2020年6月6日土曜日

若桜のソラ山三角点

 



2020/06/03に登った陣鉢山の西にある三角点です。林道があるのは承知の上で、まず来見野神社から登り始めました。神社の後ろの急斜面の植林には右手から左手に向かう作業道の跡があり、それを辿って尾根に上がりました。細い植林の尾根で、登っていくと林道に出ました。林道を歩かずにまっすぐに伐採地の急斜面を登ることもできましたが、林道の状態を見たいので林道を上っていくと、ガードレールのある水平に近い林道に出ました。地形図にもある林道の延長で、諸鹿角谷線です。これを西に歩き、カーブミラーのある三叉路を東に曲がりました。ここに斜面を上がるコンクリートの階段があり、これを登るのも一案でしたが、とにかく東に行ってみると、すぐに林道は終わっていました。しかしその先はちょうど尾根筋なので、ちょっと急斜面を上がって580m+ピークに登りました。自然林がきれいです。その先の611mピークに出ると、南には林道が見えました。そちらには行かず、東に縦走しましたが、鞍部に降りると林道が南側にあって、並走する形になりました。林道のある南側は植林ですが、尾根上や北側は自然林です。林道の終点があってからちょっと植林があります。その先は急斜面になりますが、木に掴まらなくても一歩ずつ登れる程度で、周囲はきれいな自然林なのでゆっくり登りました。登り切ると切り開きに金属プレートのソラ山四等三角点(779.22m)がありました。(写真)


三角点から植林を抜けて細い尾根を歩きました。コナラが主体の自然林ですが、南側は植林になっていました。気持ちよく歩いて807mピークを過ぎると南側の急斜面の下に林道が見えてきました。東に降りていくと、南に林道の三叉路がありました。角谷川の方から上がって来た太い道が東西に分かれていますが、太い道は東に行っています。杭に赤松磯ヶ平線とありましたが、西に行く方の林道でしょう。東に向かう太い林道は尾根を横切ります。その先は作業中だったので植林をショートカットして北に降りて、あとは林道を降りました。途中に伐採した木が積んであり、年輪を数えると樹齢60年から80年くらいでした。この太い道はおそらく諸鹿赤松線というのではないかと思いますが、杭はたいてい林道の分岐に立っていて、どっちの道の名前なのか判然としません。地形図の実線道まで降りて、西に戻りました。これは最初にも歩いた諸鹿角谷線です。起点は諸鹿ですが、角谷川とどうつながるのか興味あります。長い長い林道歩きで、途中にいくつも分岐がありました。ウツギやコガクウツギの花がきれいでした。最後は最初に登ってきた林道を降りました。これは田ノ原線というようですが、これにも分岐がたくさんありました。面白いのは林道それぞれに異なった事業名が付けられていることで、林道を作るにも予算源がいろいろあることがわかりました。公共事業の仕組みが垣間見えます。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「若桜」です。



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