2019年9月3日火曜日

大江から登る八頭町の伊呂宇山

伊呂宇山の西には大江川の作る大きな谷があります。この谷の両側の山を歩いてみようという企画です。登り口は大江ですが、少し大江川を遡ると赤倉神社があります。最初は神社の西側斜面から528m地点に向かって登る予定だったのですが、見上げるとひどく急な斜面なので、神社の裏の尾根を登ることにしました。下草がなく木の間隔も広いので登りやすいのですが、なにせ長い尾根です。途中で造林公社の杭のある付近から少し登りやすくなったような気がしましたが、道があるわけではありません。西斜面は植林が多かったようですが、歩いている尾根は雑木林でした。最後は植林から主尾根に出て、2019/07/28と2019/08/04にも来たアシビの中に地籍三角点のある653mピークに行きました。1時間半かかりました。

ここから伊呂宇山までは標高600m台の尾根歩きです。片側だけ植林という所が多く、尾根は広々としています。踏み跡もあります。本谷隧道の上を通りますが、特に何もありません。大江四等三角点(616.61m)付近は切り開かれていて少し展望がありますが、他はほとんど森の中を歩きます。三角点を過ぎると北側下に林道がありました。尾根は急斜面になって、678mピークへ上がりました。この付近から伊呂宇山までは藪や岩があって、ここまでとは大きく様相が変わります。そして、伊呂宇山の山頂に着きました。岩淵三等三角点(696.74m)があり、少し切り開かれています(写真)。夏は枝が邪魔で北側の展望はイマイチです。ここまで3時間かかりました。

伊呂宇山からはさらに東へ歩き、2019/04/28と同じように危険な石垣を降りて峠のお地蔵さんに挨拶し、展望のある八東大内線16鉄塔を過ぎて、ちょっと藪を抜けて南に尾根を登りましたが、この付近は小雨で疲労気味でした。歩きやすいのですが、疲れているとちょっとつらい急斜面が二箇所あり、やっとのことでアシビに囲まれた金属プレートの柿原四等三角点(900.16m)に着きました。休み休みだったため、ここへは伊呂宇山から2時間近くかかってしまいました。

あとは谷の南側の尾根を西に歩いて下山です。こちらは全体に北側よりも歩きにくいという印象でしたが、歩くのに差し支えはありません。尾根は西から北に曲がって谷へ向かいますが、天気も良くなり元気も少し戻ってきたのでさらに西の尾根を歩こうと思って、急斜面を降りました。降りてからの尾根は藪っぽくなりましたが、484m地点から下っていくと植林に出ました。この先の緩やかな尾根には北側に並行して林道がありましたが、分岐で谷の方へ降りて行ってしまいました。その付近からは尾根の北側が伐採されており、歩きにくくなりました。そして、やっとのことで八東大内線28鉄塔に着きました。ここから果樹園の中を通って地形図にある道で下山しました。

全部で7時間以上かかる長丁場でしたが、特に北側の尾根は楽しめました。

「展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「因幡郡家」「郷原」です。

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