2022年9月17日土曜日

智頭町山郷の中原・カウネ三角点

 


智頭急行線の山郷駅付近から白坪川と天狗谷川に挟まれた尾根が南に延びています。これを歩いてみました。白坪側沿いから見上げると麓は藪で埋まっており、登りやすそうな所を探すと駅のすぐ向かい付近が楽そうでした。急斜面ですが、草の無い所があって、木につかまってここを登ると植林に出られました。櫓があって下にはサイレンが落ちていました。あとは植林の尾根歩きです。いきなり倒木地帯がありましたが、南に向かうと道もあって、降って登ると中原四等三角点(407.87m)がありました。周囲は伐採されています。この南の390m-鞍部は東西両側から道が上がってきていました。帰りに東側の登り口は確認しました。また登りになり、標高550m付近へはきつい坂でした。登りきってさらに少し登ると601mピークで、ここには智頭町の地籍図根三角点がありました。ここからまた下って登って620m+ピークに出て、曲がりくねって降りていくと、カウネ四等三角点(577.67m)がありました。傾斜した尾根の上にあって周囲は伐採されているのですが、周囲の勾配が急なので木々に囲まれている気分でした。


カウネ三角点の南には地形図では破線道があるのでこれで戻るつもりだったのですが、道はありません。両側とも植林の急斜面です。谷が倒木で埋まっていた時には降りると身動きが取れなくなりそうでしたが、他に選択肢もなく、東の谷に降りてみました。すると堰堤がありました。昭和60年に作られたものです。堰堤は2つありましたが、通り過ぎるには北側の急斜面を歩くしかなく、やや危険でした。2つ目の堰堤の先には南から道がありました。未舗装ですが問題なく歩けました。しかし少し歩くと東側の斜面が大きく崩落しており、土砂や木が川に流れ込んでおり(写真)、しばらくは西側の斜面の倒木とシダの間を歩く羽目になりました。最終的には川を東に渡って南から来ている舗装林道(林道小白坪線)に出て、天狗谷川の清流を見ながら山郷に戻りました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「坂根」です。



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