2025年6月2日月曜日

閏賀から登る黒尾山

 


2011/04/02に高尾川から登った時に閏賀と高尾川の間の峠を通りましたが、今回はここに閏賀側から行って黒尾山を目指そうという企画です。とは言っても、閏賀からこの峠までは2009/08/18の高畑山登山の時に林道を歩いており、今回も同じ林道を登りました。溝谷線というらしく、妙見宮参道らしいのですが肝心の妙見宮は見つけられませんでした。北側の植林に入る道がたくさんありました。峠には赤い「火の用心」があり、これが閏賀反射板への道標だということは2011/04/02に知りました。その時は北西向きの尾根をまっすぐ登ったのですが、今回はなるべく林道を利用する方針で、尾根の南にある林道を歩きました。草が生えており林道らしくないのですが、ちゃんと繋がっています。黄色いきれいな花が咲いていると思っていたら、これがジャケツイバラで、痛い目にあいました。少し登ると赤い「火の用心」があって、反射板はこの上にあるようでした。そのまま背の高い草の生えた林道を真っ直ぐに歩くと、谷を大きく横切って南側の尾根で終わっていました。この付近の林道の様子は、航空写真でだいたい確認できます。途中に上に行く分岐があったので、そこまで戻って分岐から登っていくと、かなり大回りで大きな草が邪魔でしたが、北の尾根に行ってまた南に戻り、また北に向かって、北の尾根で終わっていました。


ここからは尾根登りですが、灌木の多い藪っぽい尾根で、西に折れて岩を登ると河原山四等三角点(798.25m)がありました。ここからは尾根歩きで、まず大岩を巻いて西に降りました。この先は2011/04/02にはあまり苦労した気配がないのですが、今回は灌木の藪に大苦戦しました。幸いジャケツイバラは生えていませんが、尾根上はほぼ歩けません。もちろん展望どころではありません。「五」の標石のある893mピークを過ぎても藪は続きましたが、尾根の北側に降りると踏み跡らしきものがあってマーキングもあることに気がつきました。そして2011年にはなかったらしい南側の林道と合流しました。この林道は尾根沿いではなく南に曲がって、立派な林道に出てきました。2011/04/02のように尾根を真っ直ぐに歩いて黒尾山に向かうほうが早道だったと思いますが、林道をなるべく活用する方針だったので、この林道を歩いて西をぐるっと大回りして、砂防ダムの下の登山口に行きました。ここからは登山道ですが、途中で道を間違えて下り方向に行ってしまいました。分岐点に黒尾山への道標がほしかったと思います。戻って登山道を登りましたが、急斜面はなく、疲れている割には楽に黒尾山の山頂に着きました。昔からある廃墟の電波塔があり(写真)、黒尾山二等三角点(1024.6m)があります。さすがに展望も楽しめます。そういえば黒尾山と言えばススキのイメージだったのですが、いまはススキは見当たりません。


下山は西安積からの登山道にしました。ここでは赤い「火の用心」が単なる道標として使わています。尾根を降りていくと行者像と虚空蔵尊があり、その先で右コースと中央コースに別れます。昔は右コースしかなかったと思いますが、今回は中央コースを降りてみました。整備された登山道ですが、かなり急勾配の場所が多く、落ち葉で滑ります。たまにロープもありますが、木に掴まって降りました。最後は真っ直ぐに降りてはいけなかったのだと思いますが、真っ直ぐに降りて高い法面を避けて南に少しトラバースして、林道に降りました。あとは林道を歩いて下山しました。林道を活用したつもりでしたが、出発点に戻ると6時間半かかっていました。


展望 ★★☆

藪山度 ★★☆

地形図は「安積」です。



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