2022年5月7日土曜日

神河町の越知谷から登った865mピーク

 


山の名前がわかりませんが、これは一昨日(2022/05/05)に根宇野から登った山とほぼ同じです。ただしコースはオーバーラップしません。登り口は越知川沿いの西別橋から西岸側をちょっと入ったところで、地形図では破線道があります。ひどく荒れていますがフェンスがあってそれを抜けると周囲は大岩だらけでした。付近には壊れた家もあります(道路から見えます)。岩を越えて谷を登っていくと、谷の東側に道がありました。道の下の方は岩が流れてきて埋まってしまったようです。登っていくと石垣があり、ちゃんと作られた道でした。さらに登るとトタンの波板で作られた建物の残骸がありました。石垣やウインチがあります。地形図ではこの付近まで北から道があるようです。この上の谷は細く急勾配で、谷の中央を登りましたが、水が少ないのでわりと楽に登れました。登り終わるとまた細い道があり、その上で谷の奥は絶壁の大岩になっていました。これ以上地形図の破線道をたどるのは無理なので、北側の岩の多い尾根を目指しました。急斜面ですが意外と登りやすく、マーキングや杭もありました。標高500m付近まで登ると関電の赤い「火の用心」があって、上が27、南の道が26となっていました。巡視路を探せばこの付近まで楽に登れるかも知れません。巡視路を登っていくと、生野支線二七鉄塔に出ました。北向きの展望は良好です。


ここからはひたすら尾根を登りましたが、植林なので楽でした。705mピークはちょっと藪で神河町地籍調査の地籍調査三角点がありました。この付近からは尾根は自然林ですが北側は植林です。そして一昨日にも来た800m+ピークに着きました。一昨日はここから南に降りたので良かったのですが、今回は西向きの尾根に向かいました。しかしこの尾根は倒木とアシビと棘の生えた灌木(ニガイチゴ)の藪で、歩けたものではありません。結局ネットの倒れているところを探して伐採地側に出て西に歩き、780m+鞍部まで降りて再びネットをまたいで南側に出て、植林を登って830m+ピークに上がりました。2010/09/19に来た時は倒木はあっても藪ではなかったようなので、その後に伐採が行われたようですが、伐採後に植えられた木がビニールの覆いの中で育っており、窮屈そうでした。伐採地なので越知の方向の展望もあります(写真)。


ここからは北側は植林、南は藪っぽい自然林が続きました。865mピークもそんな感じで、気持ちの良い場所でした。さらに西に歩くと下りになって、880m+の鞍部に出てきました。地形図ではここは破線道の十字路ですが、林道は北向きと南向きです。南向きは登っていかずに山の北側に延びています。北向きはすぐに上下に分かれており、下りの方に行きました。地形図の破線道とは全く違って、ミツマタの中をいったん北に降りてから南に降りて、また北向きに戻って、地形図の実線道に降りてきました。ここで地形図を見ると、この道は南は行き止まり、北はほぼ水平に林道に出て、大回りして越知に行けますがひどい大回りです。そこで谷を東に降りることにしました。地形図には破線道がありますがこれは無いようで、谷の北の植林の中を急降下しました。降りた所で谷の南側に道があることがわかり、これを少し歩いて谷を北に渡るとかなりしっかりした道になりました。そしてかつて簡易舗装されたらしい林道を降りました。小さな滝がいくつもある谷で、道沿いに洞窟があったので石仏でもあるかと思って見に行ったら中は不法投棄だらけでした。その後地形図にもある林道に出て、植林の中を歩いて越知谷に降りました。途中では土砂を採取しているようでした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「生野」です。



0 件のコメント: