2023/7/15に波佐利山から下山するときに、大ボウシを通って国道29号線に降りるのは無理と諦めたのですが、地形図をよく見ると登りなら使えそうな尾根があることに気がつきました。いくつか候補があったのですが、とりあえずハサリ川から南に29号線を歩いてみました。すると谷があり、谷の西側は岩がそびえていますが、東側を登ってみるとすぐに植林に出ました。踏み跡かも知れないようなルートがありそれを登りましたが、木の根や草や岩に掴まらないと登れない急斜面でした。それでもなんとか植林までよじ登りましたが、登ってもまだまだ急斜面です。さらに少し登ると岩にワイヤーロープが巻き付けてあり、「国道29号若桜地区防災その2工事」と書いてありました。大岩が国道に落ちていかないよう縛ってあるようです。この大岩を登ると、少し楽になりました。この後は木に掴まって登るところは数か所だったと思います。巨大な岩が邪魔をするようなことはありません。藪もなく、ひたすら自然林の急斜面を登るので登山としては楽しめるのかも知れませんが、地形図で見ると1km以下の距離で標高差500m以上を登っています。標高900m付近で西寄りの尾根に合流するあたりは特に急斜面でした。とにかく2時間ほど休みながら登って、大ボウシの山頂に着きました。大宝三等三角点(1059.06m)があります。2015/05/27には北西の大野から登ってきましたが、自然林がとても気持ち良い山です。西隣のくらますも東隣りの赤谷山もネマガリタケで覆われていますが、この山にはなぜか全く生えていません。(写真)
気持ちの良い尾根を歩いて南に行きました。いくつか野生動物調査用のカメラを見ましたが、私も野生動物なので写っているのでしょう。標高差50m程度のアップダウンがあって、2023/7/15に来た1010m+付近に着きました。その時はここから下山しましたが、今回はもっと南から下山することにして、さらに南に歩きました。ちょっと尾根を行き過ぎてから戻って、974m地点を通り、長い登りの後で1090mピークに出ましたが、ここも気持ちの良い場所です。下山はその南から東に降りる尾根で、最初はとても急ですが、すぐに楽に降りられるようになりました。細尾根もありますが藪は皆無です。どんどん降りて行くと、最後はやや急斜面の植林になりましたが、すぐに林道があって、降りるとハサリ林道の小屋の南に出てきました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「岩屋堂」です。
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