではそれに従いましたが、それ以外は適当に登りました。たまに植林もありますが、ほとんどは自然林です。勾配はそんなに急ではありませんが、木に掴まれれば楽でした。たまに少し平坦になるので一息つきながら登り、1時間ほどすると岩が増えてきて、枝の間から展望もあって、1時間弱で宮山の山頂に着きました。東市場四等三角点(514.35m)があり、2009年にはなかった宍粟50名山の杭がありますが、それにも増して岡城跡という説明板がありました。山頂はあまり広くないので、大きな城ではなかったでしょう。


山頂から北東の尾根に向かいました。こちらも大きな岩がたくさんあります。城としては邪魔だったのではないでしょうか。歩くにはさほど邪魔ではありません。途中にひとつ堀切らしき場所がありました。たまに展望があり、藪はほとんどなく、下草は全く無いという歩きやすい尾根ですが、大岩を巻いたところもありました。510mピークを過ぎて急斜面を登り、さらに徐々に登っていくと倒木地帯もありました。倒木はあまり多くないので、跨いで行けました。その後も上りが続き、金属プレートの打呑口四等三角点(735.54m)に着きました。ほぼ落ち葉に隠れていました(写真)。


下山は尾根を少し西に戻り、北向きの尾根を降りました。こちらも藪や下草はないのですが、木が邪魔で見通しがきかず、迷いそうな所もありました。急斜面もあって木に掴まって降りましたが、落ち葉で滑りやすく、ジグザグに降りるように心掛けました。マーキングや人工物は皆無で、植林もありません。まさしく里山の雰囲気でした。最後は少し西に寄り過ぎましたが、東に戻って2010/12/12に通った道に出ました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「安積」です。



2025年3月30日日曜日

生野町川尻から登る川尻三角点

 


2013/04/13と2023/06/25に歩いている生野の西の山ですが、今回は南の川尻から登りました。生野から市川に沿って西に歩くと、川尻の集落の前に北に入る林道があります。これを使っても登れそうでしたが、とりあえずは川尻の集落まで歩いて山に向かう道に入りました。人家を抜けるとお寺(圓福寺)があり、その先に大歳神社があります。その先は昭和59年竣工の奥山川堰堤です。この先も道が続きますが、右手の植林が登りやすそうだったので、そちらに行きました。植林なので歩きやすく、どこでも歩けてしまいます。しばらく登ると赤い「火の用心」があり、西向きに「神社」登りは「No 15」です。ということは、堰堤を越えて歩くと、巡視路の入口があったのかも知れません。さらに登って行きましたが、巡視路のようなものは特に無く、作業道を探しながら登りました。ずっと植林ですが、少し急斜面になると地面に落ちている枝が邪魔なこともありました。主尾根に近づくとまた「火の用心」があって、下が「神社」右が「No 16」となっています。右に行く道がありますが、まっすぐに尾根に上がろうとすると棘のある木が多い藪に阻まれました。とりあえず南に藪を抜けて、大河内線一五鉄塔に行きました。


この尾根には良い道があります。北に歩くと先ほど登ってきた藪には地籍図根三角点がありました。その先は真っ直ぐではなく、西側のミツマタの生えている方が巡視路です。この北は尾根から少し外れた所に鉄塔がたくさんありますが、それは2013/04/13の地図に描いてあります。整備されて巡視路で、黒いプラ階段もあります。ときどき西側の段ヶ峰方面の展望があり、しばらく歩くと、川尻三等三角点(678.79m)に着きました。前と変わらず背の高い枯れた笹に囲まれています。


三角点からまっすぐに東へ歩くと2023/06/25に登ってきたコースですが、今日は北に降りました。640m+ピークまで巡視路を歩き、東の尾根に向かいました。なんとなく道がありますが、標高600m付近で藪に消えてしまいました。ここは地形図ではわかりませんが深い谷です。谷底の小川は南に向かって流れていますが、それを渡って植林の斜面を登りました。この先もわかりにくい地形で、何度もGPSを確認しました。600m+ピークから急斜面の植林を降り、東の尾根に曲がりましたが、この先も単に尾根を辿って降りると間違った方向に行ってしまうので、GPSを頼りに降りました。東向きの尾根を420mピークを目指して歩いていると、道がありました。道の脇には立像と坐像が並んで彫られている石仏があり、四国八十八ヶ所を巡れるようでした(写真)。かなり傷んでいるものや、部分的に修復されているものもありました。ありがたくこの道を歩かせて頂いて、延應寺に下山しました。56番付近から歩き始めましたが、途中で倒木があり、急な道を降りると76番があり、道はここで終わっていました。正しい道は倒木の先で、橋を2つ渡りました。86番から先は延應寺にありました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「生野」です。



