厳密にいえば岡山市東区瀬戸町と赤磐市の境の山ですが、瀬戸町の北の低山です。西から東に縦走しました。下山への登り口は墓地です。地形図にはない松御前大明神にお参りし、見渡しの良い墓地を登っていくと、登山道がありました。もちろん登りですが、道が良過ぎます。のんびり歩いているうちに標高132mの下山の山頂に気づかず、東に曲がると竹藪になり、壊れた小屋がありました。ここから鞍部に下りですが、周囲は笹薮です。再び登ると中国電力の道標があり、巡視路はここに登ってきていました。そういえば墓地から下山の間にも地形図では送電線が二本あり、航空写真でも一つ送電線の鉄塔があるのですが、気がつきませんでした。道が良すぎたのでしょう。
巡視路なのでますます良い道ですが、標高178mの岩尾山の頂上らしき場所には「奉勤請妙見大士」と刻まれた石碑があり(写真)、巡視路はここから南に降りていきます。その手前の木に道標が掛かっていて、細尾山は北に行くようになっているので、藪に向かいました。藪と言っても木の間隔は広く下草はないので、楽に歩けます。マーキングもあります。一度鞍部に下るとまた南から道があり、登ると道の脇に細尾山四等三角点(184.98m)がありました。そして細尾山の山頂に着き、ここから巡視路を北に行きましたが、巡視路はすぐに西に折れてしまうので、あとはまた木の間隔の広い尾根を歩きました。マーキングもあって、ここも問題なく歩けました。市境が北に折れる所には、木に龍王山と孫谷山への方向が書いてあり、それぞれマーキングがありました。孫谷山への道は良い道とは言えませんがマーキングもあって明快です。ちょっと降りて登ると、東岡山西大寺線46鉄塔がありました。今日はじめての鉄塔です。巡視路は南から来て先は無いようでした。孫谷山への道もあって、これを歩くと標高205mの山頂に着きました。ここでも木に孫谷山と書いたテープが巻きつけられていました。これで4つ目の山頂ですが、どこも展望は無いので感慨がありません。
下山はマーキングのない東の尾根を降りました。最初は笹薮ですが、抜ければ少し荒れた尾根です。広い尾根で方向が定まりませんが、藪というほどでもありません。たまにシダの塊や笹もありますが、避けられる程度です。最後は急斜面になってきて、そこで荒れた道に出会いました。ほぼ斜面に平行な道でしたが、歩いてみることにしました。かなり古そうで、草も生えていれば倒木や笹もあって、まっすぐに斜面を降りたほうが良かったかも知れません。時々消えかかっているのを探して南に歩いていくと、最後は墓地に出てきました。あとは田原用水沿いに歩いて戻りました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「万富」です。
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