先日(2015/08/19)も登ったばかりの、植松山の西の山ですが、今度は南から登ってみました。いろいろ調べて登り口は特養施設の上の分譲地の北にある携帯のアンテナ付近にしました。この付近は行ってみると分譲地以外は意外と起伏があります。アンテナの周辺は笹が茂っており、それを東の方へ抜けると荒れた植林でした。植林の中に金網があって、簡単には山に入れません。頑丈な金網ですが、倒木で低くなっている場所があったので、そこを抜けました。更にもう一つ金網がありましたが、こちらはかなり傷んでいたので簡単に抜けられました。ここからは植林を登りましたが、起伏の大きい典型的なかんな流しの跡です。高台に上がったり谷に降りたりしながら登っていくと、そのうちに地形も落ち着いてきて、厳しい登りになりました。周囲は植林が続きますが、倒木もシダもあります。
629m地点は通っていませんが、この上には共同アンテナの残骸がありました。この付近から勾配も緩くなり、登るのは楽になりました。振り返ると南に展望が広がっていました。山の南から登ると頂上までの距離は長く、1029mピークまで、たっぷり2時間かかりました。標識などはありませんが、木に「ピーク1029m」と書いた赤いビニールテープが巻いてありました。ここから最高地点の1109mピークまでは尾根歩きです。尾根上は岩ありアシビありで歩きにくいのですが、ちょっと尾根から下がれば問題無く歩けました。岩が多くて歩きにくい斜面を降りて登り直すと、同じく赤いテープに「ピーク1052m」と書いてある藪っぽい1052mピークでした。それからやや広々した尾根を歩いて、1109m地点に着くと、ここにも木に「ピーク1109m」と書いた赤テープがありました。ただしここは最高地点ではなく、その北はさらに少し登って1110m+となります。この付近から尾根は広々して、植林も自然林もきれいです。さらに北は少し藪っぽくなり、先日登ってきた1150m+の幅広いピークまで行きました。
下山は尾根を引き返しました。降りるときはどう歩いて良いのかわからなかった岩場の斜面が登りだと簡単に道が見つかります。1029mピークまで戻り、西に尾根を降りました。ここは広い尾根ですが、ちょっと降りると小さなピークがあります。その手前はシダと倒木で埋まっており、シダの背は高くないのですが足下の倒木が見えないので、通り抜けるのに苦労しました。ピークに上がれば、植林です。その先は岩もある細い尾根ですが、軽快に降りられました。明地野四等三角点(871.20m)は、尾根上にありますが、特に平らな場所ではなく、斜面上です(写真)。特に迷わずに尾根の西端まで来ると、あとは南に降りましたが、方向が定まらずに苦労しました。長く伸びる枝尾根に乗るには、途中で尾根を乗り換える必要がありました。最初は倒木やシダが多いのですが、徐々にきれいな植林になりました。さらに下っていくと、今度は倒木の多い荒れた植林になり、これを苦労しながら降りると、滝の上に出てきました。腐りかけた橋があり、植林には道もあるのですが、降りる道がありません。結局一度南側に渡り、最初の滝の下まで降りて、また北側に戻り、岩肌を歩いて道路(県道72)に降りました。「いろは滝」と書いてありました。
山の上で遊んでいたので、5時間以上かかりました。地形図で見た印象よりは登りやすい山でした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「西河内」です。
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