2023年8月30日水曜日

登山道で登る竹呂山

 


竹呂山には何度か行っていますが、今回はじめて登山道で登ってみました。千種から三室高原に行く道路の途中に竹呂山登山道入口がありますが、最近は木材の積み出しが行われており、入口の標識も倒れていました。しかしここから登る林道は舗装されておりあまり荒れていません。周囲の植林には新しい林道がたくさん作られていました。この谷は竹呂谷のようです。林道を地形図通りに登っていくと、やや荒れた登山道入口がありました(写真)。ここからは支尾根を登りますが、途中でなんども林道が尾根を横切ったり尾根に林道の終点があったりして、登山意欲を削がれました。場所によっては登山道が林道でぶった切られていましたが、そんな時は林道脇の急斜面を木に掴まって登りました。そして、871m地点より少し上で尾根に出ました。ここからは良い道で、ゆったりと登れました。山頂近くは急斜面ですが林道の作業道が登山道になっています。最初の登山口から1時間ほどで竹呂山の頂上に着きました。中山三等三角点(1129.27m)があります。展望はありませんが広々していつも気持ちの良い山頂です。


天気予報では雨が迫っていたので下山も林道を使うことにしました。竹呂山から主尾根を南にカンカケ峠の方向に降りていき、途中から位置を確認しつつ西寄りに降りました。少し急な斜面を降りると、林道がありました。地形図にない林道なのでどちらに歩いてよいのか分からず、林道はやめにして特に障害物のない尾根を降り続けました。何度か林道と出会った後、林道が尾根上に作られていたので、そこから林道を南東側に降りていきました。これは地形図には無い林道ですが、すぐに地形図の林道に合流しました。あとは地形図の林道で下山しました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「西河内」です。



2023年8月26日土曜日

三滝ダムの北の1246mピーク

 


この三滝ダムは、鳥取県智頭町の芦津渓谷にあるダムです。芦津発電所に車をとめて、林道沖ノ山線を歩き始めました。セラピーロードの駐車場を過ぎ、沖ノ山トンネルのところからセラピーロードに入りました。これは昔の森林鉄道の跡のようで、高いところに架けられた鉄の橋がいくつもあって、スリル満点です。よくこんな高さに岩を削って鉄道を作ったものだと思います。三滝ダムまで歩き、ダムを渡って北側の遊歩道を歩き、「ブナ天然林」の案内板の付近から北の尾根を登りました。急斜面を木に掴まって少し登るとすぐに登りやすくなりました。この付近には植林は少なくほとんどが自然林で、藪はありません。下草は笹が少し生えている程度です。ずっと登りですが、標高900mに上がる付近がちょっと急なだけで、ゆったりとした登りです。標高1060m付近には地籍図根三角点がありました。標高が上がるとブナが増えてきて、笹も多くなりました。広々した尾根で木の間隔も広いので開放感いっぱいです。ゆっくりと木を眺めながら登って、三滝ダムで登り始めてから2時間近くで目的の1246mピークに着きました。2018/08/08に通っていますが、その時には気が付かなかったのですが、ここは平らな山頂の北の端に少し岩があって、そこが最高点の1246mピークとなっています。


下山はまず西に降りました。これは2018/08/08の逆コースです。この付近は枯れたネマガリタケの茎が残っていましたが、ブナがきれいです(写真)。途中から2018/08/18に歩いたコースに入り、1074mピークからは2018/08/18と同じ下山コースを歩きました。こちらの尾根は細いので少し藪っぽいところもあります。東側の谷は1074mピークの上から水音がしており、この尾根を歩いているあいだずっと水音が聞こえました。921m地点付近まで来ると藪っぽいのですが、踏み跡もありますし歩く妨げにはなりません。そしてちょっと切り開かれた付近から西に曲がり、少し雰囲気の良くなった尾根を西に歩くと、岸上三等三角点(928.9m)に着きました。2018/08/18にはここから北に降りましたが、今回はさらに西に降りました。南寄りの尾根を西に歩き北に折れると地籍図根三角点がありました。ここからやや急な斜面を少し降りると小屋があり、芦津発電所の水管がありました。管の脇には階段があるので、これを降りました。急な階段ですが手すりもあります。水の管は全く水音はしないのですが冷たく、周囲には水滴がついていました。この管は途中で南向きに曲がり階段もそちらに行っていますが、発電所に降りるわけには行かないのでここから西の植林の尾根を降りました。急斜面ですが踏み跡があって降りやすく、南に向かってからも作業道を辿って降りました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「郷原」です。



