2015/08/01に国道429号線から「森林管理道不動橋線」を使って笠杉山に登ろうとしましたが、不動橋線が途中で終わってしまい、失敗しました。そのリベンジは2015/12/06に果たしていますが、この時はいきなり尾根を登っており、不動橋三角点には行っていません。今回はまず不動橋三角点を目指しました。
地形図で見ると不動橋三角点には林道で行けそうなのですが、林道と429号線はかなり下の方で繋がっているので、まず笠杉トンネルの東側出口で道を探しました。地形図ではトンネル出口から北に破線道がありますが、429号線からはこの破線道は見当たりません。しかたなくトンネル出口の上に登り、さらに植林を登りました。かなり急斜面ですが、意外と楽に登れました。地形図の破線道は存在せず、さらに登り続けると、実線道の林道に出ました。ここからは長い林道歩きです。
この林道では木材の積み出しが行われているようで、あちこちに重機や発電機がありました。ずっと未舗装ですが、よく整備されています。路肩の弱いところはマークされていました。すぐに宍粟市と朝来市の境界の尾根と並走するようになりましたが、標高は保ったままで尾根からは離れていきます。不動橋線のあった谷の上流に来ると林道は谷を渡って北にターンしますが、ここには谷に降りていく地形図の破線道もあり、いずれ不動橋線と繋がるかも知れません。地形図の実線道は、じっさいには地形図よりも標高10mくらい下に作られていました。地形図では三角点の付近で終わっていますが、じっさいには尾根先をまわってずっと続いています。尾根先は木材の集積所になっていました。不動橋四等三角点(718.41m)は林道から滑りやすい急斜面を登った上にありました(写真)。
不動橋三角点で今日の第一の目的は果たしましたが、次は笠形山です。林道がたくさんあるのですが、方向がわからないので最適の道が探せません。そこで不動橋三角点から尾根をまっすぐ笠形山まで標高差300mほど登ることにしました。この尾根は歩きやすく、50分ほどしかかかりませんでした。途中で林道が何回か尾根を横断していて、何度も法面を登るのに苦労しましたが、特に848m地点付近では北側から来た林道が尾根の両側に林道が分岐していました。このうち北側の林道は標高900m付近まで尾根と並走しており、つまり標高900mまでは林道で登れます。残りの標高差100mほどはちょっと急な場所もありましたが、歩きやすい自然林の尾根が続きました。最後に岩が見えると笠形山の山頂です。藤尾峠三等三角点(1032.11m)があり、その先に宍粟50名山の碑が立っています。
帰りは2025/06/19の逆コースで、市境の尾根(おそらく日本分水嶺)を西に歩きました。こちら向きに歩くとけっこう間違えやすいところが何箇所かありました。884m地点を過ぎると東側下に林道が見えてきて、830m+の鞍部で林道が尾根を横切っています。市境の尾根は2015/12/06に笠形トンネルまで歩いているので、東側の林道を北に降りていってみました。入口にはチェーンが渡してあります。この林道はいったん市境の尾根に達してから戻って尾根の先まで行き、そこでさらに東に行く林道と分岐します。そこを下っていくと再び773mピークの付近で市境に達していました。林道を歩いたおかげで市境の急斜面を降りずにすみました。2015/12/06には尾根に林道はなかったので、新しく作られたようです。この付近からは東の下の方に林道が見えており、登ってきた林道に降りられそうでしたが、林道歩きも少し飽きたので、ここからは市境の尾根を降りました。市境の尾根も歩きやすいのですが、その先で東に折れてから北に曲がる植林の付近は少し迷いました。ここでも林道が尾根に達してターンしていました。北に尾根を歩いていき、林道と接した所で林道に移りました。
あとはそのまま林道を戻ったのですが、帰りも笠形トンネルの上からトンネル出口に降りました。今回はトンネルの北の斜面を降りましたが、かなりの急斜面で、谷に降りるのは難しく、トンネル近くの植林の方に行ってからトンネル脇で谷に降りました。林道をずっと降りていって429号線に出てもよかったと思いますし、トンネル出口に降りるならもう少し北に行ってから降りるほうが楽だったと思います。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「神子畑」です。
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