岡山県右手の梶並川沿いにはトムソーヤー冒険村とか、家族で楽しめるレクリエーショ施設がたくさんあります。そんな中を、北の鳥取県との県境の尾根に行ってみました。とりあえずは右手の立木付近から北に延びる道を歩き、東側の尾根に上がりました。ちょっと植林を登れば歩きやすい尾根に上がれます。あとはひたすら尾根歩きで、ときどき地面にいたセミが体当りしてくる以外は問題なく登って行けました。岩場がありますが、巻き道がちゃんとありました。これを過ぎれば津谷山四等三角点(572.01m)です。この先はコンクリートの杭に針金を5本通した境界が続きますが、針金が錆びているのであまり障害にはなりません。尾根はくねくねと曲がりますが、地形図を見て北に行きました。植林が多く歩きやすい尾根です。しばらく歩くと、巨大な関西電力の山崎智頭線七八鉄塔がありました。さらに北に歩くと、地籍図根三角点のある684mピークに着きました。ここからは東方向に歩きました。アップダウンはありますが、県境だけあって歩きやすい尾根です。地形図で破線道が尾根を横切っているところまで来ると、かなり深い切通しがありました。この切通しで切られている県境の尾根は両側で道があり、切通しでバッサリ切られていました。ですから、この切通しは比較的新しいものでしょう。切通しには古そうなお地蔵様がありましたが文字はほとんど読めません(写真)。切通しからは北に尾根の道を歩き、切開きに滑谷三等三角点(732.57m)を見つけました。Google Mapでは「山の神山」となっています(もうすこし北のピークのことかも知れません。
ここから引き返し、切通しを通って684mピークに戻りました。ここで西に進路を取って、県境を歩きました。ここも歩きやすい尾根で、踏み跡もあるようでした。多少のアップダウンはあり、地籍図根三角点も幾つかありました。657mピークを過ぎ、次のピーク付近からは植生が若干変わり、シダも生えています。ここの660m+ピークから南西に降りて640m-の鞍部に来ると、「草の原 古道谷 峠地蔵尊跡」と彫られて石がありました。ここが昔の峠ということで、下山してみようかとも思ったのですが、谷道なのでやめて、坂を登って山崎智頭線八〇鉄塔に行きました。ここからは鉄塔の建設に使ったと思われる道が西に延びていますが、道は歩かず久岳四等三角点(670.5m)に行きました。この付近もシダが茂っています。西に降りると林道津谷線に出ました。峠には宝暦時代の出逢い地蔵があり、これは先程通ってきた所にあったものを移設したようです。林道を降りて下山もできましたが、炎天下なので林を歩こうとさらに西に歩きました。ちょっと登りもありますが県境を歩いて660mピークから南に行き、本谷奥南四等を(682.52m)まで行きました。標石はシダに埋まっていました。
少し引き返して、鳥獣保護区の赤札が地面に落ちているところから東の尾根を下山しました。自然林や植林を歩いて、ちょっと登って636mピークに上がり、東に降りていくと、道を見つけました。これは遊歩道で、倒木などもありますが歩くには困らず、ジグザグに斜面を降りて行きました。階段が作られている所や案内板もあり、「秘密の冒険基地」もあるようで、最後は観察小屋にでてきました。地形図の破線道とは少し違いますが、とにかく同じ地点に降りてきました。あとはキャンプ場の脇を通って下山しました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大背」です。
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