2023年9月18日月曜日

北から林道で登る姫路市最高峰

 


姫路市最高峰は2023/8/19に行ったばかりですが、北の染河内川沿いの県道8号線の南側の斜面には航空写真では林道がたくさん見えます。これを使って登ってみようと計画しました。まず県道8号線がカーブしている地点にストリートビューで林道の入口が見えるのでそこに行きました。ここから林道を登ると、すぐに左右に別れています。行きたいのは東方面なので東に行ってみましたが、すぐに終わってしまいました。戻って西に行くと、県道と並行して低い位置に続いており、結局「マイツリィー公園入口 本谷自治会」という札のある林道の入口の近くまで来てしまいました。こちらから登り始めるのが正解だったようですが、ここのゲートは頑丈そうです。西向きに道は続いていましたが、東に登っていく道があったので、そちらに向かいました。落ちていたビールの空き缶を見たら97年製造で、古い林道のようです。この付近の林道は荒れて草が茂っていますが、この先ではミツマタが林道上に密に茂っており、抜けるのが大変でした。ミツマタだけならまだしも、混ざって生えているイバラの枝もあるので、痛い目にあいながらなんとか抜けましたが、その先を東に行くと、この林道も終わっていました。また戻ろうと思ったのですが、ミツマタの藪をまた抜ける元気はなく、航空写真ではこの上に道があることは明らかだったので、尾根を登ることにしました。最初は踏み跡があったようですが、途中からはシダの生えた植林の急斜面を登り、再び林道に出ました。この先の林道歩きは比較的楽で、草は生えていますが道は続いており、尾根をジグザグに登っていく感じでした。航空写真だと植林の中の林道は木に隠れていることがあって、接続がよくわかりませんが、なんとなくそんな感じに見えます。いずれにしてもこの林道は尾根には達しておらず、終わってしまいました。ここは斜面を登るしかないのですが、ここでも踏み跡があるような感じでした。尾根ではなく砂地の斜面ですが、適当に低い木や草が生えており、掴まって登れるので意外と楽に登れました。とは言え足もとは滑りやすく、最後に尾根の植林に入れたときはほっとしました。ここから岡城川北側の尾根まではすぐでした。


尾根に登ると東に歩きました。倒木もあって藪っぽく、古いネットも邪魔ですが、稜線上は風があるので助かりました。徐々に下っていき、735mピークの西の林道の切開きに出ました。ここからは2013/08/17と同じルートで林道を歩きました。この付近は現在の地形図には直線の実線道が二本描かれていますが、このような道はありません。途中に鉄の扉があって通行止めになっていました。反対側には「伊和神社・道の駅播磨一宮方面通行不可」と書いてありましたが、そもそも東側からここに来るほうが大変だと思います。2013/08/17にはここから884mピークに登りましたが、今日はそのまま東に歩きました。途中の谷で林道が大きく崩落していました(写真)。法面の崩落箇所もあります。「播中13」と書かれた巡視路の入口がありましたが、その奥は藪でした。さらに別の白い巡視路の入り口があり黒いプラ階段がありましたが、藪に向かっていました。これらは古いもので、すぐ先に東に登っていく林道への分岐があり、三辻山への道標がありました。こちらに行くと、伐採用と思われる道があるのですが、そちらには行かずにまっすぐ行くと、三辻山への道標がありました。藪っぽい所ですが、これは古い巡視路のようでした。登ると作業道の終点があり(さっきの道の続き?)そこからロープで斜面を登って行くようになっていました。プラ階段が続いており、これも巡視路のようです。これは意外と急な上り道で、最初は植林、それからネットの穴を抜けて背の高いススキの間の道を登りました。登り切ると、こちらへの道標は「阪水林道」となっていました。播磨北線一九鉄塔を尻目に、姫路市最高地点977mに着きました。


下山は少し東に歩いてから尾根を降りました。低くササが茂っていますが植林なのでわりと楽に降りられました。東寄りの谷を目指して降りていきました。急斜面ですが植林なので木に掴まって降りることができました。林道に降りると、西向きに立入禁止の鎖が張ってありました。ここには下向きにも林道があり、これも通行禁止ですが、これを歩きました。整備された林道ですが、一箇所完全に崩落していました。774mピークの周りをぐるっと回って、西向きの尾根を降りました。林道は更に続いていましたが、崩落していました。降りた尾根は最初は滑りやすい斜面でしたがすぐに歩きやすい植林になりました。だいたい植林の斜面を降りればよかったので楽に降りれられましたが、最後は谷のやや上流に出たので、水流を二回渡って鉄の橋に出て県道8号線に出ました。


目的通り林道をたくさん歩きましたが、だから楽だったという印象はありません。航空写真をよく見ると、たしかに林道はマイツリィー公園入口から北西に行ってから折り返して登っているように見えます。東に延びた林道どうしは全く接続していないようでした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「長谷」です。



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