2021年10月2日土曜日

根安川から登る若桜の高山

 


若桜の高山には以前に北の舂米(つくよね)川から登りました。今回は南の根安川の方から登ってみました。国道29号線を鳥取方面に向かい、根安の集落から林道根安舂米線に入りました。集落を抜けると橋のところでネットで道が塞がれていますが、簡単に開けて通れました。舗装された林道を走っていくと、巨大な堰堤があって林道はそこから川の南の山裾を走ります。そして川を北に渡るところで車をとめました。ここまではGoogleストリートビューもあります。ここからさらに川を遡りました。少し歩くと目の前の高いところに橋があります。これは大炊発電所へ向かう水路です。登ってみると水路には蓋がされています。その上を西に歩きました。水路にはときどき中が見えるところがあって、覗くと水流が見えました。大規模な工事です。地形図通りに水路は水平に尾根を回って南に向かっていますが、その尾根の先から登り始めました。


急斜面ですが水路の上には金属ネットが張られていおり、それを固定するためのワイヤーが張ってあります。作業道の名残もあって、木に掴まって登れました。そのあとも急斜面で、木に掴まって登りますが、なかなか楽になりません。まず標高差100m近くを登って一息つきましたが、今度は岩場があります。これを登るとまた少し楽になり、もう木に掴まる必要はありません。しかし勾配は相変わらずきつく、休みながら登り続けました。標高差500m近くを登り、主尾根の916mピークに着きました。


主尾根は楽かと思うと、北にいきなり急斜面があって860m+の鞍部に降ります。そこから登り返す途中に板状の節理のある岩場がありました(写真)。この先は緩い登りが続きますが、植林も自然林も快適です。下草もネマガリダケもありません。ちょこちょこと遠くの山が見えますが展望地はありません。1106m地点は広い平坦地です。ここから西の尾根に向かいました。ここも歩きやすく、快適でした。北の山も見えます。尾根は曲がっているので注意しないと間違えます。1010m+の尾根の先から北に延びる尾根は、前回下山に使いました。この西で南に向かう尾根から西に降りる所は前回も悩んだのですが、少し南に行ってから戻り気味に西に降りるのが正解でした。そして気持ちの良い自然林を抜けると高山の山頂です。林を抜けたシダの手前に田口三等三角点(1032.32m)があります。「若桜高山」の札が置いてあります。


下山は南西の尾根にしました。最初はちょっと急ですが歩きやすい尾根です。植林も自然林も問題なく降りられましたが、登りに使うと急な所もあると思います。下山では尾根を間違えないように気をつける必要があり、950m+ピークもそうですが、特に724mピークに降りる所は北の尾根に行きそうになりました。このあと680m+では南へ行く尾根が倒木でふさがっていましたが、こちらに行かなければなりません。ここは真っ直ぐに降りていけばよいのですが、最後は林道に降りなければならないので一苦労あります。結局尾根の一番先まで降りて、上から林道越しに三角点を見てから西寄りに法面の上を歩き、降りやすそうなところを降りました。この付近には降りられそうな場所はここしかありません。官田口四等三角点(516.17m)は尾根先が切り通しで、その切り取られた先にあります。この林道(林道根安舂米線)は舗装してあり、倒木や土砂も除けてあるので自動車でここまで登ってこられそうでした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「岩屋堂」です。



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