2022年5月22日日曜日

野々谷から登る大段山

 


一宮町千町の大段山には何回か登っていますが、今回は西の野々谷から登りました。野々谷から東に野々谷川が延びており、大きな新しい堰堤が2つあります。2つ目の堰堤の上の付近で道は南に行ってしまい、川沿いは谷になり道も細くなっていました。そこでここから一気に植林の急斜面を登りました。昭和31年の植樹の碑がありますが、それにしては若い植林でした。急斜面ですが作業道の名残もあり、楽に登れました。ここからずっと尾根歩きです。536m地点を過ぎたあたりで一旦植林は終わりますが、また植林に戻り、その後も何度かこれを繰り返していました。植林はきれいですし、新緑も美しく、急斜面が続きますが木に掴まらないと登れないような所はなく、お勧めの登山コースです。最後の植林が終わったのは標高930m付近で、そこからはアシビの藪を避けて細い木の中を抜けて歩き、960m+まで来ると千町ヶ峰が見えます。そして少し北の林に入ると大段山の山頂で、繁盛二等三角点(966.0m)があります。


下山は2011/06/25に登ってきた方向を目指しましたが、その前に山頂の西側に木の生えていない場所があったので見に行きました。ちょっと変わった雰囲気の場所で、ここだけなぜ木が少ないのか不思議です(写真)。ここを見て、あとは登ってきたコースを戻ればよかったのに西に行ってしまいました。どうせ西に降りるのだからと思っていたのですが、西へ行くと植林に降りてしまいます。登ってきた尾根に戻ろうとすると、間にはアシビの藪があり、ぎっちり生えていて横切れません。なんとかアシビの茂みの端を通って戻りましたが、すぐに西に降りていくことになりました。こちらの方向の尾根は自然林でやや藪っぽいのですが、なだらかです。南側には植林があります。822mピークに急斜面を登り、その西で南に降りるとこの尾根には中央に古いネットがありました。これに沿って歩けば良いのですが、やや邪魔でした。713m地点には大きな岩があり、北側を巻きました。この付近は岩が多く急斜面もあって木に掴まって降りました。そしてやっと植林になり下に平らな谷が見えてきて、急斜面を降りると軽トラックが捨てられていました。ナンバープレートが付いているのが気になりました。ここから谷を降りずに西に歩くと切り開きがありました。これは地形図で草木から戸谷に通じている道で、割りとしっかりしていたのでこれを降りてみることにしました。谷は倒木だらけの所もありますが、道はしっかりしています。途中で別の谷と合流しますが、この付近は道が流されていました。真っ黒な石が印象的でした。それでも徐々に良い道になって、大きな堰堤2つを過ぎて人家に出てきました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「神子畑」です。



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