2019年9月14日土曜日

大名草の松尾三角点

この山は国道427号線で播州トンネルを北に抜けて大名草までの西側にある山です。かなり孤立した山で、どう登ったらよいのか分かりません。どちらを向いても急斜面に見えますが、よく見ると登れそうな尾根があります。特に北端の青垣町大名草から伸びる長い尾根は魅力的なので、これを目指しました。大名草の集落を歩いていると、西の畑に行く道があり、尾根先の斜面に踏み跡が付いていました。植林の作業道のようで、尾根をグイグイと登っていきました。かなり勾配はありますが、植林なので歩きやすい道でした。443m地点付近は少し平坦で植林の間隔が広く、良い感じでした。この付近になると勾配も緩やかで、尾根にはしっかりした幅広の道がありました。道が踏み跡になる付近から急勾配になりましたが、それでも踏み跡があり木に掴まって楽に登れる坂で、山頂の尾根に出ました。少し東に行くと、松尾三等三角点(678.87m)がありました。植林に囲まれて展望はありませんが、南北に風通しの良い場所です(写真)。

山頂からは西に歩きました。少し藪っぽくなりますが、すぐに植林に戻りました。南側は雑木林でも北側は植林のことが多いので、植林側を歩けば楽に歩けます。670m+ピークから南に急斜面を降りて、さらに640m+に登りかえしました。尾根から南に降りて鞍部に行き下島山三角点(558.4m)にでもと思っていたのですが、南斜面は急勾配の雑木林で、尾根を真っ直ぐ歩くと結局鞍部より西側で南に降りることになりました。ここもかなりの急勾配でしたが、降りやすい所を探して木に掴まって降りると、谷の上の平坦地に出ました。地形図で見てもこの南は谷になっています。鞍部に向かうのは無理なので、西に平坦な植林を歩きました。ちょっと木の間隔が迫っていますが、美しい植林です。谷があるのでその西側の尾根を歩きました。少し藪っぽい尾根です。そして550m+ピークに出て、北に尾根を降りました。こちらも植林で、かなり急勾配なので木に掴まって降りました。しかし降りるのに邪魔になるようなものはありません。最後は藪ですが作業道があります。眼下に林道があるのでそちらに降りようと思いましたが、地形図にはない川があり、水量も多かったので、シダの生えた植林の中を通って国道429号線に降りました。この付近は石垣があって以前は畑だったようですが、今は美しい植林です。

孤立していて急斜面に囲まれている山だと思っていたのですが、意外と歩きやすい山でした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大名草」です。

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