2019年9月15日日曜日

大屋市場の南の山

山名もわからず、三角点も無いのでこんな題名になってしまいました。山頂に登るというより尾根歩きです。登り口は大屋市場の日枝神社で、その裏の植林を登りました。250m+の尾根には溝が2つ刻まれており、かつては見張り台くらいあったかも、と思いました。石仏があるのですが、2つずつペアになっており、片方は四国八十八ヶ所巡りの石仏らしく、近くの多くの村からの寄付で作られたようです。この付近には二組ありましたが、南に尾根を歩くとたくさんあり、270m+でもうひとつの尾根と合流する所は伐採されており、この付近にも石仏がたくさんありました。ここには地籍図根三角点が埋められています。歩きやすい尾根が続き、石仏も続きますが、松茸山につき入山禁止の札もありました。その先も道と石仏は続きますが、倒れていたり、なくなっている物も多いので、修復してあげたくなりました。倒れていた石仏を起こしてみましたが、重たくて腰を痛めそうでした。周囲は自然林も多く、下草は鹿に食べられたのかほとんどありません。そして405mピークに着くと小屋があり、中に4ペアの石仏が置かれていました(写真)。この四国八十八ヶ所巡礼路は多くの方たちに寄付で立てられたようですが、金額が10円単位なので、かなり昔のことのようです。ここは伐採されているため、西の山々が望めます。地籍図根三角点もあります。

405mピークから南の尾根には石仏はありませんが、歩きやすく良い雰囲気です。355m+ピークでいったん尾根は終わりますが、西に鞍部を通って尾根を乗り換えて、さらに南に歩きました。こちらも道のある雰囲気の良い尾根でした。最後は伐採木を乗り越えて林道に出ました。ここでは林道は東に折り返しており、地形図とは少しずれている感じでした。林道を歩いてもよかったのですが、もう少し植林を登り、再び林道に出ました。ここは東に展望があって、御祓山や須留ヶ峰が望めました。このまま登り続ければ和田山(809.1m)に着けますが、今回は林道を西に歩きました。古い林道で倒木やシダが多いのですが、特に山側が大きく崩落している所があって迂回しました。そして次の北向きの尾根への分岐で林道は終わっていました。

下山はこの尾根を歩きましたが、これも幅広く真ん中に溝のある尾根で、倒木が多少ある程度でした。ずんずん降りていくと、この道は標高450m付近の平坦地の前で東に降りていってしまいました。谷に降りて林道親谷線に繋がっているものと思います。尾根はこの後も歩きやすく、標高350m付近にはもう一つ平坦地がありますが、人工的なものはありません。ただ、松茸山の表示はこちらの尾根にもありました。地籍図根三角点のある伐採地を抜けて東側の尾根を降りました。ちょっと急ですが歩きやすい尾根が続きます。尾根の先には水道施設があり、墓地が見えますが急斜面すぎて真っすぐは降りられず、東の植林をジグザグに降りる作業道で下山しました。ネットがあるので一度林道に降りてから害獣避けの扉を開けて瓜原の集落に出ました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大屋市場」です。

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