2021年11月10日水曜日

ヤマメ茶屋から国境の尾根

 


これは氷ノ山の東の尾根です。起点は国道29号線の氷ノ山登山口入口の所で、ヤマメ茶屋という閉まっている店がありますが、その手前から東に入って川を渡り、林道宮ノ後線に入りました。少し歩くと十年三角点への登山口がありましたが、そのまま谷沿いに宮ノ後線を歩きました。倒木もありますがしっかりした林道です。山側は植林です。谷が2つに分かれるところでは北向きに林道がありましたが、この谷は簡単に渡れたので少し西に歩き、炭焼き窯の所から急斜面の自然林を登りました。木に掴まらなくてもなんとか登れる斜面で、標高差100mほどは大変でしたが、登りきれば気持ちの良い尾根でした。最初は自然林ですが、北に歩くと綺麗な植林になりました。さほど急な上りではなく、気持ちよく歩いて主尾根に出ました。ここは今では宍粟市と養父市の市境ですが、かつては播磨と但馬の境の尾根だったそうなので、国境の尾根となります。


ここは2012/09/03に坂ノ谷三角点から歩いてきた逆コースで、多少の倒木がありますが文句のつけようのない尾根です。植林が多く、軽快に歩けました。1080mピークを過ぎ、起伏もあまりありません。徐々にネマガリタケが増えてきたのが気になってきた付近が坂ノ谷三角点から登ってきた尾根で、この付近には北側に林道の折返しがあり、さらにその西に行くと林道が尾根に上がってきました。というわけで、この先は林道歩きとなりました。南側の葉の落ちた自然林と北側の緑の針葉樹の植林のコントラストが見事です。戸倉殿下コース28の札が木に掛かっていました。葉が無いとはいえ美しい林を抜けて林道を登っていくと、広域林道(坂ノ谷林道)に出ました。ここに「国境の駅」の説明板があります。近くには殿下コースの氷ノ山登山口があります。氷ノ山に登る元気は無かったので、黄葉を探しながら時々自動車の通る林道を降りました。下りに2時間かかってしまい、登りとあまり違いません。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「戸倉峠」です。



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