2011/5/7や2015/7/20に歩いた福知川上流と草木川上流に挟まれた山をまた歩きたくなって、今回は草木ダムから登ってみました。草木から草木川を少し下流に歩くと、川を渡れる場所があります。草木川のこの付近はダムで水を発電所に放水しているせいか、水が少ないようです。渡ったところにはビニールハウスがあり、ネットが張られていて扉がありました。これは鹿避けだと思って入ったのですが、中には椎茸栽培用の木がたくさん置いてありました。結局またネットから出て、目の前の急斜面の植林を登ろうとしたのですが、余りに急で、結局作業道を尾根の先まで水平に歩いて、尾根の先で尾根に上がりました。ここでもかなり腕の力に頼らざるを得ませんでした。最初からこの尾根の先端にまわってきて登り始めるのが正解と思います。
尾根は倒木が多いのですが下草は少なく藪もなく、楽に歩けました。少し登ると共同アンテナの残骸がありました。この場所で本当に受信できたのか疑問ですが、木にアンテナを縛り付けただけという手作り感が一杯でした。この先も自然林が続き、コナラがきれいです。たまにアシビが藪になりかけている所があり、鹿の食害がひどいようです。ちょっと藪っぽい坂を登ると、左東四等三角点(808.34m)が、かなり地味な場所にありました(写真)。この先は植林が増えてきますが、自然林は相変わらず美しく、アシビもときどき藪を作っています。953mピークは広くて気持ちの良い場所でした。
そして970m+の神河町と一宮町の町界に出ました。ここは2015/7/20に通りましたが、広いピークが五叉路になっていて、間違えやすい場所です。町界を西に歩きましたが、尾根が広くて気持ちが良いのはよいのですが、その分だけ方向が決まらず何度も間違った方向に行きそうになりました。2011/5/7にも2015/7/20にも通った白口三角点への分岐もややこしい場所ですが、曲がらずそのまま西に歩きました。この先は2011/5/7と同じですが、標高900m付近は意外と急な植林で、前回同様迷いかけました。しかしきれいな植林です。ネットのある尾根を歩き、植林を抜けて田ノ小屋四等三角点(671.44m)へ着きました。小さな標石がかなり埋まっていて、最初は三角点なのかどうか迷いました。ここから草木川めざして北の尾根を降りました。倒木の多い尾根ですが、勾配はそんなに急ではありません。最後は岩が増えてきて、大きな岩を避けて少し西側に寄って草木川沿いの林道に降り立ちました。現在草木へは百千家満から急坂の道がありますが、それがなければこの林道が草木と揖保川沿いの福中を繋ぐ生活道路になります。前回歩いたときに比べてずっときれいになっており、ひょっとすると全線開通しているのかも知れません。ただし草木方面に歩いて行くと柵が置いてあり「工事予告 この先 市道 横住線 工事のため8月5日より通行止め」という看板が立っていました。市道とは思えないので使い回しの看板でしょうが、まだ通れないようです。
展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「神子畑」「長谷」です。
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