2025年3月28日金曜日

新宮の東山公園から登る北山三角点

 


2025/02/14に、新宮の東山公園から南の山の曽我井城跡に行き、それから北に回って東山公園に戻りました。今回は北の方の山に登ろうと思い、まず前回に登れそうだと思った200m+の鞍部を目指しました。東山公園から北東に延びる谷を登りました。昨夜の雨のせいか、谷には激流が流れていました。遊歩道が終わっても道があり、踏み跡程度になってもピンクのマーキングがあるので、それに従って登りました。谷の上の方はかなり平坦で、水流を渡る所もありましたが、その付近では水量も少なく難なく渡れました。なんとなく道らしいものが現れて、小さな切通しになっているのが前回に通った200m+の鞍部でした。


この後しばらくは2025/02/14と同じコースを北に登りました。標高290m+から東に降りていき、鞍部を過ぎて登り返して主尾根に出ました。この付近も楽に歩ける自然林です。いったん主尾根を南に歩いて、北山三等三角点(396.06m)に着きました。冬は葉が落ちているので東西に展望があります(写真)。2009/09/21に来たときとはかなり雰囲気が違っていました。ここから2009/09/21同様に北に引き返し、やや急な斜面を下って行きました。260m+の鞍部に着くと龍野揖保線四四鉄塔がありました。この鞍部は地形図では破線道が横切っています。2009/09/21にはこれを苦戦しつつ東に降りました。2006/4/22には西に降りていますが、道が無かったようです。ということで、さらに北に歩きました。


急な坂を北に登ると道は二手に分かれて、西に向かう道もあります。赤い「火の用心」はありませんが、これは明らかに巡視路です。整備された道で、龍野揖保線四五鉄塔に着きました。この先を西に向かうとしばらくは巡視路がありますが、次の鉄塔は北の斜面にあるので、途中で北に降りていってしまいます。巡視路を降りるのが一番安全なのはわかっていたのですが、尾根を歩きたかったので西に向かい、さらに北向きの尾根に降りました。マーキングはありませんが、シダが生えていると踏み跡があるのがわかりました。しかしシダはなるべく避けて北側の斜面を歩きました。最後は地形図にある破線道を目指して降りましたが、どんどん急斜面になっていきました。この付近は地形図で見ても降りるべきでない急斜面になっています。木に掴まって降りましたが、岩もあり落ち葉も滑りやすく、大苦戦しました。目指す破線道の方に行くのも難しく、降りられそうな斜面を探すと北に降りてしまいました。最終的には降りられましたが、危険な斜面でした。降りるとフェンスがあり、その外は用水路ですが、地形図の破線道のところには橋が掛かっていて扉がありました。破線道そのものは、見あたりませんでした。つくづく、巡視路を降りるべきでした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆ 最後の斜面は危険

地形図は「龍野」「安志」です。



2025年3月22日土曜日

西から登る美作の男滝山


 兵庫県からちょっと西に出たところにある男滝山には2014/03/22に男滝から登っていますが、今回は西の柿ケ原から登りました。柿ケ原池の堤防のところから少し入ると北東に谷があり、ここを登りました。勾配の緩い谷で、少し倒木がある程度で問題なく登れました。最後はちょっと木に掴まって登ると、荒れ気味の里山という感じの尾根になりました。歩くには問題ありませんが、古い有刺鉄線があるのが気になりました。踏み跡が徐々にはっきりしてくると、ボロボロの波板で作られた小屋がありました。この付近の道ははっきりしており、地形図通りの部分もありますが、東に行くと下っていきそうだったので尾根を登りました。430m+で2014/03/22に歩いた道に出ました。次の440m+のピークへは真っすぐの急勾配の岩場を登りましたが、巻き道もあるようです。もう一度急勾配を登ると地形図の実線道に出ました。これは防火帯のような広い切り開きです。これを歩いた行くと男滝山に着きました。男滝三等三角点(446.13m)は林道が曲がる所にあります(写真)。


