2022年5月3日火曜日

シャクナゲを見にカヤマチ山

 


青垣町のカヤマチ山には何度か登っていますが、シャクナゲの季節がベストです。今年も行ってみました。今回のルートは前回(2020/05/04)に上った尾根の東側の尾根です。丹波少年自然の家キャンプ場から倉町川沿いに岩屋山への舗装道路を歩くと、山の神の説明板があり、頌徳碑(剣の先生?)があって、地形図ではその先に植林の中に入る道があるはずなのですが、何もないので適当に植林に入ると道があり、尾根の先をまわっています。この尾根先は見上げると非常に急斜面ですが、植林なので作業道の跡が残っていて、意外と楽に登れました。とは言え標高差500mのまっすぐの登りです。404mピークまでは道があり、正しい道を歩いている感じがします。その後は尾根の中央に古いネットがあり、道も続いているようですが、枝が張り出していたりして歩きにくく、しかも非常に急勾配です。落ち葉で滑りながら登り続けて、標高550m付近でいったんネットは終わります。その先は黄色いネットが現れますが、この付近からシャクナゲの花が見られるようになりました(写真)。そのいっぽうでシャクナゲの藪と戦う必要も出てきました。シャクナゲといっても花を咲かせているのは少数で、密集して生えていれば単なる藪です。枝が強くて突破するのに苦労しましたが、標高650m付近の強固な藪を抜けるとシャクナゲの花を楽しみながら少し余裕を持って歩けるようになりました。そして、清住四等三角点(701.24m)に着きました。


ここからは2014/05/17に歩いた縦走路ですが、「走る栄養研究所」というテープがあちこちにあり、マーキングも増えていました。後でわかったのですが、これは「TAMBA 100 アドベンチャートレイル」という昨年11月の催し物のために付けられたものでした。調べるとたしかにこの尾根が区間になっていますが、藪もあって走りにくそうなコースです。途中に「藪漕ぎ区間」の標識が2枚ありましたが、その外のほうが藪っぽい気がしました。レースの日に来なくて良かったと思いつつ、西に縦走し、730m+地点が2020/05/04に、これも藪こぎの末に登ってきた所です。この付近では残念ながらシャクナゲの花は盛りを過ぎた感じでした。西に歩くと岩が増えてきて、たまに展望もあります。そして植林に入って少し登るとカヤマチ山の山頂です。葛野峠二等三角点(748.29m)がありますが展望はありません。


下山はカヤマチ山からまっすぐに北東に降りることにしました。こちらの尾根は植林で藪がないので楽でした。途中から人工らしい窪みが続いていて明らかに道なので、尾根を外れていることを承知でこれを降りました。植林の急斜面を降りるよりは楽だったのですが、ここは尾根を降りるべきでした。この道?は真っ直ぐに斜面を降りていくのでどんどん急になりました。足首の強さを試しているような下山で、とても疲れましたが、最後は炭焼き窯のある谷に降りました。道があって少し降りると堰堤があり、その下で流れを渡る所の橋が数本の古くて細い木を置いただけなので、下をくぐって林道に出ました。あとはターンの所で舗装道路に出て、倉町川沿いに歩いて戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「大名草」です。



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