智頭町の沖ノ山には2回登っています。登山道は東の吉野川上流から登るようになっているようですが、2016/05/14には南の千代川沿いから登り、2018/07/18には北の芦津発電所から登りました。今回も芦津発電所から登りましたが、なるべく林道を利用しようと考えました。発電所から林道を歩くと芦津渓谷の駐車場がありますが、この日はこの付近で道路工事をしていました。この道は意外と交通量が多く、トラックが飛ばしていきます。芦津渓谷への分岐には行かず沖の山トンネルを通ってさらに林道を歩きましたが、道幅が狭くなって交通事故要注意です。中国電力の芦津(発)三滝線の「火の用心」がありましたが、送電線は無いようです。しばらく歩くと新しい林道を作っていましたが、これが案内板にあった林道中ノ津線のようです。しかしそちらには行かず、尾根先を巡って古い林道に入りました。これは地形図にもある林道で、入り口は鎖で塞がれていますし、草が生えていて、荒れ気味です。長い林道でほぼ地形図通りですが、途中からは地形図よりも標高20m程度下に作られていました。
長い林道の終点まで来た所で、尾根を登りました。ここは急斜面ですが、意外と楽に登れました。笹が生えていますが、掴まって登れるので役に立ちました。30分ほど登ると主にシダの生えた草原に出ました。これを突破すると1138mピークで、南側の植林に逃げ込みました。ここからは2018/07/18と同じルートで、尾根の南寄りの植林を歩きました。緩やかな上りで、1266mピークを過ぎて一旦下り、さらに登って1270m+ピークに出ました。ここから沖ノ山まではチシマザサとシダの混ざった藪を歩かなければなりません。この付近では高さはせいぜい腰くらいなのですが、チシマザサは強いのでかき分けるのも大変です。根気よく歩き続けて、中原二等三角点(1317.94m)のある沖ノ山の山頂に着きました。周囲は伐採されていますが笹薮です。
下山も2018/07/18と同じで東に尾根を歩きました。ここもチシマザサとシダの草原(と言えば聞こえが良いが、藪です)が続きます。方向を間違えると背丈より高いチシマザサも生えていますが、尾根の中央を歩くと腰くらいまでです。それでも疲れます。根気よく降りていき、2018/07/18にも見た印象的な枯れ木が見えてきます。このあたりから1240m+ピークは広い伐採地ですが、藪には違いありません。ここで北に、やっとチシマザサの生えていない植林を降りると、林道がありました。これは航空写真にも見えています。2018/07/18と同様に、この林道で下山しました。その頃よりも多少歩きやすくなっていたと思います。芦津渓谷セラピーロードを通って発電所に戻りました。
最初に1.5時間の林道歩き、0.5時間の山登り、0.5時間の植林歩き、山頂前後で1.5時間の笹薮歩き、最後は2.5時間の林道歩きでした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「郷原」です。
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