男滝山からはさらに2014/03/22の逆コースで南に歩きました。幅広い道です。何回か曲がったあとで「Energia No.50」の札から林道を外れて西に巡視路を歩きました。黒のプラ階段を登ると西播東岡山線五一鉄塔がありました。展望があります。さらに西に巡視路を降りると北向きの尾根に行ってしまったので、戻って南西の尾根を下りました。踏み跡がありますが、ときどき見失って彷徨いました。しかし鞍部に出ると簡易コンクリート舗装の道が横切っており、北に行くと地形図どおりに太い林道に出ました。ここからは林道を歩けばよかったのですが、藪っぽい斜面を登って400m+のピークを通り、北に降りました。結局林道と合流し、林道から少し北に上ると西播東岡山線五二鉄塔がありました。巡視路を歩いてくればよかったようです。


ここからも巡視路を53号鉄塔に向けて歩きました。いったん林道を横切り、さらに390m+を通り、次の鉄塔の手前で巡視路から北西に向かう道を下りました。こちらの尾根にも道がありますが、ときどき見失いました。410m+ピークは東を巻き、倒木が増えて藪っぽくなりながらも、なんとなく北に降りていきました。最後は段になった旧耕作地で、ぬかるみを避けながら降りていくと、八幡神社に出ました。


地形図で見ると人家から遠いエリアなのですが、林道がたくさんありました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「林野」です。



2025年3月20日木曜日

西脇市住吉町から登る中口山

 


中口山には2016/12/24に東の今田から登っていますが、今回は西側の畑谷川側、それもずっと南から登ってみました。畑谷川沿いに東に県道36号線を走ると、南側に水車の見える所があります。この付近から歩き始めました。山沿いの道を少し東に歩くと、何の表示もないのですが、山に向かう道があります。ここを入りドラム缶のある荒地を抜けて林に入ると、一合目の説明がありました。説明と言っても勝尾汁のことが縦一行に書いてある青い板です。こんな調子の説明板がずっとあって、これが登山道であることは間違いありません。トラロープがずっと張られていますが、落ち葉に隠れてロープを探す必要のあった所も何箇所かあります。いきなり「うえかどのお池」の説明板もあります。斜面にまっすぐに作られた登山道なので、かなりの急勾配です。木に掴まって登るような所もあり、どこに行くのかと思ったら岩の上に行者像がありました(写真)。これが行者山のようです。


行者山には西光寺山への道標があるので、それに従って登りました。これはわかりやすい道でしたが、稜線に合流したところをまっすぐ歩いたら西に行ってしまい、あわてて戻りました。ここは2012/08/22に歩いていますが、防火帯のような広い切り開きのある尾根です。奥多々良木線八〇鉄塔を過ぎて、幅の広い道をそのまま歩いていたら今田の方に下山しそうになり、ここも慌てて机坂峠に戻りました。東に斜面を登っていくと、机坂四等三角点(479.9m)に着きました。細い木に囲まれた、なんとなく寂しげな山頂です。


この先も稜線を北に歩きました。防火帯のように広い切り開きもありますが、ずっと続くわけではありません。尾根が東に曲がる付近の鞍部は伐採された木が転がっていて荒れていました。この付近は自然林を伐採したようなのですが、伐採した木がそのままで、目的がわかりません。474m地点を過ぎて、次に尾根が東に曲がる付近は北に展望がありました。東に斜面を登るとまた幅広い切り開きになりました。いったん450m-の鞍部を過ぎてから登り返し、540m+から南に歩いて、中口山に着きました。中口山三等三角点(555.7m)があります。


中口山から北へは、2016/12/24に歩いた稜線を歩きました。こちらは切り開きはなく、ときどき岩がありますが、少々藪っぽいものの歩きにくいという程ではありません。西に向かって畑谷川沿いが望めました。571mピークまで来て、北側に降りるのは難しそうだったので、そのまま真っ直ぐ北東に斜面を降りました。こちらも落ち葉が滑りやすくて、あまり降りやすい斜面ではなく、立木に掴まって降りました。最後は植林になり、県道36号線に降りられましたが、帰り道は峠まで登りでした。歩きながら見たところでは、濫觴公園に降りるのが正解だったようです。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「谷川」です。