2023年9月14日木曜日

熊部から三辻山

 


姫路市、宍粟市、神河町の境界になっている三辻山には何度か行っており、最近は2023/8/19に北から登りました。地形図を見ると南の熊部からでも登れそうなので、行ってみました。姫路から北に夢前川を遡り、山之内から佐中を通って熊部に行き、集落を抜けると通行止めの扉があります。この先を歩いて、水道施設のある付近で川を渡りました。なんとか飛び越えられました。この先の急斜面は木につかまって登りましたが、踏み跡がときどきありました。斜面には植林もありますが、尾根上は藪っぽい雑木林です。490m+のピークに上がり、急斜面を下ると播磨中央線一五鉄塔があります。巡視路は東側から登ってきていましたが、西側には見つかりませんでした。この後は長い登りが続きます。さほどの急勾配はなく、踏み跡もありましたが、なんとなく藪を避けつつ歩いていたような記憶があります。そして、歩き始めて2時間近くで雪彦峰山林道の明石海峡大橋眺望駅に着きました。確かに明石海峡大橋が見えます。


林道の山側の法面は登れないので少し歩いて谷に入り、植林を登りました。すぐに西から来た林道の終点がありましたがそのまま登り続けました。ここはかなりの急斜面ですが植林なので問題なく登れて、市境の稜線に出ました。東に歩いて宍粟50名山三辻山に着きました。小原四等三角点(961.35m)があり、少し下に紅白の播磨北線二一鉄塔が立っています。展望は良好です。山頂から稜線を東に歩きました。この付近はシダも生えており、やや荒れている感じで、植林が多いので人工的な荒廃に見えました。825mピークから播磨北線二二鉄塔と二三鉄塔を過ぎて倒木の多い植林を抜けて、860m+から南に曲がって植林を降りて林道に出ました。少し林道を歩くと「ため池工事中」で尾根が切り開かれていましたが、これは宮野大池関連の工事らしく、南に向かう尾根は問題なく歩けました。こちらは古いプラスチック階段があります。一旦降りてから急な上りになりますが、この付近はネットがあって邪魔でした。ネットは抜けずに真っ直ぐ登るのが正解のようでした。最後は藪になって、播磨中央線一七鉄塔に出ました。ここは2009/03/21には眺望が素晴らしかったのですが、木が育ったのか現在はさほどではありません。更に登ると柳谷四等三角点(797.5m)がススキの中に隠れていました。高場山です。


ここからは2012/05/27の逆コースで南へ下りましたが、相変わらずかなりの藪でした。西寄りに尾根に沿って古い林道と思われる道があったの歩きましたが、ススキに覆われて歩きにくく、それもすぐに終わってしまって尾根に登り返しました。標高650m付近で尾根を東寄りに曲がりましたが、藪で方向がわからず苦労しました。この後もしばらく下山しましたが、適当な下山路が見当たらず、結局520m+から西に谷を降りました。最初は踏み跡があったのですが、降りて行くと消えてしまい、藪こぎになりました。谷の中心部は急斜面で歩けないので比較的傾斜の緩い西側斜面を降りました。途中にネットが2つありましたが、どちらも壊れていて障害にはなりません。西寄りに藪を斜めに降りると植林に出たので、やっと斜面を降りられました。川の近くに降りると古い林道があったのでこれを北に歩きました。地形図で破線道が東の谷に分岐している所は橋があるのでそこを目指したのですが、ススキやシダが邪魔で足元が見えず、サンショの棘も痛かったので、結局川を渡りました。姫路市の藪山は強敵です。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「長谷」「寺前」です。



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