上郡の白旗山は「落ちない城」なのでどちら側から登っても急斜面のはずですが、それを敢えて登ってみています。今回は西の細野登山口から登山道を使わないで登ってみました。登山口入口から少し歩くと、五輪塔群への分岐があります。こちらへ歩くと、白旗八幡社跡地という明治時代の碑があって、五輪塔のパーツ?がたくさんあります。この先にも道があって、遊歩道として整備されたこともあるようですが、かなり荒れています。道は登っていくようには見えなかったので、尾根の先から登り始めました。ちょっと急斜面を登ると、お堂があって「赤穂郡八十八ヶ所霊場第十番札所 本尊千手観音」となっており、弘化2⃣年の碑がありました(写真)。
ここからは尾根歩きですが、踏み跡もあって歩きやすい尾根が続きます。標高200mを過ぎるとシダが増えてきて、腰くらいの高さになりました。しかし踏み跡は続いており、難なく307mピークに着きました。ここからはしばらく平坦なのですが、また腰くらいの高さのシダが生えています。踏み跡がだいたいあるので、歩くには支障ありません。大きな岩もありますが、巻き道があります。上りになるとシダも減りますが、最後は急斜面なので踏み跡に従って少し北に寄って登っていき、主尾根に上がりました。出てきた場所は土塁の北なので、南に登って三の丸跡から本丸跡に着きました。白旗山一等三角点(439.87m)があり、展望良好です。登り始めて80分ほどでした。
下山は登山道を降りました。二の丸跡を通り、下っていって登り直して岩だらけの櫛橋丸跡に行き、鞍部まで降り、北に谷を降りました。整備されている道ですが岩が多くて歩きにくく、疲れました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「上郡」「二木」です。
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