三角点もなく、山としては地味ですが、太田ダムの上部調整池、つまり大河内発電所の上部の貯水池の北には932mピークがあります。これに北から登ってみようと思い立ちました。起点は長谷ダムの作る下部調整池の北の、川上集落の南の端の付近です。太田ダムへの道がありますが、その南の耕地を登り、フェンスに入口を見つけて植林に入りました。登っていくと徐々に急斜面になり、間伐材などもあって登りやすい植林ではありませんが、木に掴まらなくてもなんとか登れました。標高差200mくらいを登ると少し楽になってきました。尾根上はアシビの藪になっているところもあり、少し下がった所に作業道を見つけて歩いたりもしました。植林でも多少の下草があるので、地面の見えるところを選んで歩きました。標高差500m近くを登り、932mピークに近づくとネットがありました。ネットの中は藪ですが、932mピークはネットの内側なので入口を探して入り、ピーク付近の藪を見てまた出ました。ネットの外も藪っぽいので東に歩き、植林に入って南の上部調整池を目指しました。植林の斜面を降りていくと林道がありましたが、どちらに歩けば下山できるのかわからなかったので、適当に斜面を降りて、確実に下山できそうな林道に出てから林道を歩きました。下っていった先には舗装道路があり、それを横切って上部調整池に出て、しばらく風に当たって休みました(写真)。
下山も932mピーク経由でしたが、まず舗装道路を西に歩きました。どこかに北の山に入る林道はないかと探したのですが見つからず、結局川上の方から登ってくる道路に出ると、東の方向に真っ直ぐ延びる林道らしき道がありました。これを歩き、北に土手のような斜面が現れた付近で藪の中のU字溝を辿って西に歩くと植林に出ました。これを登っていきましたが、途中で2回林道を横切りました。東方向には林道の両側にネットが張られていました。ネットに入ると藪なのでネットの外のいくらかましな藪を歩き、登ってきたときに着いたネットの入口に戻りました。ここからは登りと同じルートで下山しましたが、下山は見通しが効くので歩きやすい場所を選んで降りていきました。そして標高780m付近から東の尾根を降りました。この尾根は障害物もなく歩きやすく、楽に降りていけました。ただ、問題なのは尾根の先はコンクリートの法面になっていることで、ストリートビューで見ると法面の南側の谷にフェンスの扉があったので南の植林の谷に急斜面を降りました。倒木の多い谷で、しかも降りていった付近の北側は谷を下ると崖になってしまうので一旦南に谷を渡り、倒木をたくさんくぐって降りていき、最後はまた北側に戻ってフェンスの扉に到達して道路に出ました。あとで付近を見ると、北側のゆるやかな植林を降りてフェンスに扉を探すのが正解だったようです。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「長谷」です。
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