2023年2月28日火曜日
瀬戸町の下山・岩尾山・細尾山・孫谷山
藪山度 ★☆☆
地形図は「万富」です。
2023年2月23日木曜日
釜出から山歩きで黒蔵へ
2023/01/15に矢野町榊から北の通信塔の方に登り、廃村黒蔵がソーラーパネルで埋まっているのを確認して来ました。その時は尾根で登って谷を降りてきたのですが、今回は矢野町釜出から山を歩いて黒蔵に行ってみました。まずは黒蔵の八柱神社に向かいました。地形図ではここの裏から急斜面を破線道が上がっていますが、伐採地で歩きにくそうだったので踏み跡を探して楽そうな方向から登りました。結果として南寄りを226mに向かって登ることになりました。かなりの急斜面で、木に掴まって登りました。登り切ると尾根は木が少なくて気持ちの良い場所でした。北に歩いていくと、地形図の破線道付近に東からマーキングの付いた道が上がってきていました。後で気づいたのですが、これはおそらく関電の巡視路です。登り始める前にもっとよく探すべきでした。
この先は標高差200mの登りがあります。道があるので登っていくと、西播線五〇鉄塔がありました。展望があって、播磨道や宝台山が見えます。この先は道はありませんが、障害物はありません。尾根は曲がりくねっていて、時々方向を確認する必要がありました。398mピークは岩がありますが、人工物はありません。なんとなく道らしいものが現れ、シダ藪になったと思ったら、播磨線二二鉄塔に出ました。この先も尾根を歩きましたが道があり、どうやらずっと巡視路だったようです。地形図で破線道が西に曲がっている所の北に、「火の用心」がありました。黒蔵に行こうと思ってさらに北に歩きましたが、標高390m付近で金網に突き当たりました。金網沿いに東に歩いてみましたが、ぐるっと回ったところで大きく金網の下が崩落している所があって、歩けなくなりました(写真)。上を見上げるとソーラーパネルが見えます。結局ここから引き返しました。
下山は巡視路を使いました。地形図の破線道で、整備されています。急斜面を降りると播磨線二一鉄塔があり、さらに降りていくと石積みがあり,水路があって、播磨道の下を水路と一緒に潜りました。この後は舗装道路ですが、金網の扉に突き当たりました。この付近の道路は播磨道の管理道らしく、どこも扉には鍵がかかっています。2007/1/6にはなんとか付近に扉を見つけた記憶があるのですが、今回は見つけられず、結局西側の急斜面を登って尾根に上がりました。この斜面は落ち葉で滑りやすくて、木に掴まって登るのも危険でした。登ってしまえば2023/01/15に登ってきた道なので、南に降りていって出入口から金網を出られました。高速道路は山歩きの敵です。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「二木」です。
2023年2月21日火曜日
五輪塔群から登る白旗山
上郡の白旗山は「落ちない城」なのでどちら側から登っても急斜面のはずですが、それを敢えて登ってみています。今回は西の細野登山口から登山道を使わないで登ってみました。登山口入口から少し歩くと、五輪塔群への分岐があります。こちらへ歩くと、白旗八幡社跡地という明治時代の碑があって、五輪塔のパーツ?がたくさんあります。この先にも道があって、遊歩道として整備されたこともあるようですが、かなり荒れています。道は登っていくようには見えなかったので、尾根の先から登り始めました。ちょっと急斜面を登ると、お堂があって「赤穂郡八十八ヶ所霊場第十番札所 本尊千手観音」となっており、弘化2⃣年の碑がありました(写真)。
ここからは尾根歩きですが、踏み跡もあって歩きやすい尾根が続きます。標高200mを過ぎるとシダが増えてきて、腰くらいの高さになりました。しかし踏み跡は続いており、難なく307mピークに着きました。ここからはしばらく平坦なのですが、また腰くらいの高さのシダが生えています。踏み跡がだいたいあるので、歩くには支障ありません。大きな岩もありますが、巻き道があります。上りになるとシダも減りますが、最後は急斜面なので踏み跡に従って少し北に寄って登っていき、主尾根に上がりました。出てきた場所は土塁の北なので、南に登って三の丸跡から本丸跡に着きました。白旗山一等三角点(439.87m)があり、展望良好です。登り始めて80分ほどでした。
下山は登山道を降りました。二の丸跡を通り、下っていって登り直して岩だらけの櫛橋丸跡に行き、鞍部まで降り、北に谷を降りました。整備されている道ですが岩が多くて歩きにくく、疲れました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「上郡」「二木」です。
2023年2月11日土曜日
巡視路で歩く備前麻宇那の北の山
特に有名な山ではありません。山陽道備前ICの南西、山陽新幹線と岡山ブルーラインの北にある山です。送電線が東西に走っており、航空写真で見ると道がところどころに見えるので、巡視路で縦走できそうだと思って行ってみました。
