智頭の野段三角点には南の尾身から2018/07/14に、西の西野から2018/10/21に登りましたが、今回は大呂から林道を使って登りました。丸い形の新大呂発電所の脇の道を登っていくと、太い林道に出ました(最初からこちらを登ってきてもよかったのですが)。この道は中電の芦津線の鉄塔に沿って谷沿いに作られています。航空写真で見るとわかるように、送電線の下は伐採されていますが、道はジグザグです。地形図の通りに北斜面を登っていきました。途中で西に大きくヘアピンカーブしている所は、更に西向きにも道がありました。林道は最後は東に向かって谷から北に下っていましたが、ここには南に登っていく道もありました。南向きを歩くと、荒れ気味でしたが二つの谷の間を登っていき、西に谷を渡っていました。ここの橋は流されていましたが、その後も植林の斜面をジグザグに登り、開けた平らな所で終わっていました。ここも植林で、西側の尾根に行って登ることもできましたが、あまり急斜面ではないので真っ直ぐ登りました。植林なので急斜面も登りやすく、植林も自然林も良い感じで、少し平らになったと思ったら目の前が切通しで林道が走っていました。ここからのルートは2018/10/21と同じで、林道に降りて向かい側の急斜面の法面を草に掴まって登りました。登り切ると南西に展望があり(写真)、自然林の尾根を登って行くと野段三等三角点(999.49m)がありました。
三角点からは林道の法面を避けるために南に尾根を歩いてから林道に降りました。それから下山前に林道の工事がどこまで進んでいるか見に行きました。登りで出くわした切通しを東に過ぎて林道を歩くと、2018/07/14には工事をしていた鞍部に出ました。地形図にはここに解釈の難しい記号が書いてあるのですが、北向きの斜面は木が刈られススキの急斜面になっていました。その下の谷は藪っぽい感じでした。林道はさらに東に延びていました。この林道は中ノ津線で、芦津渓谷の方でも工事が行われており、もう繋がっているのかも知れません。切通しまで戻って2018/10/21の逆コースで下山しました。植林なので歩きやすく、下りなので急斜面もあまり苦になりません。作業道があるのですが、土の上だと滑りやすく、枯れ葉や枝の落ちているところの方が安全でした。場所によっては荷造りテープが張り巡らしてありましたが、松茸山なのでしょうか?802m地点からは細めの尾根もあり、その下には広々した尾根もありました。全部が植林というわけでもなく、自然林もありました。気持ちよく歩けましたが、長い尾根です。途中で2018/10/21のルートと分かれて南に植林を降りましたが、こちらも作業道がありました。ここも植林を降り続け、最後は尾根上に木造の祠がありました。祠の中には木のお札がありましたが、祠の手前には大きな常夜灯の基礎があり、常夜灯の上の部分は地面に置いてありました。文化9年のものです。ここからは参道と思われる細い道を通って斜面を降りて、人家の裏手に出てきました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「郷原」です。
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