この夏3回目のハサリ川ですが、今回は林道を終点まで歩いて波佐利山に登ってみました。おなじみになった林道を歩きました。分岐点を過ぎ、2023/6/20に赤谷山から降りてきた付近を過ぎると西側の植林がなだらかになり、この付近を下山点に決めました。鍵のかかった小屋があり、タイヤのしっかりした車ならこの付近まで登ってこれるようです。しかしこの先は倒木もあり、谷が分かれている付近では西からの谷の水が溢れて幅広く道路を流れていました。林道はさらに先があり、地形図通りに終わっていました。ここにはバイクがUターンしたらしき跡が残っていました。この先には堰堤があり、「平成14年度 ハサリ国有林 谷止」だそうです。付近を見渡すと、西側の斜面はあまりに急で登れそうもないので、谷を渡って東側の斜面を登りました。最初は木に掴まりながら這いつくばって登る急斜面でしたが、標高差100mほどを登るとやっと木に掴まらずに登れるようになりました。徐々に勾配は緩くなりましたが、県境の尾根までは標高差300mくらい残っています。きれいな自然林で、休みながら登っていき、国道29号線から登り始めて2時間ほどで県境に到達しました(林道歩きがほぼ半分)。ここも気持ちの良い自然林です。
県境の稜線を西に歩きました。少しチシマザサが生えていますが、歩く邪魔になるほどではありません。少し歩いて1087m地点付近に来ると、南の音水渓谷の奥の斜面には木が生えておらず、きれいな草地になっていました(写真)。稜線上も少し草が生えていますが、問題なく気持ちよく歩けました。ちょっと高山という感じの尾根です。アップダウンも少なく、1166mピークから歩いていくと「しそう天空回廊 三室山~戸倉峠ルート」の札があり、宍粟50名山波佐利山に着きました。波左利三等三角点(1191.68m)があります。展望はありません。
ここからは2015/05/27の逆コースで北に向かいました。一旦戻ってから西に分かれ、1100m+鞍部に降りて登り返し、1130m+ピークの「九九」の標石から北に向かいました。この尾根は2015/05/27に大ボウシから歩いて来ましたが、こちらも下草の無い歩きやすい尾根です。植林もありますが、きれいな自然林が続きます。1090mピークの付近もきれいな場所でした。このあと974m地点を過ぎ、ちょっと登って1010m+付近から東に降りました。大ボウシまで行ってしまうとハサリ川や国道29号線に安全に降りられそうな尾根は地形図では見つかりません。この尾根がこの付近では地形図で見ると一番緩やかだったのですが、そうは言っても標高900m付近は木に掴まって降りるような急勾配で、少し南寄りに降りすぎて方向を修正しました。この後は緩やかになり、ちょっとアシビの多い場所もありましたがヤブは全く無く、小屋のある付近に降りてきました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「岩屋堂」です。
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