2023年7月24日月曜日

ちくさ高原を一周

 


梅雨があけて猛暑日が続くので、高原を散歩しようとちくさ高原に出かけました。鍋ケ谷渓谷の県道72号線を走って、道路が川を越える手前の駐車場に車をとめました。ここからススキの間を北に入る道があります。まっすぐ登っていきました。いちおう車の通れる林道で周囲は植林です。たたら製鉄で土を削り取ったあとの地形らしく、変な形に尖った小さなピークがたくさんあります。植林されているので見通しは悪いのですが、不思議な形に削り残されています。林道は東に歩くとススキが増えてきますが、問題なく歩けました。三角点を見に行くために林道から植林に入り、削り残しの尾根を歩きました。削った後なので急斜面が多く、登るとやせ細った尾根の上です。東に歩くと新口三等三角点(794.37m)がありました。


三角点から北に斜面を降りて林道に戻り、少し北に行くと舗装道路に出ました。天児屋のたたらの里につながる道ですが、植林の枝がかなり落ちていて、普通乗用車では走りたくない道です。しかし植林の中を軽快に歩けて、834mピークの西で南に曲がるところから北に一般車通行禁止の道に入りました。この付近も林道の分岐がたくさんありますが、地形図にある道を歩きました。地形も複雑ですがヒカゲノカズラの群生が見られます。915mピークの西では北の林道に向かいました。その後西に曲がった付近で地形図の北に延びる道は舗装道路となってさらに北に行っているようでしたが、西のピークに登りたかったので西向きの道を歩きました。ここにも地形図にない林道があり、それをちょっと南に行ってから西の斜面を登りました。この付近も地形は複雑です。急斜面を一生懸命登るとピークの向こうは繋がっておらず急斜面を下る羽目になったり、ピークを越えるとまた林道があったりと、元気の出ない山登りですが、地形は面白く、削り残した細い尾根がうねうねと続く上を歩くのは楽しいものです。1000m+ピークも、越えると西側は林道がターンしており、ちょっと北に歩けば今度は東から北に林道が通っていました。もっと登って1050m+の小ピークの下にも林道の終点があり、このピークを越えればまた林道が西側でターンしており、さらに1070m+でも南から来た林道の終点がありました。つまり、林道で登れる山です。1078m付近は木も少なく下草もなく、風の涼しい場所でした。


1078mピークからは東側下に林道があるのを見ながら尾根を降りましたが、林道が尾根をよぎる所まで来て、林道を降りることにしました。地形図にはありませんが、東の斜面を曲がりながら降りていき、ちくさ高原の北の実線道に繋がっています。この林道はちくさ高原に向かう舗装道路とクリンソウ群生地の付近で接しており、そこからは東側に林道が2本ありますが、ここは南の山に登りました。この付近も削られた跡らしく意外と急斜面で木に掴まって登りましたが、登れば削り残しの細尾根で西側は崖、東側下方には林道という感じで、植林を歩いて西河内四等三角点(921.59m)に着きました。そのまま尾根を歩いてやや急な斜面を降りていくと、地形図通りに北側に林道がありました。この付近は荒れ気味ですが谷には岩が転がっています。最終的には出発点に戻ろうと東に斜面を降りると、下に林道がありました。法面を降りるのに苦労しましたが、結局林道が東に折り返す地点で降りることができました。折り返したすぐ下が、登り始めた林道でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「西河内」です。



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