朝来市と宍粟市の境界にある山上庭園は、標高1000m超えの気持ちの良い場所です。これまでは笠杉山や段ヶ峰への通り道として歩いていましたが、杉山に行ったことはあるが登ったことがないのに気がついて、杉山経由で行ってみました。まず千町から幹線林道千町線で杉山の方に行ったのですが、これは昭和23年の古い林道で、細くてすれ違いも難しそうでした。恐る恐る谷を走って、谷の奥に車をとめました。そしてさらに谷の奥に林道を登っていきましたが、登ると新しくて立派な広域基幹林道千町段ヶ峰線に出ました。この林道から杉山に登ろうと思って、尾根の先まで行きましたが法面が高すぎたので、少し戻って谷のところで法面が切れているのを見つけて、そこから急斜面を登りました。最初は木に掴まらなければ登れない斜面でしたが、徐々に緩くなって、標高980m付近の尾根に上がると気持ちの良い山歩きになりました。しかし徐々にアシビが増えてきて、アシビの藪を抜ける必要がありましたが、杉山の山頂付近は木がありません。宍粟50名山のプレートが立っています。
杉山からは北に歩いて、まだ芽が出ている程度の美しい林を抜けて市境に出ると山上庭園に入ります。付近の山々や、遠く播但線方面が見渡せます。山上庭園ではアシビが花をつけており(写真)、葉のない裸のコナラなどもきれいでした。笠杉山方面にすこし降りると道標があって、岩塊流経由の下山道がありました。この道は階段が作られており、ロープが張られていて「貴重な資源を守るためロープ内へは入らないで下さい」と書いてあります。確かに岩がありますが、正直言って上の方では岩はパラパラで、いちばん岩塊流らしいのはクジラ岩より下の、展望台のある付近です。降りてきたところは「杉山どうどう橋登山口」だそうで、千町段ヶ峰線に出ました。バイオトイレがあります。あまりに歩き足りなかったので林道ではなく山を通って出発点に戻りました。ここは2020/06/29の逆コースです。ちょっと歩くとバイオトイレのところから良い道が上がってきて広場で終わっていますが、意図がわかりません。このコースは登山道なので階段や説明板もあり、気持ちよく歩けます。970mピークからはコースを外れて南の尾根に行き、さらに950m+から東に尾根を降りました。この先は徐々に急になりますが、危ないのは最後に林道に降りる所だけでした。車に戻って、帰りは千町段ヶ峰線で千町ヶ峰を巻いて草木川に戻りました。この道のほうが千町線よりもずっと楽でした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「神子畑」です。
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