2023年8月19日土曜日

県道8号線から登る三辻山

 


これは2009/10/31の「播磨北線19:姫路市最高峰」とほぼ同じコースです。まず県道8号線の水道施設の前で赤い鉄の橋をわたりました。この付近は染河内川が県道と並行して流れており、川を渡れる場所は限られているため、いつもこの橋を利用しています。橋を渡ったら目の前の植林の山を登りました。急斜面ですが植林なのであまり問題なく登れました。標高700m付近まで来て北向きの尾根に乗るとだいぶ楽になり、774m地点の近くで地形図にある林道に出合いました。ここは法面をよじ登って尾根を登り続けました。次の、標高850m付近の林道は法面をよじ登れず、南に歩いて谷に出てから急斜面を登りました。ここはとても急で、木に掴まって登りました。尾根に戻ると楽な道ですが、アシビがやや邪魔でした。そしてアシビよりも笹が多くなってきました。さほど急な斜面ではないのですが、笹の背丈が徐々に伸びてきます。地形図ではこの付近に破線道がありますが、道はありません。山頂付近にはネットもあり、笹の背も高くなって地面が見えなくなりました。笹薮をかき分けて歩くと、巡視路らしいススキの生えた道がありました。このピークには紅白の播磨北線一九鉄塔があり、展望良好です。977mピーク付近には「姫路市最高地点 山名を黒滝とも呼ぶ 標高977m 2007・6・17 姫路・安富山を歩こう会」という札がありました。


ここから東に三辻山へは関電の巡視路があるので楽に歩けます。稜線沿いで風もあるので暑くても大丈夫でした。2009/10/31に広葉樹が固まって生えていた場所は鞍部ですが、いまは広葉樹はありません。地形図ではここには北西側から破線道がありますが、この破線道は登山中に見たように林道としては存在しません。しかし眼の前にある播磨北線二十鉄塔のある山の北側に林道があり、それが南側に回って地形図通りに東に行っていました。ここは楽をしようと思って、その南側の林道を歩くと、東に行ったところで南に降りていく林道と分岐し、それを北寄りに歩くと鞍部で林道は終わっていました。ここは地形図では破線道が鞍部を越えて北に行っている所ですが、林道がないのでまた巡視路に戻って東に登っていき、三辻山の山頂に着きました。小原四等三角点(961.35m)があります。二十鉄塔もそうでしたが、この鉄塔も稜線から南に降りたところに建てられています。展望は良好で、北には暁晴山が見えました(写真)。


下山も2009/10/31と同じく三辻山から北に降りました。これは登山道なので歩きやすくて助かりました。西側下には並行して林道がありました。植林の中に三辻山への道標があり、ここから西に降りると舗装された広域基幹林道雪彦・峰山線に出ました。ここが三辻山の登山口になっています。関電の巡視路もここから登るようになっているのが意外でした。ここは林道を渡って西側の尾根に上がり、また尾根を縦走しました。植林で良い感じです。再び雪彦・峰山線に降りると、2009/10/31とは違って西の林道に入りました。分岐がいくつかあって、とりあえず谷の東側の林道と思って荒れた道を歩くと、地形図通りに終わっていました。ここから急斜面の植林を降りましたが、下には林道があり、谷の向こう側の林道が正解だったようです。林道を越えてまた西に尾根を降りていくと、またすぐ林道がありました。このあと尾根を下ると林道に三回出合いました。出合うたびに法面を降りる方法を探さなければならず、最後は尾根も灌木の藪の急斜面になったので、林道を歩くことにしました。問題なく「あんたのいらん物はわしも、いらん。」という立て札の場所で県道8号線に出ました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「長谷」です。



2023年8月16日水曜日

再び植林で登る生野の八幡山

 


2022/06/12に生野の八幡山に東の植林からダイレクトに登っていますが、今回は別の尾根で登りました。前回同様に神崎北ICFの北で播但自動車道をくぐって側道に入り、南に歩くと、舗装した道が側道から分かれて山に上がっていきます。前回はこの先の尾根を登ったのですが、今回はここで北に折り返す未舗装の林道に入りました。この林道は2回ターンして、北の山に延びて行っていました。目的の尾根は最初にターンしていた尾根なので、植林の急斜面を登って尾根の中央に出て、あとはひたすら登りました。間伐材が横に寝かしてある斜面で、大きな岩はありません。全部が植林ではなく、広葉樹が残っている所や、幅の広い空きスペースが真っ直ぐに上へ伸びている所もありました。地形図でもわかるように標高550m付近からは特に急勾配ですが、植林なので気に掴まらなくても登れました。しかし登り切るとシダと倒木と灌木の藪で、数10m苦労して抜けると、きれいな植林になりました。そして稜線に出ると岩塊流の斜面を西に見ながら北に登り、アセビの藪を抜けて八幡山の山頂に着きました。以前よりも周囲のアシビや木が伸びた感じで、北西の展望がほぼなくなっていました。八幡山三等三角点(775.26m)があります。(写真)


