なんどか登っている笠形山ですが、今回は西の黒原から登ってみました。黒原の大野付近に尾根の外れがあり、地形図を見るとここに道がありそうなので、これを試しました。実際には道はなく、山裾の林の中を歩きましたが、尾根の先に出ることができました。尾根登りは最初は急勾配ですが岩が適度にあって楽に登れました。少しなだらかになったあと、また急斜面があり、ここは滑りやすく、木の根につかまって登りました。これを上がると楽な尾根歩きになりました。ここへは北の墓地付近からも登れたと思います。
歩きやすい尾根を歩き、少し登ると黒原四等三角点(656.61m)がありました。周囲は植林です。さらに東に尾根を歩くと北側の尾根と合流し、植林を歩いていくと地形図通りに林道の終点がありました。未舗装ですが幅の広い林道で、路肩が崩れているところもありました。これを歩くと広域基幹林道千町・段ヶ峰線に出ました。立派な舗装道路です。法面はとても登れないのでしばらくこれを歩きましたが、途中で法面に階段を見つけました。上は尾根のようだったので、登ってみました。階段の途中は藪化していましたが、棘のある草や木はなかったので無事に抜けられて、階段の上の草地を登りました。尾根に上がると、ここは黒石から登ってきた尾根の延長です。東に歩いて、宍粟市と朝来市の境界にある870m+ピークを目指しました。このピークの手前は非常に急な斜面で、掴まるものも少なくて冷や汗をかきつつ登りました。
870m+ピークに着くと市境を東に歩きました。少し植林を歩くと千町・段ヶ峰線から道が上がってきていました。この道は2015/12/06には地形図通りに尾根上で終わっていましたが、いまは市境を横切って朝来側の林道に繋がっていました。朝来側の林道は尾根に沿って両方向に延びていました。
この市境の尾根は2015/12/06に逆方向に歩いていますが、884m地点を過ぎ、自然林が続きます。気持ちよく歩いていたら方向を間違えて、修正して東に降りて、可愛らしい銀竜草を見ながらまた少しずつ登っていって、笠形山の山頂に着きました。山頂の朝来市側に宍粟50名山の杭があり、その先に藤尾峠三等三角点(1032.11m)があります(写真)。展望も少しあります。
下山はまず千町小屋の道標に従いました。この登山道は南に尾根を降りていき、千町・段ヶ峰線の笠形山大乢北登山口に出ました。ここからふたたび林道で西に歩きました。かなり長く歩いて、登りで使った階段を過ぎたところで切通しの脇から北西に向かう尾根に乗りました。この尾根は最初は幅広く伐採されており、とても歩きやすくて助かりましたが、さすがに標高が下がってくると藪っぽくなりました。標高600mmを切る付近で尾根は二つに分かれますが、北寄りの尾根を降りました。これも最初は降りやすかったのですが、そのうちに細い木の生えた急斜面になり、最後は木に掴まってなんとか地形図の道に降りました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「神子畑」です。
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