瀬戸内の見晴らしの良いことで知られる海沿いの山です。車で山頂近くまで行けますが、まずは歩いて登ってみました。麓の荒神社の先から車道を離れて地形図の破線道を歩いてみましたが、これは荒れていて藪でした。途中で道も怪しくなって、藪を抜けて車道に出ました。ここは駐車場でトイレと案内図があります。ここからは車道を歩くのかと思っていたら、地形図にはない道を発見しました。登山道としては申し分のない道で、山頂近くに出ることができました。穂波三等三角点(209.25m)と展望台があって、瀬戸内を望むことができます。遊歩道はさらに東に続いており、最初の展望ポイントは木が伸びていて邪魔でしたが、何も標識の無いところをまがる2つ目の展望ポイントは片上大橋がよく見えました。そして193mピークも木が伸びています。ここで遊歩道は終点となっていますが、この先も道があり、それを進むと大きな岩に出て、上がってみると素晴らしい展望です。この日は遠くまでは見えなかったのですが、夕陽は素晴らしいでしょう。
本題はここからです。193mピークまで戻り、尾根を東に歩きました。いきなり藪で、方向も定まりません。灌木、笹、ススキとシダの混ざった藪が続きます。枝を払い除け、笹やススキをかき分け、棘のある枝を避け、シダの塊には突っ込まないように気をつけて歩きました。とても忍耐を必要とする藪でした。たまにちょっと灌木の生えていない場所に出るとほっとしましたが、そこから次の藪のどのあたりに突っ込むかが難しいところで、何度も方向を変えて、時々戻ったりして降りていきました。南寄りは岩が多く、展望もあります。写真はかなり降りた付近でとったものです。1時間ほど行きつ戻りつで藪の斜面を降りると110m+の鞍部に出ました。ここには明確な道がありました。この道は鞍部を過ぎて東に登って行きますが、なぜか北に降りる道は見当たらず、130m+の平坦地に上がりました。ここも木々はやや疎ですが、藪で道は消滅したようでした。道は諦めて北に斜面を下りました。少し下ると人手が入っているような雰囲気になり、段差が作られているようになってきて、石積みで作られた段々畑らしい場所に降りてきました。倒木もあり、畑は沼地の部分も多くて歩きにくく、小さな溜池に出ると半壊した小屋がありました。ここからは道を歩きました。壊れた軽トラックがあり、次の大きな溜池からは歩きやすい道になりました。その下には大きな新しい堰堤が作られていました。道は最初に歩いた車道に繋がっていました。
展望 ★★☆
藪山度 ★★★
地形図は「片上」です。
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