2023年9月16日土曜日

黒原から登山道で登る三郡山

 


2023/9/2に明延から養父市と宍粟市の市境の尾根を歩いた時に、南の黒原から登山道が整備されていることに気が付きました。国道429号線から黒原に入り、北に行くと途中に「三郡山登山口」という標識があるので、ここから東に歩き始めました。石の多い道で歩きにくいのですが、なぜかジャンパーなどの古着が散乱していました。不法投棄かと思うとそうでもないようで、滑り止めなのかも知れません。両側は背の高いススキで、道がなければ歩けません。そのうちに地形図の林道と同じ場所を歩き始めて、地形図と同じように東の尾根に登るのかと思うと、東の尾根に行く道に分岐する付近には道標がありません。何もなければ真っ直ぐかと思って、背の高い草の生えた林道を歩くと北に向かい、道は広くなり、伐採地に出てきました。展望は良好ですが、この林道は伐採地で終わっていました。道標もなく、登山道を見失ったことは明らかでしたが、目の前は植林なのでそこを登りました。急斜面ですが問題なく登れました。ひとしきり登って標高790m付近に上がるとアシビの藪で、意外と手強く、突破すると地面に黒いケーブルがありました。ここからは広い尾根で、気分良く宍粟市と朝来市の境界の稜線まで上がりました。ここには朝来市の地籍図根三角点と、壊れた共同アンテナがあります。


市境を北に歩きました。ここは2011/12/10に吹雪の中を南下した尾根ですが、今回は風もあって気分良く歩けました。登山道の道標もあります。936mピークを過ぎ、少しアップダウンがあり、神子畑二等三角点(977.48m)に着きました。ここは黒原山だそうです。さらに北にきれいな植林を歩くと、養父市との境界に出ました。昔は何もなかった場所ですが、今は「宍粟別選5名山の三郡山(950m)」の杭が立っています(写真)。三菱の標石は昔のままです。この付近は静かな植林ですが、静かすぎて動物が住めないのかと思いました。下草がなく枝打ちで落ちた枝もないので、動物の食べるものは何もないでしょう。


三郡山からは登山道になっている養父市と宍粟市の境界を西に歩きました。すぐに2023/9/2に北から上がってきた地点を通り、872mピークを過ぎて、2011/12/10に南の谷から登ってきた付近も通り過ぎました。2023/9/2と同様に832mピークから西に行って、登山口の道標のある所まで行って南に尾根を下りました。こちらも植林で問題ありませんが、道標が下山用ではないらしく、方向がよくわかりません。途中の支尾根では曲がらず、真っ直ぐ尾根を下っていくと徐々に東向きになり、最後は木につかまって降りる急斜面になりました。降りた地点は谷川があり、道を間違えたかと思って振り向くと道標がありました。ここが登山道らしいのですが周囲は荒れた植林で、西側の山は伐採されています。水流を二度渡ってその度に道標を見つけて、最後は登山道で林道に出ました。ここからの登山道にはショートコースもあり、おそらくそちらの方が楽だと思います。


さすがに登山道で、3時間強で歩けました。登りに通った登山道は、はおそらく地形図通りに林道を曲がって朝来三角点(奥組山?)経由になっているのでしょう。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「神子畑」「大屋市場」です。



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