2022年7月30日土曜日

ヤマメ茶屋から県境の尾根

 


波賀町戸倉の堀にあるヤマメ茶屋はほぼ廃墟になりつつありますが、氷ノ山登山の入口です。その手前には尾根があります。そこを登ってみました。急斜面の植林でどう取り付くかだいぶ悩みましたが、少し南に回り込んでから尾根の先にトラバース気味に登り、あとは尾根を直登しました。木の根に掴まりながら登るような斜面を、CATVのケーブルに沿って登りました。共同アンテナの残骸を過ぎて、急斜面を登り切れば気持ちの良い自然林で、アップダウンも少なく、非常に快適に歩けました。この付近は植林だと思っていたのですが、斜面の下の方は植林でも、尾根上はコナラ類を主体とした美しい林で、切り開きもあります。少し倒木があったりしますが、広々した場所も多く、最高の尾根歩きでした。なだらかとはいえ登りには違いなく、858mピークを過ぎ、まだまだ気持ちの良い尾根を曲がりつつ登って行って、県境の1073mピークに着きました。歩き始めて80分ほどでした。


県境の尾根は北に歩きました。ここは2016/08/18と2021/05/29に歩いています。「氷ノ山登山道総合案内」では「新ルート(調査中)」となっている尾根です。広い尾根で、西側は伐採地もありますが、自然林の中を歩きました。ときどき枯れたチシマザサの茎が散らばっていて歩きにくいので、場所を選んで歩きました。1182mピークに近づくと東側は平らな植林です。その植林を東に降りました。最初は広々してなだらかで、少し上がってから下るといきなり急斜面になりました。しかし植林なのでなんとか降りられました。降りてきた所は谷が二つに分かれる所で、その二股の間に「坂の谷川 源流地点」と書かれた標識がありました(写真)。ここからしばらく谷の西側を下りましたが、谷幅が狭くなってきた付近で歩きにくくなってきたので、少し無理をして水量の多い川を東側に渡りました。谷の反対側はチシマザサが茂っており、斜面をトラバース気味に歩こうとすると邪魔でした。少し斜面を登って谷に沿って下りましたが、すぐに下に林道が見えました。降りてみるとほぼ終点で、「引原川支流 坂の谷川源流」の道標がありましたが、先程の標識までは道があるとは言えません。林道から見ると下流の方が川を渡るのは楽そうだったので、急いで対岸に渡らなかったほうが良かったのかも知れません。あとは林道を歩いて降りましたが、大回りなので途中で子熊を見た以外は退屈でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「音水湖」です。



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