2023年4月16日日曜日

三波から登る大路山

 


竹田城の西にある朝来の大路山には2013/11/02に登っています。今回は北の和田山町三波(さんなみ)から登ってみました。三波の集落の手前に三波城趾への看板があります。ここから山の方へ行ってみましたが、この後に城趾への道標は見つけられませんでした。山裾にはしっかりしたフェンスがあり、扉もあちこちあるので開けて入ることもできましたが、登山道を探しても結局見つからず、そのまま集落に入りました。そして、地形図にはありませんがGoogle Mapにある奥村神社に向かいました。フェンスの扉は問題なく開けられて、道を登っていくと奥村神社に着きました。登りたかった尾根は神社の西側なのですが、あいだには小さな川があり、その向こうの尾根は急斜面で登れそうもありません。結局神社の裏から雑木林を登りました。藪はなく、登るに支障はありません。途中で虎臥城大橋がよく見えました。急斜面ですが、じきに目的の尾根とも合流しました。ツツジの花もきれいで、神社から50分ほどで千眼寺三等三角点(603.14m)のある大路山の山頂に着きました。標石の四角は大きく欠けています。山名の札が掛かっていました。


山頂からは2013/11/02と同じく西に縦走しました。密集して生えていることはありませんが、ツツジの花があちこちで咲いていて、楽しめる山歩きでした。同じコバノミツバツツジでも、花の色の濃淡にはかなり違いがあることに気がつきました。アップダウンはありますが、最初の登りよりはずっと楽に歩けました。途中からはネットもあり、徐々に登っていって地籍図根三角点のある650m+ピークに着きました。この付近は地形がややこしくて迷いそうになりましたが、北に植林の急坂を降りました。ここからは朝来市と養父市の境界の尾根です。降りた530m-鞍部は西側に林道がありました。少し登ってから北に歩き、2015/10/10にも来たお地蔵様のある峠に出ました。ここは確かには道が横切っています。ここから北に上ると三角形の石があり、天保時代のものらしく、「右ふ。。」と書いてあるようでした。おもしろいのは「女講中」と書かれていることで、ひょっとすると荷物も背負って藤和に行く女性のための道なのかも知れません。確かに地形図の破線図のように北の562mピークには登らず、東寄りの斜面に道がありました。これを歩いていくと東向きの尾根に出たので、西に登って金属プレートの三波四等三角点(551.42m)に行ってきました。戻って2015/10/10の逆コースで東に尾根を縦走しました。藤和に行く道はどこかで北の谷に降りていったのかも知れませんが、尾根にも踏み跡が続いています。松が密集して通りにくかった場所を巻いて過ぎて、532m地点を通り、間違えやすい分岐に気をつけながら東に歩き、低い松の藪に埋もれかけている金属プレートの南山四等三角点(499.84m)に着きました。付近の斜面には植林もありますが、尾根の上は自然林です。この後も間違いやすい分岐に気をつけて北から東に歩きました。標高が下がるにつれて藪っぽくなりますが、歩きづらいというほどではありません。最後はとんがった322mピークに登ってから南に尾根を歩きました。真っ直ぐ歩くと人家に降りそうだったので東側の植林を降りました。降りるとフェンスがありましたが、扉がたくさんあるので出られました(固定されて開かない扉もありました)。あとは林道で三波の集落に降りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「但馬武田」です。



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