知る人の少ない三角点だと思いますが、安室ダムの南側にある山です。平らな山並を歩いてみようと思いました。八保神社のある岡集落の奥に、地形図ではお寺があります。屋根が赤くてなんとなくお寺っぽくない建物なのですが、黙笑禅寺というそうです。裏手は墓地で間違いなくお寺です。ここを登って行きました。今は斜面に木が生えていますが、猪垣があって以前は耕作地だったようです。急斜面に道があり、登って行くと炭焼き窯がありました。その先を見上げると西の方に平地があるので行ってみると、送電線の鉄塔の跡でした。コンクリートの礎石が4つ残っています。ここから尾根伝いに登って、主尾根に出ました。
主尾根は自然林で広々しており、落ち葉を踏んで歩ける絶好の尾根です。しばらく歩くと藪っぽい場所がありましたが、これも鉄塔の跡でした。それを抜けるとまた快適な尾根で、ちょっと藪っぽくなる所もありますが、道もありました。松林があると思ったら、これも鉄塔の跡でした。その次の鉄塔跡は木がなく、北にちょっと行くと安室ダムが見えました。ここからはシダが生えていますが、道はしっかりしています。関電の巡視路だったのでしょう。290m+ピークを過ぎると、尾根を道が横切っていました。この後、三角点に向かって登る所がこのコース唯一の藪で、登るとマサ土で道がありました。この山は全体にマサ土というか赤っぽい砂地が多いようでした。ちょっとまた藪を抜けてピークを歩くと、古畑三等三角点(289.90m)に出ました。落ち葉に埋まっています(写真)。
三角点からは南を目指しました。尾根の先まで行って尾根を降りると、鞍部はちょっと藪っぽいのですが、植林になります。278mピークまで行ってみると、共同アンテナの残骸がありました。東に取って返して尾根を降りました。降りて行くと、南向きの尾根に向かう付近は藪で道はなく、GPSで方向を確認して降りました。少し平らになると歩き易い尾根になりました。144mピークにも共同アンテナの残骸があり、その先の植林を降りると、まったく問題なく墓地に出てきました。大正解の下山でした。
4時間ほど気持良く山を歩きました。そういえば地形図にある山の真ん中の溜池は一度も見えなかったのですが、航空写真で確認すると、確かに存在するようです。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「上郡」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