2019年12月29日日曜日

大原の川上から金谷まで

先週は大原の西、国道429号線沿いの川上から川上ダムへ尾根を歩きましたが、今回はその西の尾根です。登り口を川上の南で探しました。郵便局の前から西に入りましたが、人家の裏がいきなり細い道です。それを抜けると舗装道路に出ました。もっと北か南から舗装道路で来られたはずです。舗装道路から地形図にある実線道を探したのですが見つからず、金網の扉を開けて小さな溜池の前に入り込みましたが、ひどい藪です。それを抜けて尾根先に取り付いてちょっと登ると道がありました。Street Viewで見ると少し南の大きめの溜池の北側に道があるのですが、5年前の写真で、今は藪化していて道とは認識できなかったのでした。道に出た所に「五丁」という札があり、参道だということが分かりました。この道は整備されていますが、他にも林道が作られていて、やや迷いやすくなっています。それでも「六丁」や[七丁」には石仏が置かれています。参道は二重寺四等三角点(428.81m)を巻いて行ってしまうので、三角点を見に行きました。この日は素晴らしい雲海が見えました(写真)。さらに参道を歩き続けると、地形図で道の終わっている所(十八丁)に、大きなイチョウの木の下にガラス戸の新しいお堂がありました。中を覗いてみると、如意輪観音が祀られていました。

お堂の裏は急斜面ですが、這いつくばって登り、尾根歩きを続けました。ごく普通の里山です。踏み跡があり、障害物はほとんどありません。快調に歩いて大谷四等三角点(506.24m)に着き、さらに歩いていると、那岐山や袴ヶ仙が枝の間から見えました。気持ちよく歩けましたが、気をつけないと間違える場所もあって油断できません。特徴がないといえばそのとおりの尾根ですが、アップダウンはそれなりにあって足腰のトレーニングにはなります。441mピークの北側は東から道が来ていたかも知れません。この付近からは細い尾根になりますが、落ち葉を踏んで道を歩いている感じでした。最後は少し急斜面を登って、金谷四等三角点(537.77n)に着きました。ここも静かな林です。さらに北に歩いて、舗装道路に向かって尾根を降りました。この付近は植林があります。道路には難なく降りられて、そのまま歩いてきた尾根の東側を川上川沿いに川上まで戻りました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」です。

2019年12月22日日曜日

美作市大原の川上ダム

大原から国道429号線を西に行くと川上という集落があり、その北にあるのが川上ダムです。名前は川上ですが川上ダムから川上に流れているのは真船川で、川上川に設けられたダムではありません。ダムに真っ直ぐ行くのではなく、西側の尾根を歩くことにしました。

登り口は川上で、地形図には尾根の先の斜面を真っ直ぐ登る破線道が描かれています。現実離れした道で存在しないだろうと思ったのですが、行ってみると急斜面に切り開きがあって、登ると民家の裏の小さなお稲荷さんに着きました。しかし道はそこで終わりなので、あとは急斜面を木につかまりながら登りました。ジグザグの作業道の名残もありますが、頼りにはなりません。落ち葉の下の土は崩れやすく、四つん這いで登りました。下には民家があって、石が落ちていくと屋根に当たりそうだったので、気をつけて登りました。もう少し西側を登るべきだったと思います。尾根に上がるとちょっと広々していますが、歩きだすと灌木や倒木が邪魔です。しかし大きな障害はなく、そのうちに気楽な尾根歩きとなりました。正直なところ特筆すべきものは全くない尾根でした。標高は徐々に上がり、360m地点を過ぎ、466m地点を過ぎ、最高点は490m+です。地面はほぼ落ち葉で、邪魔者は倒木だけでした。

最高点から一旦下って、441m地点を過ぎてアップダウンを繰り返すと、地形図どうりに林道に出会いました。地形図とは違って東側に降りていく道がありましたが、下山は早いと思って林道を登りました。この林道は尾根の東側に付けられています。途中から尾根に戻りましたが、林道の方が歩くには楽です。それでも尾根を歩いて行くと、徐々に下りになり、いきなり道路の上に出ました(写真)。まるでキレットで、道路に降りるのは難しかったので、尾根を引き返して林道に戻り、道路まで行きました。この付近の林道は崩落がありました。ここからは地形図の林道で川上ダムまで歩きました。東側の谷には地形図に描かれている以外の林道があり、最後のターンでは山に入っていく道があって、最初の尾根上の分岐で見た道かも知れません。谷に降りると良い道で、川上ダムを過ぎ、真船川沿いに川上まで戻りました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」です。