下山は稜線を北に下りました。標高650m付近は植林の急斜面で八幡山への道標がありますが、斜面の道が消えてしまっているので下山にはわかりにくくなっていました。GPSを見て方角を確認して北に降りると、登山道が稜線に上がる地点に出ました。登山道は谷を上がってきますが、台風の次の日で谷は水が多そうだったので、登山道の北の尾根を降りることにしました。この尾根は途中に倒木や灌木の藪もありますし急斜面もありますが、ほぼ全部植林で、ちょっと整備すれば登山道になりそうでした。最後は錆びて半分になったドラム缶があり、その下には道らしいものがありました。しかし林道に降りるところは急斜面の法面を木に掴まって降りる必要がありました。


台風の後で谷を避けた登山でしたが、その目的は達せられました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「生野」です。



2023年8月13日日曜日

大畑から登る岸の谷三角点

 




一昨日に作畑から登ったばかりの岸の谷三角点ですが、今回はちょっと南の大畑から登りました。大畑から越知川東側の道を北上すると南に登っていく林道があります。よく整備された林道だと思ったら、少し登った谷にはモノラックがあって、何やら作業をしているようでした。この付近から北に植林の急斜面を登りました。頑張って登ると、前の上四等三角点(476.59m)が灌木の下に隠れていました。ここから植林の尾根を登りました。真っ直ぐに植林を登るだけですが、ときどき勾配が急になるので休みながら登りました。藪を避けて登ったところもありました。標高750m付近の急斜面を登ると、南からの尾根に合流しましたが、ここは切り開かれてシダ藪でした。ここを抜けて東に歩くと、きれいな植林になりました(写真)。ときどきシダが生えていますが、問題なく歩けました。標高800mから850m付近は、やや急な斜面で、そのあと藪っぽい急斜面を登って、岸の谷四等三角点(922.19m)に着きました。展望良好でした。


岸の谷三角点からは一昨日と同じように藪を突破して多可の天空まで歩きました。稜線に出ると、今日は南に歩きました。さすがに整備された道です。下山に使おうと思っていたのは、少し南から西に分かれている破線道です。930m+ピークは親切なロープがあって南に降りられて、そのあと東への道の分岐があり、迷うことなく南に歩けました。しかし目指していた破線道への分岐は見当たりません。少し南に行ってから植林の斜面を西に下ると、斜面を横切る踏み跡を見つけました。地形図の破線道とは違う場所なのですが、とりあえず歩くと意外と長く続き、結局尾根で終わっていました。ここからは急斜面の植林を降りて破線道を探しましたが見つかりません。しかし下に林道が見えたので植林を降りました。真っ直ぐに降りると高い法面の上に出そうだったので、少し北に寄って谷を降りました。谷沿いの斜面は急でしたがなんとかトラバースして工事中の林道に降りました。おそらく谷沿いに降りたのは正解です。また、尾根を降り始めたときになんとなく北寄りの尾根を降りたのも正解で、尾根の中心を降りると高い法面の上に出ただろうと思います。この林道は「森林基幹道 千ケ峰・三国岳線」で、ちょうど降りた付近の谷の北を削っているところでした。


下山は林道を歩き、途中からは大畑へ降りる林道に移って降りていきました。南山三角点に寄ろうと思って途中の空き地から西に向かいましたが、三角点への尾根は南側が伐採地でネットがあり、日差しがきつそうでした。幸いに北寄りに林道があったのでこれを歩くと頂上の北西で終わっていました。ちょっと斜面を登って、みつけにくい南山四等三角点(569.26m)に着きました。この後は北寄りに降りたかったのですが、人家に降りてしまいそうだったので南寄りの尾根を降りました。急斜面ですが、植林を降りれば問題はなく、最後は南の舗装林道に出て、越知川に出ました。周囲は別荘地帯です。


下山は無理して破線道を探さずにまっすぐ南に多可の天空を歩けば、千ケ峰・三国岳線が尾根を越している地点に出られて、そこから林道を降りればよかったのでした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「生野」です。



2023年8月11日金曜日

作畑から登る岸の谷三角点

 


