2022年5月28日土曜日

金谷から登るツズラ山

 


西粟倉村のツズラ山には2016/05/21に登っています。今回は南の金谷(かなだに)から登ってみました。金谷には2019/12/29に南から尾根沿いに来ています。人気のない金谷の集落を歩いて行くと、ストリートビューでも見られる不思議な建物があります。研修所か何かだったのでしょうか?しかしレンガ造りの蔵があります。その更に先は北側に堰堤が作られてしますが、ここの西側の斜面を登りました。なんとなく作業道があって西に回ると地形図で等高線の間隔が広い付近は人工的に平らにされたようです。ここから斜面を登っていきました。しばらく登ると上が伐採地になりネットが張ってあって入れません。西側は急斜面の谷なので東にネット沿いに歩きました。しかし入り口は見つからず、新しいネットで倒れている箇所もないので、かなり長く東に歩き、やっとネットが尾根沿いに張られている所に出ました。最初からこの尾根を登ればよかったのです。ネット沿いに登って主尾根に出ると、ここは2016/05/21に通った尾根です。そのころよりも伐採地が広がったような気がします。展望良好です。


2016/05/21と同じように尾根を歩くと林道があって、出入り口があって伐採地に入って行っていました。この林道で638mピークの手前まで歩き、638mピークに登りました。ネットはこの尾根を南に降りていて、最初にネットに突き当たった時に西に歩いていたら、谷を渡る羽目になったようです。前回同様に北に降りて林道を渡り、植林を歩いて斜面を登り、藪っぽい所を抜けて黒谷四等三角点(688.97m)に出ました。この先は主に植林の尾根で、地形図で道があるところには古い林道があり、伐採されていて展望があります。680m+ピークからいったん降りてまた登って690mピークに出ました。その先はきつい登りはなく、710m+ピークは地形図通りに広い平地でした。その北の720m+ピークにはきつい登りで、さらに東に急斜面を降りて急斜面を登り返し、古町三等三角点(723.96m)のあるツズラ山の山頂に着きました。この付近の南の谷には林道があります。


ツズラ山からまた急斜面を降りて登って720m+ピークに戻り、北に向かいました。付近は植林が多いのですが、66鉄塔と67鉄塔に向かう「火の用心」が北斜面の植林にありました。巡視路は削られ気味でした。少しアップダウンして620m+に着き、ここから西に降りました。この先の尾根は植林が主体で歩くには問題ありません。584mピークからは植林を一旦降りて急斜面を登り返して猿ケ谷四等三角点(580.86m)に着きました(写真)。今日はこのパターンが多いようです。三角点から東に行き、急斜面を南に降りてなだらかな尾根を降り続けました。504m地点を過ぎて、最後になんだか急斜面の植林になったと思ったら方向を間違えていて、西に折れてしまいました。竹が生えていましたが、古い墓所に出て、「東美作路 名木百選」の杭がありました。樹齢250年のモミジらしいのですが、どの木かはわかりませんでした。すぐに道路に出ました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「古町」です。



2022年5月22日日曜日

野々谷から登る大段山

 


一宮町千町の大段山には何回か登っていますが、今回は西の野々谷から登りました。野々谷から東に野々谷川が延びており、大きな新しい堰堤が2つあります。2つ目の堰堤の上の付近で道は南に行ってしまい、川沿いは谷になり道も細くなっていました。そこでここから一気に植林の急斜面を登りました。昭和31年の植樹の碑がありますが、それにしては若い植林でした。急斜面ですが作業道の名残もあり、楽に登れました。ここからずっと尾根歩きです。536m地点を過ぎたあたりで一旦植林は終わりますが、また植林に戻り、その後も何度かこれを繰り返していました。植林はきれいですし、新緑も美しく、急斜面が続きますが木に掴まらないと登れないような所はなく、お勧めの登山コースです。最後の植林が終わったのは標高930m付近で、そこからはアシビの藪を避けて細い木の中を抜けて歩き、960m+まで来ると千町ヶ峰が見えます。そして少し北の林に入ると大段山の山頂で、繁盛二等三角点(966.0m)があります。


