2025年5月5日月曜日

清水から奥雄岳

 


4日前に加美区清水からマタニ山に登りましたが、今回はその時の下山コースから更に北の山に行きました。清水の集落から西に谷をまっすぐ歩き、奥山不動尊に行きました。ここには「いぼ薬師」も祀られています。そこから今回は東に林道を歩きました。最初は東に水平に延びるばかりで少し不安でした。しかし途中で分岐があって、尾根を登っていく道があり、これを歩いていくと前回に通った奥山不動尊の谷の奥の分岐点に出てきました。ここからは前回の逆コースで林道を西に歩き、関電の「火の用心」から金属のハシゴを登って植林に入りました。いちど通った道なので何の心配もなく標高差250mほどを巡視路で登りました。下山よりは登山のほうが足が滑らないので楽でした。岩場になってからは鎖の手すりを使って登りましたが、この手すりは鎖が上下二段に張ってあり、下りでは上を、登りでは下を持てるので便利でした。奥多々良木線二二鉄塔を通り、鎖に掴まって稜線に上がりました。


この稜線はよく整備されています。コバノミツバツツジはそろそろ終わりでしたがまだ咲いており、それに加えてシャクナゲが咲き始めており、とてもきれいでした(写真)。少し歩くと奥多々良木線二一鉄塔で、ここから標高850m+の西雄岳までは急斜面が多く、ロープが整備されていました。西雄岳までは巡視路です。西雄岳から東にいったん下り、アップダウンしながら時々展望を楽しみながら東に歩いて、奥雄岳に着きました。金属プレートの小屋ヶ谷四等三角点(842.17m)がありますが、奥雄岳という名前は以前はなかったように思います。


下山は奥雄岳から南東に延びる尾根で下の林道まで降りようと考えていたのですが、降り始めるとひどい藪の急斜面で、岩場や棘のある灌木があってとても降りられません。そこで2013/03/16に通った奥雄岳のちょっと北のキレットに行ってみました。前回はキレットを北に巻きましたが、今回は南斜面に降りて東に行きました。途中でキレットの下に出たので登ってみると、このキレットは実は意外と浅く、注意深く降りれば渡れる程度のものでした。しかしキレットから東に行ってみると岩場が多く、しかも細くて藪もあるので危険でした。2013/03/16にはここを東に歩いていますが、今回は危険すぎるので諦めました。ということで、結局来た稜線を戻り、巡視路を逆戻りして再び鎖に掴まって岩場を下り、林道に降りました。ここでまた林道を東に歩いて戻ることもできましたが、関電の23鉄塔に向かう巡視路が林道から植林を急降下しており、これで谷沿いの林道(地形図には破線道がある)に降りられないかと考えました。この植林の巡視路は非常に急ですが、十分に整備されており危険はありません。谷にまっすぐ降りるのではなく、途中から谷を降りて行き、最終的には岩の上を伝って谷川を渡って林道に出られるようになっていました。ここが清水登山口かも知れません。とにかく大正解の下山でした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「大名草」です。



0 件のコメント: