2025年5月1日木曜日

清水からマタニ山

 


神河町のマタニ山は千ヶ峰から三国岳に連なる尾根にある山です。東からも西からも登ったことがありますが、今回は東の加美区清水から登りました。国道427号線の清水の集落から西に行き、植林の谷に入ってすぐに南側の林道に進みました。この林道は枝道が南側の山の上の方まで延びていますが、そちらには行かずに真っ直ぐに行き、古い水道施設の前を通り、終点の堰堤のある谷のところから尾根を登りました。植林なので木に掴まらなくても登れます。大きな岩もあり、少し登ると西側からの林道の終点があり、「通称名 口ヶ滝」という札が立っていました。ここからも植林の尾根を登りましたが、少し登ると上から作業道が降りて来ていました。おかげでしばらくは楽に登れました。この道は途中で南に行ってしまいましたが、真っ直ぐに登って奥多々良木線二五鉄塔に着きました。ここからは2015/07/04の下山と同じルートです。706m地点の何も残っていない轟無給電中継所を過ぎ、ツツジの花を見ながら登っていきました。緩やかな尾根で歩きにくい所はありません。山頂に近づくと林道がありました。2015/07/04には建設中だった森林基幹道 千ヶ峰・三国岳線です。平成7年度建設となっているので、まさに2015年に開設されたものです。素晴らしい展望が開け、下界のみならず篠ヶ峰も見えます(写真)。この先は急斜面で灌木の密度も上がりますが、問題なく登れて、主尾根に出ました。両側をアセビに挟まれた道があり、少し南に行くと深谷山三等三角点(927.94m)がありました。深谷をマタニと読んで、ここがマタニ山です。


2020/05/21と同様に主尾根の整備された道を北に歩きました。少し北で千ヶ峰・三国岳線が尾根を横切っています。この道は西側でどこに行くのか気になりますが、あまり建設は進んでいないようです。さらにアップダウンしながら北に歩き、772mピークから清水への下山道に向かいました。清水登山口まで40分となっています。降り始めると急な岩場がありますが、鎖に掴まって降りられました。奥多々良木線二二は急斜面に建てられています。この先も岩場を降りますが、少し緩やかになってしばらく歩くといきなり尾根の中央に赤い「火の用心」が立っていて、そこからは植林の作業道を南に水平に歩くようになりました。そして作業道を降りていくと、金属の階段があって林道に降りられました。ここはロープがありますが、階段が急なのでどう降りるか少し悩みました。ここまで下山にかかった時間は40分程度なので、ここが清水登山口なのでしょう。


林道に降りたのは良いのですが、どっちへ歩いたら良いのかわかりません。谷の奥へ行くことはないだろうと思って東に歩きましたが、水平にどんどん行くだけで、谷に降りていくことはありません。最後は奥山地蔵尊の谷の奥に出ましたが、相変わらず水平に続いています。少し東に行って、降りそうもないので引き返して西に歩くと、これも谷には降りませんが地形図の林道と繋がっていました。かなり大回りでしたが、登山口から1時間以上かかって無事に清水に下山できました。帰りに奥山地蔵尊に寄りました。付近には何も案内板がありませんが、お地蔵様があるので参道入口だとわかりました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「大名草」です。









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