下山は2011/06/25に登ってきた方向を目指しましたが、その前に山頂の西側に木の生えていない場所があったので見に行きました。ちょっと変わった雰囲気の場所で、ここだけなぜ木が少ないのか不思議です(写真)。ここを見て、あとは登ってきたコースを戻ればよかったのに西に行ってしまいました。どうせ西に降りるのだからと思っていたのですが、西へ行くと植林に降りてしまいます。登ってきた尾根に戻ろうとすると、間にはアシビの藪があり、ぎっちり生えていて横切れません。なんとかアシビの茂みの端を通って戻りましたが、すぐに西に降りていくことになりました。こちらの方向の尾根は自然林でやや藪っぽいのですが、なだらかです。南側には植林があります。822mピークに急斜面を登り、その西で南に降りるとこの尾根には中央に古いネットがありました。これに沿って歩けば良いのですが、やや邪魔でした。713m地点には大きな岩があり、北側を巻きました。この付近は岩が多く急斜面もあって木に掴まって降りました。そしてやっと植林になり下に平らな谷が見えてきて、急斜面を降りると軽トラックが捨てられていました。ナンバープレートが付いているのが気になりました。ここから谷を降りずに西に歩くと切り開きがありました。これは地形図で草木から戸谷に通じている道で、割りとしっかりしていたのでこれを降りてみることにしました。谷は倒木だらけの所もありますが、道はしっかりしています。途中で別の谷と合流しますが、この付近は道が流されていました。真っ黒な石が印象的でした。それでも徐々に良い道になって、大きな堰堤2つを過ぎて人家に出てきました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「神子畑」です。



2022年5月15日日曜日

大歳神社から登る生野の八幡山

 


生野のヨーデルの森の西南にある八幡山には2009/05/02に登りました。その頃には登山道に関する情報が無かったのですが、最近登山道が整備されたようなので行ってみました。登り口はヨーデルの森の南西の大歳神社で、ここに八幡山登山道に関する説明と、八幡山のピラミッド伝説に関する説明があります。そこから林道が播但道をくぐると杖まで用意してあって、八幡山への道標があるので、それを辿りました。林道は一度大きくターンして、植林で終わっています。ここまで沢ごとに道があって、ずいぶん手の入った山だということがわかりました。林道の終点からは植林の作業道となりますが、道標があるので迷うことはありません。この道標は数えたところ16枚ありました。古い道標もあって、昔からこれが登山道だったようです。植林はやや急斜面ですが道ははっきりしていて、標高差で200mほどで尾根に着きました。ここからも登りで、急斜面では道が流されて消えている所もありましたが、登り切ると道標があるので安心できます。振り返るとヨーデルの森が見えるようになり、アシビが増えてくると八幡山三等三角点(775.26m)のある山頂です。1時間で登れてしまいました。生野の市街がちらっと見えました。誰でもするように方位磁石を岩の上に置いてみましたが、だいたい正しい方向を指しているようでした。


下山はまず山頂のすぐ南西から急斜面の植林を降りました。ここの西側斜面は前回も写真を撮りましたが、今は草が生えてアシビが侵入し始めているようでした(写真)。ここからはきれいな植林で、たまに倒木があるくらいで歩きやすく、どこから下山するか思案しつつ結局762mピークまで歩いてしまいました。ここから南の尾根を降りましたが、植林です。勾配の急な所もありますが、枝が落ちていてフカフカなので木に掴まる必要もなく降りられました。最近間伐が行われた所もあるようでした。最後は林道に降りてきましたが、この林道には法面はないのでスムースに林道に出られました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「生野」です。



2022年5月7日土曜日

神河町の越知谷から登った865mピーク

 