2019年12月15日日曜日

山之内から登った山ノ内1三角点

山ノ内という三角点は二つあって、山ノ内1には2009/10/18に南の河原口から登りましたが、今回は西の山之内から登りました。夢前川沿いの県道67号線から墓地を見つけて、墓地の一番上から笹薮に入りました。棘のある草や木に注意しつつ、土に埋まっている古い墓石を避けて笹をかき分けつつ少し登ると、植林の下に出ました。ここからは急斜面の植林を登りましたが、作業道があって助かりました。徐々に勾配は楽になり、428m地点付近からは楽な山歩きです。この付近は夢前川対岸の旧山之内小学校裏にあった鍋倉城の狼煙山と言われています([1])。ひたすら登って主尾根に出ると道があって、少し南に歩いて山ノ内1三等三角点(569.92m)に着きました。枯れ木の枝の間から遠くが眺められます。

尾根を取って返して北に歩きました。これは2009/10/18と同じルートです。共同アンテナの残骸があり、尾根を下って鞍部を過ぎると岩が増えて倒木も増えます。倒木を迂回しつつ520m+ピークに上がり、西に尾根を降りました。これはかなり藪っぽい尾根でした。途中に面白い岩がありました(写真)。どうしてこのような形になったか分かりませんが、地震が起きても大丈夫でしょうか?北の山が見えるところもありましたが、全体には倒木等で足元が悪く、しゃがんで歩くことも多かったと思います。しかし植林に入れば楽に降りられました。最後は植林から養魚施設に降りました。「ヒラベの里」とはこれでしょうか?川を渡ろうとしたら橋に厳重な扉が付けられており鍵がかかっていました。絶望的な気分になって少し下流に歩くと歩行者用の橋がありました。丸太で作ってあるので少し不安でしたが、壊れることもなく夢前川を渡って帰れました。3時間弱の山歩きでした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「寺前」です。

2019年12月8日日曜日

南から登る養父の城山

養父ICの近くの城山は、2017/11/11に北西の十二所から登りましたが、今回は南の稲津から登ってみました。稲津の須賀神社から植林の斜面を登り始めました。地形図で見ての通り急斜面です。時々少し平坦になりますが、真っ直ぐに登るのはつらい箇所もあり、特に標高200m付近では楽そうな方向を探しに斜めに登りました。足元は割としっかりしていました。標高250m付近まで登るとだいぶ楽になって、主尾根に出てきました。特に特徴のない尾根で、気分良く歩けましたが、あいにく雨が降ってきました。前回も通った392mピークまで来て、アップダウンしながら東に歩き、急斜面を登ると城山の山頂です。平坦地がいかにも山城の跡という印象です。

山頂の東側は平坦地が何段かありますが、その先は急斜面となります。ネットが張ってあり藪もあります。とにかく急斜面で雨で落ち葉が滑るので注意深く降りていきました。鞍部に降りてもしばらく藪がありネットも邪魔ですが、390m+ピークに登り、さらにもう一度鞍部まで降りて450m+の平坦な広々した尾根に上がりました(写真)。ここは2017/12/02にも歩いた尾根です。今日はここから西に尾根を下りましたなるべく長い尾根を歩いて急斜面を避けたつもりですが、標高350m付近はわかりにくい急斜面でした。その後も間違えずに尾根を辿って降りました。植林の中の鹿の足跡が道標になりました。植林なので歩きやすく、最後は少し草が生えてきたと思ったら林道がありました。最初の林道は水平でどちらに行ったら降りられるのか分からなかったのでそのまま植林を降りましたが、次の林道は谷の奥に下って行き、堰堤の前を通って道路に出てきました。この谷はトウサガ谷、道は林道奥根線だそうです。

雨でコンディションは悪かったのですが、急斜面はあるものの歩きやすい山でした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「八鹿」です。