この三角点は千ヶ峰の南西にあります。越知川上流の作畑から登りました。尾根の先に井根三角点があるので行ってみようと思いましたが、尾根先は畑で山に入りにくそうだったので、千ヶ峰岩風呂コースの林道を少し登って、川を越えた所で植林に入りました。フェンスがありますが扉がありました。べつに植林を登らなくても三角点に行けたのですが、少し登ったほうが歩き易そうだったので、凸凹の植林を登ったり降りたりして行きました。途中に炭焼き窯の跡がありました。鞍部に着くとフェンスがあって扉があり、それを出てから藪の踏み跡を登ると、井根四等三角点(471.63m)がありました。


引き換えして南に尾根を登りました。植林なので楽に登れました。しばらく登ると西側に新しい大きな堰堤が見えました。標高600m付近まで登ると巨大な岩がいくつもありました。巻いて登れますが、なかなか圧巻でした。それを過ぎると植林が続きますが、徐々にアシビが増えてきました。勾配はあまりきつくないので登るのは楽です。そして標高820m付近から尾根の中央に緑の金網が張られていました。古くて邪魔ではないのですが、この付近から尾根上はアシビの藪になり、西側の植林はアシビが生えていないので、植林に少し降りて歩きました。この付近には地籍図根三角点がありました。標高850m付近で金網はなくなりましたが、植林もなくなって藪歩きになりました。標高870m付近にふたたび大岩があり、この先の藪を苦労して登ると、岸の谷四等三角点(922.19m)に着きました。ここは南方面の展望が開けており、瀬戸内海まで見えました(写真)。


岸の谷三角点からは東に藪の斜面を降りますが、鞍部付近は植林です。しかし登りになるとまたアシビが増えて邪魔になりました。前ほどひどい藪ではないので、我慢して歩くと稜線に出ました。多可の天空の一部です。アシビの間の登山道を少し北に歩き、すぐに西寄りの尾根で下山しました。ここも植林ですが最初の標高差50mほどは藪でした。しかしそれを抜けると歩きやすくなりました。ずっと植林が続きます。794m地点付近もきれいな植林でした。尾根の最後では古いネットがあり、杭もあったので尾根の中央ではなく急斜面の東寄りの方向に降りました。最後に林道に出るところには踏み跡があって助かりました。尾根を降り続けるなら、西の谷寄りに降りないと、尾根先は降りられません。あとは林道を歩いて作畑に戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「生野」です。



2023年8月9日水曜日

糸白見から南の山へ

 


鳥取県若桜町の若桜の東にある糸白見からは南西に糸白見川が流れており、2016/08/05には糸白見川から東山(とうせん)に登っています。今回は糸白見の南の山を登ってみました。集落の西はずれから林道があります。植林の中を登っていきますが、最近も伐採が行われているようで、ユンボなどが置いてありました。林道は地形図で見るよりも上まで延びていますが、終点は谷の下なので、植林を西にトラバースして小さな尾根に上がりました。この付近は意外と急な斜面で、灌木も生えているのでちょっと苦戦しました。這いつくばって尾根に上がり、また急な斜面をしばらく登ると徐々に勾配は緩くなりました。植林も自然林になり、841m地点ではアシビが茂っていました。このあとまた急斜面を登り、標高900mを超えた付近は広々して良い感じです。西に歩いて、940m+ピークを過ぎて南に下りになると急斜面の藪で、足元が見えず危険でした。藪を突破すると目の前に林道(糸白見林道)がありました。ここには半壊した波板の小屋がありました。ここから978mピークに上がれば2016/5/7に岩屋堂から東山に登ったときのルートになりますが、まだ標高差は400mもあるので東山には登らず林道を西に歩きました。


しっかりと作られた林道ですが、法面の崩落(写真)、落石や倒木もあり、灌木やシダも生えています。たまに展望もあって氷ノ山が見えました。そして、2016/08/05に登ってきたカーブミラーのところに着きました。ここには糸白見と書かれた丸い板があるので、急斜面ですが安心して降りられました。このあとは登山道で踏み跡のある所もありましたが、藪を避けたりマーキングを辿ったりして尾根から外れてしまったこともありました。最終的には林道が尾根の西側でターンしていたので、そこからは林道で降りました。石垣があって、いまは植林ですがもとは耕作地だったようです。糸白見川を橋で渡って、道路を歩いて糸白見に戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「岩屋堂」です。



2023年8月6日日曜日

南から登る志戸坂三角点

 