山の名前がわかりませんが、これは一昨日(2022/05/05)に根宇野から登った山とほぼ同じです。ただしコースはオーバーラップしません。登り口は越知川沿いの西別橋から西岸側をちょっと入ったところで、地形図では破線道があります。ひどく荒れていますがフェンスがあってそれを抜けると周囲は大岩だらけでした。付近には壊れた家もあります(道路から見えます)。岩を越えて谷を登っていくと、谷の東側に道がありました。道の下の方は岩が流れてきて埋まってしまったようです。登っていくと石垣があり、ちゃんと作られた道でした。さらに登るとトタンの波板で作られた建物の残骸がありました。石垣やウインチがあります。地形図ではこの付近まで北から道があるようです。この上の谷は細く急勾配で、谷の中央を登りましたが、水が少ないのでわりと楽に登れました。登り終わるとまた細い道があり、その上で谷の奥は絶壁の大岩になっていました。これ以上地形図の破線道をたどるのは無理なので、北側の岩の多い尾根を目指しました。急斜面ですが意外と登りやすく、マーキングや杭もありました。標高500m付近まで登ると関電の赤い「火の用心」があって、上が27、南の道が26となっていました。巡視路を探せばこの付近まで楽に登れるかも知れません。巡視路を登っていくと、生野支線二七鉄塔に出ました。北向きの展望は良好です。


ここからはひたすら尾根を登りましたが、植林なので楽でした。705mピークはちょっと藪で神河町地籍調査の地籍調査三角点がありました。この付近からは尾根は自然林ですが北側は植林です。そして一昨日にも来た800m+ピークに着きました。一昨日はここから南に降りたので良かったのですが、今回は西向きの尾根に向かいました。しかしこの尾根は倒木とアシビと棘の生えた灌木(ニガイチゴ)の藪で、歩けたものではありません。結局ネットの倒れているところを探して伐採地側に出て西に歩き、780m+鞍部まで降りて再びネットをまたいで南側に出て、植林を登って830m+ピークに上がりました。2010/09/19に来た時は倒木はあっても藪ではなかったようなので、その後に伐採が行われたようですが、伐採後に植えられた木がビニールの覆いの中で育っており、窮屈そうでした。伐採地なので越知の方向の展望もあります(写真)。


ここからは北側は植林、南は藪っぽい自然林が続きました。865mピークもそんな感じで、気持ちの良い場所でした。さらに西に歩くと下りになって、880m+の鞍部に出てきました。地形図ではここは破線道の十字路ですが、林道は北向きと南向きです。南向きは登っていかずに山の北側に延びています。北向きはすぐに上下に分かれており、下りの方に行きました。地形図の破線道とは全く違って、ミツマタの中をいったん北に降りてから南に降りて、また北向きに戻って、地形図の実線道に降りてきました。ここで地形図を見ると、この道は南は行き止まり、北はほぼ水平に林道に出て、大回りして越知に行けますがひどい大回りです。そこで谷を東に降りることにしました。地形図には破線道がありますがこれは無いようで、谷の北の植林の中を急降下しました。降りた所で谷の南側に道があることがわかり、これを少し歩いて谷を北に渡るとかなりしっかりした道になりました。そしてかつて簡易舗装されたらしい林道を降りました。小さな滝がいくつもある谷で、道沿いに洞窟があったので石仏でもあるかと思って見に行ったら中は不法投棄だらけでした。その後地形図にもある林道に出て、植林の中を歩いて越知谷に降りました。途中では土砂を採取しているようでした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「生野」です。



2022年5月5日木曜日

根宇野から大石三角点

 


この付近は2010/09/19に歩いていますが、今回は少しコースを変えてみました。登り口は根宇野の大歳神社です。神社の脇に林道があり扉があります。林道はターンして上がっていきますが、ターンの手前から右手の尾根に上がりました。ちょっと藪を抜けると尾根に出られて、あとは問題なく登れました。急斜面ですが障害物はありません。松茸山らしいので、秋には登らないほうが良いでしょう。シダは少なく、長い登りですが歩きやすい尾根です。道はありませんが溝がある部分もありました。たまに笠形山や越知の展望もあります。ネットもありますが、さほど邪魔にはなりません。最初は急勾配ですが、徐々に楽になりました。特筆することもなしに登り続けて、668mピークまで来ると山歩きの感じになりましたが、その後にも急坂が2つあって、やっと大石三等三角点に着きました。切り開きですが展望はありません。


