2025年5月10日土曜日

野尻から登るマンガ谷三角点

 


波賀町原の東にあるマンガ谷三角点には、2012/05/19に原から登っていますが、今回はその時の下山コースに近い、野尻からのコースで登ってみました。国道29号線を引原川沿いに北上すると、皆木の北の付近で引原川を西に渡る手前に未舗装の道が二本分岐しています。上に上がっていく方には「この先4Km農園内入園禁止」という札があります。2012/06/02に笠ヶ城山から降りてくる時にこの阿舎利(広路山)林道を通りましたが、確かに農園の中を通っていました。この林道を使えないとこの付近の山歩きはかなり制限されますが、林道歩きが目的でもないので、いろいろルートは考えられます。阿舎利林道ではなく引原川沿いの道を歩くと、広路川を越えた先に上がっていく道があります。害獣除けの扉を通って登っていくと、昔の耕作地らしく、大きなログハウスがありました。ログハウスの先は植林で、どう登るかが問題でしたが、結局は谷沿いがいちばん楽そうでした。植林の広い谷なので、歩くのには差し支えありません。谷も水があるわけではなく、ほぼ中央を登っていきました。作業道もあって、最後はちょっと急でしたが、460m+の鞍部に出られました。鞍部の東側の眼下には林道がありました。


ここからはひたすら斜面を登りました。美しい新緑の自然林も植林もあります。落ち葉で滑りやすく、木が少なくて四つん這いで登ったところもありましたが、急斜面は少なく、ときどき緩やかになるので休みながら登りました。40分ほどで690m+ピークで登り着きました。ここからは2012/05/19の逆コースとなり、少し岩のある尾根を登って行きました。やや急な斜面はありますが、760m+ピーク近くからは植林で、小林四等三角点(793.74m)に着きました。展望はありません。この先も植林が続きます。おかげで歩きやすく、いったん730m+まで降りてから植林をまっすぐ登って標高810m+の植林に上がり、北に歩いて836mピークを通りました。少し降りてから、幅の広い植林の斜面を登りました。上には平らな稜線が見えます。稜線に登ってから東に歩くと北側下には林道があり、並行して植林の尾根を歩いてマンガ谷四等三角点(904.2m)に着きました。周囲は伐採してありますが、展望はありません(写真)。


下山は来たルートを引き返しました。836m地点に降りていく広い斜面は2012/05/19には迷って西の谷に行ってしまいましたが、今回はまっすぐ降りられました。この付近は東側に広い林道がありますが、航空写真で見ると広路川へ降りられるわけではなく、阿舎利林道に繋がっているようなので、確実なルートを下りました。標高810m+から東側の尾根を降りました。いったん760m+ピークに上がり、方向の確認しづらい広い植林の急斜面を、何度も方向を修正しながら降りて、細い尾根に乗りました。この付近もずっと植林で、急な所もありましたが降りやすい尾根でした。最後はどちらに降りるか悩みましたが、東側の広い植林を降りて阿舎利林道に出ました。こちらに降りたのは正解で、江戸時代の墓石の集められている「マンガ谷国有林過去諸聖霊位」がありました。これを見ると、マンガ谷というのはかなり広いエリアを指す名前のようです。反対側に降りたら見過ごすところでした。あとは阿舎利林道を下って下山しました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「音水湖」です。



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