岡山・鳥取県境の志戸坂三角点は、2016/09/17に南の影石から登っています。今回はちょっと楽なコースで登りました。登り口は鳥取自動車道があわくらトンネルを抜けて吉野川をこえて笹尾高架橋にかかるところ、また智頭急行が吉野川をこえて志戸坂トンネルに入るところ、そしてまた国道373号線が吉野川をこえるという複雑な場所です。ここに西の塩谷の方に抜ける林道猪之部谷線の入口があり、それを少し入ると真下で智頭急行がトンネルに入っている所に、兵隊さんの顕彰碑があります。この背後の斜面を登って植林に入りました。この植林にはところどころ林道がありますが、とにかく登り続けました。ずっと植林なので問題なく登れました。573mの手前にも林道があり、標高700mの下には林道の終点、上では林道が尾根を横切っていました。この付近から勾配も緩くなり、そのうちに周囲は自然林になりシダが増えてくると、県境の稜線に出ました。この尾根はたまに低いシダが群生している程度で、この付近ではまったく藪がありません。西に少し歩くと志戸坂四等三角点(910.69m)がありました。端の方にあるので見落としそうです。志戸坂山と書いてあった札はほぼ読めなくなっていました。


志戸坂三角点から西に歩くと木がなく展望の良い場所があって、塩谷や西粟倉方面が望めます(写真)が、その手前の尾根を降りました。これは2016/09/17に登ってきた尾根です。古いネットが張ってあるので、それを辿れば間違いありませんが急斜面もあります。ここでも途中に林道がいくつかありました。最後にはネットが消えて周囲は植林になりました。そしてすぐに林道猪之部谷線に出ました。2016年には地形図になかったのですが、今は描かれています。これを歩いて出発点に戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「坂根」です。



2023年8月1日火曜日

太田ダム上部調整池北の932mピーク

 


三角点もなく、山としては地味ですが、太田ダムの上部調整池、つまり大河内発電所の上部の貯水池の北には932mピークがあります。これに北から登ってみようと思い立ちました。起点は長谷ダムの作る下部調整池の北の、川上集落の南の端の付近です。太田ダムへの道がありますが、その南の耕地を登り、フェンスに入口を見つけて植林に入りました。登っていくと徐々に急斜面になり、間伐材などもあって登りやすい植林ではありませんが、木に掴まらなくてもなんとか登れました。標高差200mくらいを登ると少し楽になってきました。尾根上はアシビの藪になっているところもあり、少し下がった所に作業道を見つけて歩いたりもしました。植林でも多少の下草があるので、地面の見えるところを選んで歩きました。標高差500m近くを登り、932mピークに近づくとネットがありました。ネットの中は藪ですが、932mピークはネットの内側なので入口を探して入り、ピーク付近の藪を見てまた出ました。ネットの外も藪っぽいので東に歩き、植林に入って南の上部調整池を目指しました。植林の斜面を降りていくと林道がありましたが、どちらに歩けば下山できるのかわからなかったので、適当に斜面を降りて、確実に下山できそうな林道に出てから林道を歩きました。下っていった先には舗装道路があり、それを横切って上部調整池に出て、しばらく風に当たって休みました(写真)。


下山も932mピーク経由でしたが、まず舗装道路を西に歩きました。どこかに北の山に入る林道はないかと探したのですが見つからず、結局川上の方から登ってくる道路に出ると、東の方向に真っ直ぐ延びる林道らしき道がありました。これを歩き、北に土手のような斜面が現れた付近で藪の中のU字溝を辿って西に歩くと植林に出ました。これを登っていきましたが、途中で2回林道を横切りました。東方向には林道の両側にネットが張られていました。ネットに入ると藪なのでネットの外のいくらかましな藪を歩き、登ってきたときに着いたネットの入口に戻りました。ここからは登りと同じルートで下山しましたが、下山は見通しが効くので歩きやすい場所を選んで降りていきました。そして標高780m付近から東の尾根を降りました。この尾根は障害物もなく歩きやすく、楽に降りていけました。ただ、問題なのは尾根の先はコンクリートの法面になっていることで、ストリートビューで見ると法面の南側の谷にフェンスの扉があったので南の植林の谷に急斜面を降りました。倒木の多い谷で、しかも降りていった付近の北側は谷を下ると崖になってしまうので一旦南に谷を渡り、倒木をたくさんくぐって降りていき、最後はまた北側に戻ってフェンスの扉に到達して道路に出ました。あとで付近を見ると、北側のゆるやかな植林を降りてフェンスに扉を探すのが正解だったようです。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「長谷」です。