2021年10月27日水曜日

丹波篠山の佐倉から西ヶ嶽

 


長い尾根を歩いてみようと思って選んだのがこのコースです。長いと言っても距離は4kmほどです。登り口は篠山城からまっすぐ北に行った所にある佐倉です。特に道はなさそうなので、道路際から藪に入りました。藪を抜けると荒れた里山ですが、茶の木の群生した谷を渡って尾根の先の急斜面を登りました。登り切るといかにも里山で、倒木があってちょっと歩きにくい感じでした。329mピークを過ぎるとフェンスがありましたが、扉があって通れました。この先は長い尾根ですが起伏も少なく、特に歩きにくい所もありません。植林は無く、自然林で倒木がときどきありました。南斜面ではシダが茂っていましたが、膝くらいまでで踏み跡もあって問題ありません。共同アンテナがあり、その付近から北は道がありました。倒木があって尾根の方が歩きやすい場所もありましたが、だいたい尾根の東側に作られていました。ネットもところどころありましたが古いもので困ることはなかったと思います。展望はあまりありませんが、たまに畑や藤岡ダムが見えました。523mピーク付近は長細い尾根で、尾根が細い場所では道がはっきりしました。これを過ぎて標高520m付近から550mまで急斜面を登り、その後も道があるようで楽に歩けました。標高600m付近は木の間隔が広くて気持ちの良い場所でした。問題はその北で、地形図でわかるように急斜面です。思い切って登ってみましたが、意外と登りやすく、ときどき木に掴まりましたが休みながら登れば思ったよりも楽に登れました。途中からは少し勾配が緩くなりました。登りきった尾根は北側が見える所で、ちょっと東に歩くと西ヶ嶽の山頂でした。北にも南にも展望があります。ここには2019/06/26と2019/08/12に来ています。(写真)


下山は登ってきた斜面を降りました。赤い杭があって、何らかの境界になっているのかも知れません。標高580m付近まで降りて東の尾根に向かいました。こちらにも道があってマーキングもありましたが、ときどき見失いました。地形図では破線道が南北に横切っていますが、道らしいものは見当たりませんでした。この付近はややこしい尾根で、道があって助かりました。特に560m+ピークから南に向かうと道がはっきりして、その南の570m+ピークは西側で巻いて行きました。ここでも倒木があって道は途切れ気味になることもありますが、もともとはずっと繋がっているようでした。ただし幅の細い道で林道は全くありません。道をたどって559mピーク、そして550mピークに着きました。知足に降りる計画だったのでここで尾根を西に曲がりましたが、こちらには道はなく、倒木だらけで歩きにくくなりましたが、藪はありません。一旦下ってから530m+ピークに登り、よく方向を見てから南西の尾根に向かいました。下の尾根が見えないので不安でしたが正しい尾根に乗れて、さらに西に向かいました。340m+付近からは南西に降りなければならなかったのですが、急斜面で方向がわかりにくかったので少し迷いました。この付近の尾根はかなり藪っぽい感じになりました。最後に350m+まで来るとフェンスがありましたが、扉があって、それを抜けて降りていくと、知足の厳島神社に降りられました。ここから県道544丸山南新町線を歩いて佐倉に戻りました。


どことは書きませんが、途中に紐で囲った場所が何箇所かあり、近づくと音を光を発して警告する装置が木につけられていました。道の脇にもあって、何回か鳴らしました。松茸山なのだろうと思います(知足にそのような注意書きの札が立っていました)。動物避けなら意味があるかも知れませんが、これではどこに松茸があるか教えているようなものです。囲いの中を覗いた限りでは松茸は見当たりませんでした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「宮田」です。



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