西から東に縦走しようと思って山並みの西の端の伊里川付近に行って見ましたが、巡視路の標識が見つかりません。しかたなしに尾根の北から雑木林の斜面を登りました。踏み跡があればそれを使い、なければ適当に木に掴まって登りました。標高差50mも登ると中国電力三石線30鉄塔に着きました。眺めの良い場所で西側が開けています。新幹線も見えます。墓石らしいものが三基ありましたが、字はまったく読めません。ここに登ってくる巡視路を探したのですが、よくわかりません。北の採土場の方向への道があり、これなのかも知れません。東へ縦走を開始すると、鉄塔の番号の書いてある「火の用心」があって助かりました。もちろん道もきれいに整備されています。岩のある尾根が続き、展望も良好で、徐々に海が見えるようになります。この付近の鉄塔は最近(平成22年)に建て直されたようで、地形図とは場所が異なっており、三石線31鉄塔は200m+ピークに立っています。ここも広い展望があります。
ここから巡視路は北に降りて、南から入り込んでいる谷のまわりを回り、ちょっと分岐して32鉄塔に行きます。ここも展望があります(写真)。さらに東に行くと少し道は荒れていますが、かつての鉄塔の跡らしい場所(基石はない)を通り、分岐から山頂に登ると33鉄塔です。ここからは山しか見えません。再び巡視路に戻り、東に山を降りて谷に出ました。地形図には破線道がありますが、よくわかりません。降りたところに34鉄塔への「火の用心」があり、斜面を指していますが、道があるようには見えません。急斜面なので流されて消えているのだろうと思って木に掴まって登っていくと、道がありました。シダの間を歩いていくと、34鉄塔に出ました。近くに昭和二十八年度治山事業のコンクリート杭がありました。さらに東に歩いていくと、再び小さな谷に出ました。ここには標識がありません。最初は谷を下る方向に歩いてみましたが、シダの間に踏み跡はあるものの巡視路とは思えません。かと言って正面の斜面は急で上は濃いシダ藪になっています。結局谷を遡ることになりましたが、濡れた岩の上を歩く必要があり、疲れました。しかし谷の流れと並行して道がある場所もあって、こちらが道と確信しました。そして少し歩くと南に登る巡視路がありました。これを登ると分岐があって、分岐から上に鉄塔の基石があり、その先に三石線35鉄塔がありました。
東に巡視路を下ると、再び破線道の描いてある谷に降りました。ここは南の谷沿いに42鉄塔への標識があり、36鉄塔はそのまま東に登るようになっています。ということは、36鉄塔はピストンという意味なのかも知れません。とにかく東に登り、再び鉄塔の基石を過ぎて、東の端の尾根を南に下ると、また基石があってその下に三石線36鉄塔が立っていました。南に展望があって新幹線が走っています。ここから南には巡視路は無いようで、落ち葉の急斜面を木に掴まって降りました。幸いネットなどはなく、墓地に降りられました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「和気」です。
2023年2月4日土曜日
備前の夕立受山
瀬戸内の見晴らしの良いことで知られる海沿いの山です。車で山頂近くまで行けますが、まずは歩いて登ってみました。麓の荒神社の先から車道を離れて地形図の破線道を歩いてみましたが、これは荒れていて藪でした。途中で道も怪しくなって、藪を抜けて車道に出ました。ここは駐車場でトイレと案内図があります。ここからは車道を歩くのかと思っていたら、地形図にはない道を発見しました。登山道としては申し分のない道で、山頂近くに出ることができました。穂波三等三角点(209.25m)と展望台があって、瀬戸内を望むことができます。遊歩道はさらに東に続いており、最初の展望ポイントは木が伸びていて邪魔でしたが、何も標識の無いところをまがる2つ目の展望ポイントは片上大橋がよく見えました。そして193mピークも木が伸びています。ここで遊歩道は終点となっていますが、この先も道があり、それを進むと大きな岩に出て、上がってみると素晴らしい展望です。この日は遠くまでは見えなかったのですが、夕陽は素晴らしいでしょう。
本題はここからです。193mピークまで戻り、尾根を東に歩きました。いきなり藪で、方向も定まりません。灌木、笹、ススキとシダの混ざった藪が続きます。枝を払い除け、笹やススキをかき分け、棘のある枝を避け、シダの塊には突っ込まないように気をつけて歩きました。とても忍耐を必要とする藪でした。たまにちょっと灌木の生えていない場所に出るとほっとしましたが、そこから次の藪のどのあたりに突っ込むかが難しいところで、何度も方向を変えて、時々戻ったりして降りていきました。南寄りは岩が多く、展望もあります。写真はかなり降りた付近でとったものです。1時間ほど行きつ戻りつで藪の斜面を降りると110m+の鞍部に出ました。ここには明確な道がありました。この道は鞍部を過ぎて東に登って行きますが、なぜか北に降りる道は見当たらず、130m+の平坦地に上がりました。ここも木々はやや疎ですが、藪で道は消滅したようでした。道は諦めて北に斜面を下りました。少し下ると人手が入っているような雰囲気になり、段差が作られているようになってきて、石積みで作られた段々畑らしい場所に降りてきました。倒木もあり、畑は沼地の部分も多くて歩きにくく、小さな溜池に出ると半壊した小屋がありました。ここからは道を歩きました。壊れた軽トラックがあり、次の大きな溜池からは歩きやすい道になりました。その下には大きな新しい堰堤が作られていました。道は最初に歩いた車道に繋がっていました。
展望 ★★☆
藪山度 ★★★
地形図は「片上」です。