2019年12月22日日曜日

美作市大原の川上ダム

大原から国道429号線を西に行くと川上という集落があり、その北にあるのが川上ダムです。名前は川上ですが川上ダムから川上に流れているのは真船川で、川上川に設けられたダムではありません。ダムに真っ直ぐ行くのではなく、西側の尾根を歩くことにしました。

登り口は川上で、地形図には尾根の先の斜面を真っ直ぐ登る破線道が描かれています。現実離れした道で存在しないだろうと思ったのですが、行ってみると急斜面に切り開きがあって、登ると民家の裏の小さなお稲荷さんに着きました。しかし道はそこで終わりなので、あとは急斜面を木につかまりながら登りました。ジグザグの作業道の名残もありますが、頼りにはなりません。落ち葉の下の土は崩れやすく、四つん這いで登りました。下には民家があって、石が落ちていくと屋根に当たりそうだったので、気をつけて登りました。もう少し西側を登るべきだったと思います。尾根に上がるとちょっと広々していますが、歩きだすと灌木や倒木が邪魔です。しかし大きな障害はなく、そのうちに気楽な尾根歩きとなりました。正直なところ特筆すべきものは全くない尾根でした。標高は徐々に上がり、360m地点を過ぎ、466m地点を過ぎ、最高点は490m+です。地面はほぼ落ち葉で、邪魔者は倒木だけでした。

最高点から一旦下って、441m地点を過ぎてアップダウンを繰り返すと、地形図どうりに林道に出会いました。地形図とは違って東側に降りていく道がありましたが、下山は早いと思って林道を登りました。この林道は尾根の東側に付けられています。途中から尾根に戻りましたが、林道の方が歩くには楽です。それでも尾根を歩いて行くと、徐々に下りになり、いきなり道路の上に出ました(写真)。まるでキレットで、道路に降りるのは難しかったので、尾根を引き返して林道に戻り、道路まで行きました。この付近の林道は崩落がありました。ここからは地形図の林道で川上ダムまで歩きました。東側の谷には地形図に描かれている以外の林道があり、最後のターンでは山に入っていく道があって、最初の尾根上の分岐で見た道かも知れません。谷に降りると良い道で、川上ダムを過ぎ、真船川沿いに川上まで戻りました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」です。

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