2020年6月27日土曜日

茂谷から登る若桜の遠見峠

 



鳥取県八東町のあちこちで見られる「中国自然歩道扇ノ山~三滝線案内図」によると、八東町の佐崎から若桜に抜けるルートが示されています。これを歩いてみることにして、佐崎に向かいました。県道6号線の脇に登山口があるのですが、駐車場がないので少しあがって佐崎を集落を抜けた所に車をとめました。ここから2018/08/11に降り立った舗装道路を北に歩くと、新らしい林道がある角で自然歩道に合流しました。ここより下の自然歩道も歩けそうでした。この地点からの自然歩道は斜面を横切るので消え気味ですが、歩きにくくはありません。谷の奥を詰めてから舗装道路に上がります。ちょっと舗装道路を歩くと自然歩道は尾根に上がっていきますが、ここは舗装道路を歩いて楽をしようとしてはいけません。上がったところが峠で、お地蔵様があります。(写真)


峠から舗装道路に降りて、そのまま植林に入りました。この付近の自然歩道は木の階段もあって、草で覆われ気味ですが問題なく歩けます。そして再び舗装道路に出て、奥野の集落に入ります。道の両側に不思議なオブジェの置かれている道で、途中で東に行く破線道には「やまみち」と道標に書かれていました。しかし茂谷に向かう道は牧場(?)に突き当たります。付近は不思議なオブジェがたくさん置かれています。建物の手前に右に上がる道があり、これも別の家に入っていきそうでしたが、登ってみると道標があって、これが正解でした。建物の間を抜けて進み、地形図通りの斜面を横切る道があります。尾根を回る所には新しい林道があり、北から来てさらに登っていくようでしたが、自然歩道は少し下りになって植林を横切って行きます。茂谷の集落に出ましたが、ほぼ全部空き家のようでした。ここに中国自然歩道の案内板があります。小畑上神社があります。拝殿はガラス張りですが、本殿は古いものが残っていました。


ここからが遠見峠への登山道です。よく整備されています。最初のうちは両側にガクアジサイが群生して花を付けていました。長い林道歩きが続きますが、最後は谷の奥を回って急斜面を登ります。そしてお地蔵様のある遠見峠に着きました。2016/07/30に遠見山から来ています。その時は若桜の三倉に降りましたが、今回は佐崎に戻らねばならないので、峠から南に歩きました。植林で歩きやすいのですが、標高800mから900mの間が急斜面です。ゆっくり登るとなだらかになって、作業道もあり、美しい植林を登って西浦三等三角点(972.99m)に着きました。ここは2016/08/13に東の弁天山から来ています。その時と同じように南に植林を降りて峠の切通しに出ました。この付近は2016/08/05にも来ていますが、いつ来ても地形図と実際の地形が合わなくて悩みます。今回は切通しから南の斜面を登ると再び林道があり、これを南西に歩きました。2016/08/05に鳴滝山から降りてきた林道への分岐がありますが、そのまま水平に近い林道を歩きました。途中からかなり荒れ気味になりましたが、この先はあまり植林されていないようです。北に枝の間から八東川の付近が垣間見えます。この林道は地形図通りに尾根の上で終わっていますが、これは2018/08/11に降りてきた尾根です。その時と同じように尾根を下りましたが、西側から林道が来ているので、今回は林道で下山してみました。とても歩きやすいのですが、とても大回りで、前回のように尾根をそのまま下ったほうがずっと早かったと思います。ジグザグに谷まで降りるとしっかりした林道になりました。斜面を少しずつ降りて行き、最後は597m地点に出ますが、なかなか県道6号線には合流しません。作業道佐崎線というのが名前のようでした。6号線に出てからは、軽快に下って車に戻りました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「郷原」です。



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