2009年1月17日土曜日

福崎の坂戸・福田三角点

福崎の神前山、坂戸山、大師山についてはインターネットにもいくつか記録があり、新しいものもあるのであまり書くことはありません([1],[2])。二之宮神社から送電線の鉄塔(播磨線101)まで登り、尾根伝いに神前山(330mくらい、地形図には何も書かれていないピーク)まで歩きました。松の低木が多いので、枝を手で払うとチクチクして痛いのだけが問題で、歩きやすかったと思います。その先も道があって歩きやすいのですが、西へ降りるところは332mピークの方に行かないように気を付ける必要があります。よく見れば道があるのですが。

その先は鞍部まで降りますが、ここは道が無くなりがちです。北の植林を避けて、少し南側を歩けば鞍部に着きますが、鞍部の北側は伐採されています。この付近は尾根にネットがあり、ネットの南側を歩きましたが、切られた低木が足にひっかかって歩きにくくなっています。下から道が上がってきているので、それを歩いていくと、坂戸山を南に大きく廻って、西側の尾根の下で消えました。植林の作業道のようです。西の尾根から坂戸山に登り返しましたが、この道を歩かずに鞍部からネット沿いに坂戸山に登るのと、どちらが楽かは分かりません。頂上(坂戸三等三角点316m)は展望を楽しめます(写真)。

この後の西の尾根は良い道ですが、松茸山で荷造り用のビニール紐が張ってあり、場所によっては両側に張ってあって尾根道は回廊のようになります。あまり気分の良いものではありません。再び鉄塔があり(播磨線99)、大師山(福田四等三角点278m)に着きます。壊れたパイプ椅子がありました。大柿さんのピンクのプラスチック板が落ちていましたが、2007/12/9となっていました。大柿さんは「福祉大学北町境界から登って」とあるように、変わったルートを取られています。

ここからの下山はビニール紐のおかげで楽で、岩場からの展望が楽しめますが、ゴミもありました。

展望のある楽しめる山歩きです。なお、どちらの三角点も改測となっており、現在は使われていないようです。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆

2009年1月4日日曜日

市川町の谷城から尾根歩き

播但線の甘地と鶴居の間付近に、谷城(永良城)という山城の跡があります。ここから北西に延びる尾根はハイキングコースとして整備されています。軽い山歩きに行ってきました。

市川の支流の振古川沿いに谷という集落があり、そこの大歳神社から登城道があります。良く整備されており、たちまち標高206mの城跡に着きます。立派な城壁があるわけでもないのですが、平坦地が広がり、南に少し展望があります。そしてここからは尾根沿いに遊歩道が延びています。

遊歩道ですので、気楽に歩けます。案内板も整備されており、樹林に関する説明板などもあります。「健康増進具」もあります。展望やぐらからの眺望を楽しむと、道は少し南の斜面沿いになるので、ここは尾根を歩きました。尾根には遊歩道ではありませんが、枯れ枝は切られています。送電線の鉄塔(鶴居支線28)があり、しばらく歩くと遊歩道と合流しますが、ここは峠地蔵と呼ばれる地点で、お地蔵さんがあります。ここからは鶴居方面にも降りられるようです。遊歩道はここで終わりですが、この先の尾根も枯れ枝はちゃんと処理されています。

ちょっと登ると、横倉観音四等三角点(282.69m)があります。ほぼ完全に地中に埋まっていますが、白い杭があるので落ち葉が積もっても発見不可能になることは当面はないでしょう。少し南西のピークにはテレビの共同アンテナがあり、ここの展望は良好です。しかしここで道は終わり、この先の尾根はシダで覆われています。足元が見えないのは困りますが、歩くには困らないので、次の284m地点まではすぐです。この先も少し登りですが、どんどんシダの背が高くなってきます。

尾根を伝うにはここから北に降りなければならないのですが、シダ藪で道がよく分からないので、まず南に尾根を進みました。南側の斜面を見ると比較的背の低い植林で、下草がたくさん生えています。そのまま尾根を南に降りることもできそうでしたが、初心を貫徹しようと尾根を戻り、北に降りる尾根を探しました。頂上付近が藪なので見つけにくいのですが、見つかると割とまともな道で、まっすぐに鞍部の破線道まで降りられました。

破線道は切り通しで、お地蔵さんがあります。鶴居側は、視線より下に高圧線が走っています。南へ降りましたが、地形図にあるように破線道は北西に大回りしています。最初は雑木林で、それから植林になります。実線道に出てくる付近は暗い植林ですが、手入れは良いようです。

遊歩道だけでも十分楽しめますが、物足りない方は2時間ちょっとの山歩きに足を伸ばすのも良いのではないでしょうか。もっと足を伸ばせば、七種山まで尾根は延びています。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆ 前半は皆無です