さらに北東に歩いて、800m+のピークに出ましたが、ここの北側は伐採されており、そのせいかどうかこのピークはアシビで覆われていて、伐採された木や棘のある木もあって、歩きにくい藪になっています。西側を突破して南東の尾根に降りましたが、むしろピークを避けて東側を通ったほうが楽だったかも知れません。この尾根は2010/09/19に登ってきた所で、植林ですが、下山となると意外とわかりにくく、迷いつつ降りました。なんとか正しい尾根を歩けて、2010/09/19に通った590m+の鞍部に出ました。ここから西の林道に降りることもできましたが、せっかくなのでそのまま南に尾根を歩くことにしました。こちらの尾根も曲がりくねっていますが特に歩きにくいことはありません。途中に黄色いネットが張られており、柱も立ててなくて低予算のネットでした。ひょっとすると松茸の採れる松の木を囲っているのかも知れませんが、今の時期では確認のしようがありません。506mピークは藪で方向がわからず、少し迷ってから南東向きの尾根を降りました。この尾根は藪っぽく岩が多く、今日のコース唯一の藪でした。しかし藪漕ぎというほどのこともなく、最後は林道に降りられました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「生野」です。



2022年5月3日火曜日

シャクナゲを見にカヤマチ山

 


青垣町のカヤマチ山には何度か登っていますが、シャクナゲの季節がベストです。今年も行ってみました。今回のルートは前回(2020/05/04)に上った尾根の東側の尾根です。丹波少年自然の家キャンプ場から倉町川沿いに岩屋山への舗装道路を歩くと、山の神の説明板があり、頌徳碑(剣の先生?)があって、地形図ではその先に植林の中に入る道があるはずなのですが、何もないので適当に植林に入ると道があり、尾根の先をまわっています。この尾根先は見上げると非常に急斜面ですが、植林なので作業道の跡が残っていて、意外と楽に登れました。とは言え標高差500mのまっすぐの登りです。404mピークまでは道があり、正しい道を歩いている感じがします。その後は尾根の中央に古いネットがあり、道も続いているようですが、枝が張り出していたりして歩きにくく、しかも非常に急勾配です。落ち葉で滑りながら登り続けて、標高550m付近でいったんネットは終わります。その先は黄色いネットが現れますが、この付近からシャクナゲの花が見られるようになりました(写真)。そのいっぽうでシャクナゲの藪と戦う必要も出てきました。シャクナゲといっても花を咲かせているのは少数で、密集して生えていれば単なる藪です。枝が強くて突破するのに苦労しましたが、標高650m付近の強固な藪を抜けるとシャクナゲの花を楽しみながら少し余裕を持って歩けるようになりました。そして、清住四等三角点(701.24m)に着きました。


ここからは2014/05/17に歩いた縦走路ですが、「走る栄養研究所」というテープがあちこちにあり、マーキングも増えていました。後でわかったのですが、これは「TAMBA 100 アドベンチャートレイル」という昨年11月の催し物のために付けられたものでした。調べるとたしかにこの尾根が区間になっていますが、藪もあって走りにくそうなコースです。途中に「藪漕ぎ区間」の標識が2枚ありましたが、その外のほうが藪っぽい気がしました。レースの日に来なくて良かったと思いつつ、西に縦走し、730m+地点が2020/05/04に、これも藪こぎの末に登ってきた所です。この付近では残念ながらシャクナゲの花は盛りを過ぎた感じでした。西に歩くと岩が増えてきて、たまに展望もあります。そして植林に入って少し登るとカヤマチ山の山頂です。葛野峠二等三角点(748.29m)がありますが展望はありません。


下山はカヤマチ山からまっすぐに北東に降りることにしました。こちらの尾根は植林で藪がないので楽でした。途中から人工らしい窪みが続いていて明らかに道なので、尾根を外れていることを承知でこれを降りました。植林の急斜面を降りるよりは楽だったのですが、ここは尾根を降りるべきでした。この道?は真っ直ぐに斜面を降りていくのでどんどん急になりました。足首の強さを試しているような下山で、とても疲れましたが、最後は炭焼き窯のある谷に降りました。道があって少し降りると堰堤があり、その下で流れを渡る所の橋が数本の古くて細い木を置いただけなので、下をくぐって林道に出ました。あとはターンの所で舗装道路に出て、倉町川沿いに歩いて戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「大名草」です。