2021年11月6日土曜日

生野の倉谷川から平石山

 


平石山には2011/04/10に西側の川上から、2014/05/03には東の谷から登っています。今回は北側から登ってみました。まずは倉谷川沿いに歩きました。整備された舗装道路です。人家がなくなってからも電線と光ファイバーが続いているので何かと思ったら栃原統合簡易水道浄水場がありました。付近はきれいな植林ですが、石積みがあるので以前は耕作地だったのでしょう。森林管理道倉谷線起点からさらに奥に入りました。南側の川沿いに歩くと、この付近は最近大規模な伐採が行われたようでした。この付近まで歩き始めてから1時間かかりました。


平石山に登るには、この川を渡らねばなりません。幸いに細い川なので靴を濡らさずに渡ることができて、植林を登って支尾根に上がりました。急勾配の自然林ですが木に掴まらなくても登れました。この後はこの尾根を登り続けましたが、植林と自然林が交互に現れ、自然林では時々アシビが生えていて邪魔だった他には障害はありませんでした。しかしとにかく急斜面が続きます。時々少し平らになりますが、長くは続きません。結局標高930m付近まで、標高差400m以上登ってやっと平らになりました。この先は楽な登りと思ったら、ここからはアシビの藪漕ぎとなりました。アシビ以外の灌木もあり、斜面に沿って枝が曲がっているため、ネマガリタケの藪を抜けるのと同じ苦労になりました。北側に降りると楽な所もありましたが、強行突破せざるを得ない場所もありました。標高差50m以上これが続き、標高980mを超えてやっとシダの草原になりました。広範囲に枯れている場所もありました。北に展望があり、達磨ヶ峰、フトウガ峰、段ヶ峰、千町峠を見渡せました(写真)。シダとアシビを抜けて、登山開始から2時間近くかかって平石山の山頂に着きました。プレートが2枚木にかかっています。朽原三等三角点(1061.20m)はちょっと南に離れています。アシビが邪魔で見つけるのに時間がかかりました。


下山は2014/05/03に登ってきた尾根を下山しました。その時もアシビの藪を抜けるのに苦労していますが、今回はアシビが成長したのかもっと苦労しました。また、登りではあまり問題にならないのでしょうが、下りだと正しい尾根を見つけるのが難しく、GPSとコンパスで方向はわかってもアシビの藪が邪魔をしてそちらに歩けなかったりと、かなり苦戦しました。正しい方向に行こうとして、場所によっては登ってきた尾根とあまり違わないような藪漕ぎを強いられました。894mピークも藪ですが、この付近を過ぎるとだいぶ藪が減りました。地形図で見るとわかりにくそうな尾根ですが意外と迷うことはなく、素直に降りられました。途中から道もあって、それに従って降りると、標高650m付近には北側にネットがありました。そして609mピークには2014/05/03には南の尾根から登ってきましたが、それだと大回りになるので今回は北東に急坂を降りました。その後は道があって、それに従って降りていくと東の尾根に向かい、さらに南向きに植林を降りました。結局植林の谷に降りましたが、谷に北側上の方に作業道があり、それを歩きました。谷は岩盤を舐めて流れています。作業道は徐々に谷底から離れて上がっていくので、結局急斜面を谷に降りました。滑りやすい斜面で危険だったので、もっと早めに降りればよかったと思います。降りてきた所は堰堤で、堰堤の西側のネットに沿って降りて墓地に出ましたが、これも危険でした。あとは道を降りて八幡神社に参拝しました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「但馬新井」「神子畑」「長谷」「生野」です。



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