2023年4月24日月曜日

中田路から登ったトンガリ山(生野槍)

 


2013/06/22にも同じようなコースで朝来市のトンガリ山に登っていますが、今回は尾根の選択を変えてみました。登り口は中田路の同じ谷なのですが、今回は南向きに登りました。ここは非常に急な斜面で、普通なら登りにくいのですが、中央に張られたネットの残骸があったので、それをロープ代わりにして登りました。木とロープに掴まり、這いつくばって標高差100mほど登ると、だいぶ楽になりました。しかしまだまだ登りが続き、少し平らになってもすぐに急斜面で、なかなかお気楽な山歩きにはなりません。ただし、ひどい藪はありません。なだらかな573mピークは植林で、少し下るとまだまだ長い登り斜面が続きました。たまにツヅジが咲いているのが救いでした。徐々に標高が上がり、750mを過ぎると藪っぽくなりましたが、アシビを避ければ通れました。そして急斜面を一気に登ると、2013/06/22に北から登ってきた尾根に出ました。この合流点は尖ったピークですが、道は登った反対側にあり、南側を下りなので登る必要はありません。南に道を歩くと、岩場になりますが、北に展望があるほか、シャクナゲが咲いていました(写真)。この高度ですから、例年よりもひと月早いと思います。そのまま南に登って行き、最後は道から外れて急斜面を登りました。ここも岩場があって、ようやくトンガリ山の山頂に出ました。プレートに「トンガリ山 生野槍 981.4m」と書いてありました。辻ケ淵三等三角点(981.43m)があります。展望もあります。


下山はまず南東に尾根を歩きました。ここは2010/11/06や2020/10/11にも歩いているお馴染みの尾根です。マーキングがしっかりしていますし、藪はありません。2013/06/22には途中の910m+ピークから北に降りましたが、今回はさらに南東に尾根を歩き、891mピークを過ぎ、最近では2022/12/15に来ているアセビの藪の910m+ピークから北東に降りました。急斜面もあり、ネットもあります。植林を過ぎて堤西四等三角点(692.07m)に着くと、その北を少し下った所で崖になり、三角点まで戻って東に巻きました。10mを超すような崖なので、地形図に反映されていないのが不思議です。この先は尾根の分岐が多く、方角に気をつけて降りました。ネットの張られている所が多くありました。新緑の自然林と手入れの悪い植林の対比が印象的でした。592m地点を過ぎて、北東の558mピークは長く歩いてきた後だったので疲れました。592m付近から西寄りに谷に降りることもできたと思いますが、とりあえず最後まで尾根を歩きました。尾根の先に近づくと西側斜面に道があり、降りられそうだと思って降りていきました。しかしこの付近はしっかりした金網があって出られません。結局尾根の先と金網の間をぐるっと回って、東寄りの田路川の土手まで行って、やっと出入り口を見つけました。尾根から道を使わずまっすぐ北に田路川へ降りるべきでした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「但馬新井」です。



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